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お手伝いさんとの距離感がわからない〜インド8日目〜

まだ家が決まっていないので、同僚の家のゲストルームに居候している。

お手伝いさんがいるので、料理、掃除、洗濯、ありとあらゆる家事をやらずに過ごしている。

日本にいる頃、どれだけお手伝いさんが欲しかったか。
共働きで、仕事が遅くなることも多々あったので割引お惣菜を買いにスーパーへダッシュしたことは何度もある。
そして夫との家事分担。なかなか、うまくいかないから喧嘩の火種になっていた。

外注すればきっと楽になる。そう信じていた。
そしてそれが叶った今新たな問題に直面している。

お手伝いさんとの距離がわからない。

ご飯ができたら呼んでくれる。
食べ終わったら片付けてくれる。
お茶を淹れてくれる。

至れり尽くせりである。夢のような生活。
なぜか、ソワソワする。

あまりにも、ソワソワするので食事をしたお皿を自分で下げたら、
なんかちゃうぞ、という顔をお手伝いさんにされた。

お手伝いさんもプロ意識を持って仕事している。
私だって私の仕事の領域に勝手に入ってこられたらいい思いはしない。
だから彼女たちの仕事の領域へ勝手に踏み込まない方がいいのだと思った。

しかし同時に、どこまでお願いして、任せていいのか、全くわからない。

そして、お礼を伝えるタイミングもわからない。
わからないから永遠のループである。

ご飯を作ってくれてありがとう。
お皿を下げてくれてありがとう。
洗濯物を回してくれてありがとう。

ドライに表現すれば家事を外注するために雇っている存在である。
全ての作業にお礼を言う必要はきっとない。

しかし、同時に家事を誰かに請け負ってもらえることがどれだけありがたいか、今はまだ感覚として残っているので、感覚がある間は、一つ一つの作業にお礼を言ってしまうのだと思う。

ありがとうを言いすぎて困ることはないので、
距離感がわかってしまう前に沢山の感謝を伝えたいと思う。


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