良い抹茶とは何か…を突き詰めて考えてみた
最近、自分の中で「良い抹茶」の定義についていろいろ考えることが多くなり、今日はそのことについて、noteにまとめていきます。
後半、マガジン登録者の方には、最近私が飲んで「これはいい抹茶だ…」と感じた抹茶をご紹介します。
今まで自分の中で感じていた「良い抹茶」の定義
抹茶に中学生のときにハマり、そこから様々な抹茶を飲んだり、スイーツとして食べていく中で、良い抹茶はこれだ！という自分の中での判断がありました。
それは、
苦味がなければない方が良い
旨味が強い方が良い
粒子が細かい方が良い
の3つです。
なるべく苦くなくて、出汁みたいな旨味があるものです。
濃茶とかで使われるものは、こう言った特徴のものが多いです。
好き嫌いが分かれるのですが、私はそんな抹茶こそ正義だと思っていました。
価格にすると、ブランドにもよりますが、20gの抹茶缶で2,500円以上のものは、外さないっていうイメージです。
ただ、私は大きく勘違いしていたことがありました。
「苦くなければ、いい抹茶」は間違いだった
苦くなくて、旨味がある抹茶"だけ"が、良いものだと思っていました。
そんな考え方を変えてくれたのは、とある抹茶に出会ってからです。
20gの抹茶缶で価格は900円ほど。(後半ご紹介します)
1,000円以下の抹茶は苦味やえぐみが強くて飲みにくいものが多いイメージだったので、飲む時は緊張しました。
でも、お店の人が
「この抹茶は、ラテにするのにぴったりなんですよ〜」
ってすごいおすすめしてくれたのです。
薄茶で一口。
やっぱり苦い…でも、抹茶を飲んでる実感がすごく湧きます。
そして、ラテにして一口。
え…
おいしい…
めっちゃおいしい！！！
一瞬にして、200mlの抹茶ラテを飲み干してしまいました。
牛乳の中に見え隠れする抹茶の苦味。
でも決して飲みにくいわけではなく、抹茶好きとして飲み心地のいい苦さ。
抹茶から生み出される苦味の成分はいろいろあります。
カテキン
カフェイン
テアニン
コーヒーとかに入っている苦味は「カフェイン」ですよね！
ここの比率がいろいろ組み合わさり、苦味の種類が変化していくのですが、おそらくこのバランスが、私の買った抹茶が絶妙だったのです。
このラテとしての相性抜群の抹茶を飲んだ時に、苦くてもおいしい抹茶があることを知りました。
今、考える「良い抹茶」の定義
今、私が考える「良い抹茶」の定義は、
用途にあった、適材適所で味が出るもの
です。
例えば、今まで私が良い抹茶として定義してきたものは、いわゆるお濃茶や薄茶など、抹茶そのものを楽しむ時限定のものとしてみていました。
だから、苦味や渋みが少なくて、粒子が細かくて、旨味や甘味が強いものがいいなとずっと思ってたのです。
でも、抹茶ラテにした場合、そういう良い抹茶を使うと、ミルクに負けてしまいます。また、スイーツなどで混ぜたり焼いたりする場合も、良い抹茶を使うと風味が飛んでしまうことが多いのです。
多少なりとも、抹茶ラテやスイーツにするときは、「苦味」を期待していて、それを実現してくれるのが、私の中で新しく発見した良い抹茶なのです。
プロのテニスプレイヤーが、野球のプロになれるかって言われたらそうじゃないし、料理うまい人がスイーツ作りもうまいかって言われたらそういうわけじゃない。
抹茶も同じで、そのままで楽しむ場合、ミルクやジュースと混ぜる場合、スイーツにする場合(生菓子と焼き菓子でもちがう)…それぞれの得意分野があり、その分野によって「良い抹茶」が変わってくるのです。
「今までなんて視野が狭かったんだろう…」とこのことに気づいた時改めて思いました。
もちろん、今まで私が感じていた抹茶もいい抹茶です。
苦味がすくなくて、旨味があって、粒子が細かい(ここは変わることはないかも)。
でも、そうじゃないのも場合によっては、すごくいい抹茶だよねということを学びました。
今、自社商品開発だけでなく、他社のスイーツやドリンクの開発から卸まで携わることが増えました。
これからも抹茶オタクとして、いろんな抹茶に触れ合いながら商品やメニューに反映・貢献していきたいです。
いろんな抹茶を飲み続けて、視野を広くしていく
自分の中の良い抹茶の定義が変わったのは、いろんな抹茶を飲み続けていたからでした。
もし途中で「これしか飲まない」と自分の中で決めてしまっていたら、幅が広がらなかったかもなと思います。
これからも、自分の中の「これがベスト」に頼りすぎず、いろんな抹茶を口にして、味覚や知識の幅を広げていきながら、抹茶家として精進していきます！
最後までお読みいただきせんきゅーです！
おすすめの抹茶
ほんのしるし▼
苦いのが苦手な人は、抹茶カプチーノがおすすめ▼
twitterでは、おすすめしたい抹茶スイーツや奮闘記をつぶやいているので、のぞいてみてください！
私がおすすめしたい、最近出会った抹茶3選
そんな、「良い抹茶」の定義を変えてくれた抹茶から、私がおいしい！と最近思った抹茶を指名で紹介します。
ぜひ、いろんな抹茶を楽しんでみたい〜と言う方はご覧ください。
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