大好きな故郷市原のまち
私の生まれ育った千葉県市原市
こんにちは!しげのななみです!今月のテーマは『地方創生をめぐる現状と課題』ということで・・・すぐ思い浮かびました。
私の生まれ育った千葉県市原市は、まさにこの写真の通りなんです。"何もない"、"自然豊か"。
今でこそこんな素敵なところなかなかないよなぁ、て思うんですけど、高校生の時は嫌で嫌で仕方がなかったんです。
写真に映っている電車は、小湊鉄道という市内を走る私鉄で、国内で運賃の高い私鉄ランキングでベスト3くらいに入ります。それくらい高いんです。
どれくらい高いかと言いますと・・・
私の最寄駅からJRの駅まで片道710円です。
凄くないですか?笑しかも1時間に1本。乗り換え上手くいかないと、冬の寒空で1時間待ってました。当然終電も早いです。22:57発。
高校までは片道1時間半もかけて通学していたので、毎朝5時半起き、、、だから嫌いだったんです、市原のことが。
大学生になり、一人暮らしをすることができるのがとてつもなく嬉しかったのを、今でも覚えています。
そんな私が、市原市の危機を感じたのは今年の9月のことです。
台風15号による台風被害
皆さんの記憶にも新しいと思います。今年の9月、台風15号が千葉県に上陸し、猛威を奮いました。台風による影響は、昨年の西日本を襲った台風21号を上回ったと言われています。
朝起きた時、電気がつきませんでした。携帯を見たら圏外。両親と共に、車で家の近くを走ってみると、電柱は倒れ、車は飛ばされ、看板もいくつも飛ばされて、小湊鉄道の線路には大木が折れていました。
家の瓦が飛ばされている家もいくつもありました。
台風被害から1ヶ月後、新たな台風接近により再び市原市は被害に遭いました。
その時、いくつもの家にはいまだにビニールシートが覆われてました。復旧できていない状態で、新たな台風被害に遭ってしまったのです。
何故復旧がここまで遅れてしまったのか?
市原市は平成15年をピークに人口減少が著しく進んでいます。
これは市原市の住民基本台帳を基に作成された人口ピラミッドです。若者の数が減少しているのが、見て分かると思います。私のように進学や就職を機に転出する若者が非常に多いのです。
台風被害からの復旧がここまで遅れてしまったのは、若者が少なく、高齢世帯が多かったためなのではないでしょうか。
市原市は京葉工業地域に属しており、第二次産業による就職者は、毎年増加しています。
そのため就職を機に市原市に転入してくる、男性は多いのですが、女性は逆に結婚を機に転出してしまうケースが多いそうです。
女性の数が減少してしまうということは、同時に出生数の減少も生み出してしまうのです。
若者が少ない街がもたらすことは更にあります。
まず、活気がないと地域の方々は思っています。また社会保障関係費等を維持していくための財源が不足し、伝統行事の担い手がいないため、途切れてしまうなどの悲しい事ばかり起きてしまうのです。
市原市を出て都会で大学生活を送っていた私が、何を言ってるんだと思うかもしれません。それでも、自分が生まれ育った場所を守り抜きたいと思いました。
嫌な思いばかりしてきましたが、(今もたまに思う)大好きな市原のために、何ができるのか、考えてみました。
立ち上がろう!若者!頑張ろう!市原市!
まず、市としてどういった取り組みをしてるのか、調べてみました!
これは市原市が打ち出している、人口の将来展望です。
市原市の人口減少は県内ワースト2位と言われていますので、『人口減少に歯止めをかける戦略』を考えているのだと言います。
目指すべき方向性として、
①働く場や雇用の確保・創出
②地域特性や地域資源を捉えた価値の創出
③若者・女性の活躍
④地域人材の活躍
⑤地域への愛着を育む教育
また取り組みとしては、駅周辺のポテンシャルを最大限に発揮する施策を展開、拠点を繋ぐ交通ネットワークを強化、戦略的な広報に取り組む
だそうです。
うーん。もっと市原市の強みを活かした取り組みできないのかなぁ、と考えてみました。
交流人口の特性
市原市の交流人口の中心は、観光入込客という、レクリエーション客のような存在と言われています。市原市での内訳を見てみると、スポーツ・レクリエーションが約7割を占めています。中でも、ゴルフ来訪者の多さが際立っています!
左のグラフは市原市のゴルフ客数、右の表は千葉県内でのゴルフ客数の比較になっています。
そう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
圧倒的に市原市は多いんです!!!
市内のゴルフコースはトップクラスを誇り、プロゴルフツアーも、大抵千葉県でやってるんです(^_^)!
ゴルフなんておじさん臭い、若者が来るのか?
思いますよねぇ、、、私もゴルフなんてお父さんが上手くもならないのに毎週観てるもの、なんてイメージです。笑
しかし、近年私たちと同世代のプロゴルファーがツアー優勝するなど、ゴルフ界でも若者の活躍が著しいんです。
今年の顔といったら、渋野日向子さんですかね。
若者といっても私たちのような世代を引き込むのは、まだまだ時間がかかるかもしれませんが、20代後半〜30代の働き盛りの人を呼び込むことは可能なのでは、と考えました。
ゴルフ場もただ運営していくだけでなく、ツアー前には選手との交流会企画、ゴルフ場でのイベントを増やす等を行なっていくことで、すぐに市原市への転入を目指すのではなく、
『リピーター』を増やしていく作戦です!
リピーターが増えることのメリットは何なのか。
それは、来る度に新たな市原の魅力を伝えることができ、この街で子どもが育ってくれたらな、と思ってくれることではないでしょうか。
特に20代後半〜30代は子育ての世代にもあたると思います。そんな世代がリピーターになれば、ゴルフだけでなく、自然豊かな土地や、昔ながらの街並み、素晴らしい食材に魅了され、移住を決意する要因の一端にでもなってくれるのではないでしょうか。
当然、交通網の整備など、まだまだ課題はありますが、悪いところに目を向け続けるのではなく、市原の持つ強みを活かした取り組みができればよいのではないかと思いました。
市原市にはたくさんの自然が溢れています。その自然や伝統行事を継承していくため、強みであるゴルフ場を活かして、青年世代を増やしていけたらなと、考えてみました。
難しいのはよく分かってるんですけどね、もっともっと市原市の魅力がこれを読んだ誰かに伝わるように、と思い書かせていただきました。
私がこのようにNOTEに投稿するだけでも、少しでも貢献できる気がしたので、今回は我が故郷市原市をテーマに書かせていただきました。
** 皆さんは自分の故郷についてどれくらい知っていますか? **
(市原市公式キャラクター オッサくん)