ニワトリを捌かないと唐揚げを作れない〜インド26日目〜
全然投稿しない日々が続いてしまった!
生活するのに必死だった!そして出張でめちゃ忙しかった。
だから今週の土日は家のことをやるぞ!と私は張り切っていた。
そういえば、インドへ来て一度も肉や魚を買っていない!じゃあ初肉屋行くぞ!と意気揚々ドライバーさんと一緒に買い出しへ向かった。
私が住んでいる地域のスーパーは基本加工食品しか売っていないので、
野菜、果物、肉、魚は、それぞれ別のところへ買い出しへ行かなければならない。
街を車で走っていると何軒も肉屋を見るが、大通りからは絶対見えない場所にある肉屋へドライバーさんが連れて行ってくれた。
路地裏の肉屋。停電しているのか、そもそも電気が通っていないのかよくわからないが暗い路地にポツンと肉屋があった。
肉屋と言ってもニワトリがケージに入っていて、その上で肉屋のおっちゃんが包丁で捌いている構造。
何羽必要か?と聞かれ、とりあえず1羽頼んだ。
ケージから生きたニワトリが取り出され、肉屋のおっちゃんは慣れた手つきでニワトリを捌いてくれた。
正直匂いもきついし、ニワトリの解体も楽しく見れるものではない。でも目を背けるのもなんか変な話だなと思い、おっちゃんの捌きをガン見した。とても素早かった。なぜかもののけ姫を思い出した。
解体された鶏の肉は、家に着いた時点でもまだ生温かった。さっきまで生きてたんだもんね。命をいただいているんだね。ありがとうねニワトリさん。
ドライバーさんは「スーパーより(おそらく冷凍のチキンの話)新鮮だぞ!」と笑顔で言っていた。
路地裏の肉屋なので、衛生面はそこそこ。家に帰ってから、私も肉を綺麗に洗う必要があった。日本であれば唐揚げサイズに切られている鶏肉が売っていて、味付けするだけで済むが、今の生活では唐揚げを作るためにまずニワトリを1羽買うことから始まる。ニワトリを買って、解体してもらって、私も家で綺麗に洗って、水回りを綺麗に消毒して、初めて味付け作業に入れる。もちろんニンニクチューブはないのでニンニクの皮剥きから始まる。
きっとビハールでは850円の唐揚げ定食は労働力を考えるとわりに合わない。
ニンニクの皮を剥いて、生姜の皮も剥いて、刻んで、醤油・酒・ごま油で漬け込む。2時間ほど漬け込んだ。
正直揚げる元気がほぼ残っていない中、最後の力を振り絞って唐揚げを揚げた。一口目は美味しかった。というか唐揚げを作れたことに感動して美味しかった。
二口目からは、ちょっと味が薄すぎると思い塩を振って食べた。浅漬けすぎた、醤油もケチらんかったよかった。
ビハールのニワトリはスリムなのか脂身が少ない唐揚げになった。ヘルシーな唐揚げってどないやねん。
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