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何故彼は携帯を持たないのか。薬物依存とひとりのおじさんに焦点を合わせる

おはようございます
この記事は看護師をする中で皆に知ってもらいたいなと思った体験談を交えて話をしていきます。

マサイ族が、携帯を持っていた。
そんな時代にこの豊かな日本で彼は何故スマホを持たないのだろうか、インタビューをしてみました。

結論
『僕はまた携帯を持ったら薬物を入手してしまいそうで怖くてたまらないから、携帯を持っていない』

インタビュー内容
僕は薬物を20代からしてきた。最初は大麻だった。ふとしたきっかけで違法薬物にはまった。

覚醒剤だと知っていてやりました。その時は悪いと分かっていながらも、一回打てば身体的にも精神的にも快楽かあるから、次第に薬物に染められ働けなくなり50歳から生活保護をもらった。

本当にその時が人生で一番辛かった。何をしていても1日中覚醒剤について考えて、保護費では覚醒剤が買えないから、あらゆる手を使ってお金を作った。悪いこともした。

情けなくて、それでも辞められなくて、申し訳ないそんな気持ちもあり、葛藤していた。

ついに警察逮捕され、4年間捕まっていた。
あんな思いは二度としたくないと思う。
出所して今僕はここにいる。
こんなに人様に迷惑をかけてきた人生はない。

信じてくれる人をまた裏切ってしまいそうで苦しい。

今日もずっと薬物について考えてしまいます。
考えない方法はありますか?

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私の感情
自身がドライなのか可哀想だとは思わなかった。
どれだけ働かなくても最低限のセーフティネットがある日本はある意味素晴らしいと感じている。

しかし、薬物依存になるきっかけを与えてしまった社会には問いを投げかけたい。だから今記事を書いています。皆は何を思いますか?

どうしたら更正できるかを考え実行、
第三者で、仕事だからこそ、優しくできるなと思う。

家族について
色んなパターンがあるが、こんなときに家族は相当な被害を受けているから、拒絶する。犯罪者の家族は身元を隠している場合が多い。縁を切っている場合も沢山みてきた。それが悪いとは思わないけれど、ひとつの家族のありかただなと思います。

共存するためには愛と今をみる力
人生やりなおせる!
そんな話を本や、YouTubeでよく聞く
確かにそうかもしれない

だけど、過ちをおかしてきた人を、受け入れ共存できる周りの理解は必要不可欠だと感じた今日この頃。愛でコップが溢れている人だけでいいから、一緒に考えてみませんか?

私生活であまり出会うことのない、
新しい世界の価値観を教えてくれた一人の人間に感謝します。

私は昼休憩にインドカレーを食べながら記事を書き
彼らは、薬物をしたいけれど辞めたい葛藤と1日ずつ戦っている。


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