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プチ⭐︎ホスピタリゼーションの記録②
前回の続きで、検査、手術、入院(日帰り)の手術からの内容となります。
①はこちら。
手術当日(手術まで)
手術当日は、普段のクリニックではなくMount Elizabeth(Orchard)へ。
入り口を間違えてしまい、エントランスでDay-Surgeryのフロアはどこかを確認。別棟だったようで焦りましたが、無事にDay-Surgeryに到着できました。
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自分のIDカードやクリニックから出すように言われた海外医療保険、診断書、手術内容などの書類を出し、新たに記入した書類も。
ここで海外医療保険について聞かれたことの意味がわからず、夫に電話して通訳してもらうという事態が。
医療通訳をつけるかどうかを、前回ローカルクリニックで書く欄がありましたが、英語力に不安がある人は通訳してくれる人と一緒に行くか、医療通訳者をお願いするとより安心かも、と思いました。
私は夫に電話して大まかに通訳してくれたので事なきを得て、自分のベッドへ案内されました。
3台ベッドがありその一番奥の端へ。
ここで今日担当する看護師さんが挨拶に来てくれて、カタコトの日本語と英語を混ぜて話してくれてちょっと安心。
自分の名前、ID番号、生年月日、病状と手術内容は何度か確認されました。
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いよいよ手術
手術着に着替え貴重品をロッカーに入れて、そろそろ手術室に移動しますと、移動式ベッドで手術室へ。
実は初めて全身麻酔の手術をする私、大した手術ではない、とわかってはいるもののベッドで手術室に運ばれている時、「ドラマと同じだ」とか「いよいよだ」と急に緊張してきました。
いざ手術室に入ると、また名前から手術内容までを確認。
酸素マスクを顔に当てられ、ゆっくり呼吸をするように看護師さんに言われる直前にローカルの女医さんが手術室到着。
「体調どう?」と聞かれたので少しお腹が緩いかも、と応えると
「大丈夫よ、問題ないから安心してね」と言われました。
その後、麻酔をそろそろするね「Good night ⚫︎⚫︎さん」と言われて、「はいおやすみなさい」と返事。
これですぐ眠っちゃうのかな、と考えた次の瞬間にはもう「無事に終わりましたよ⚫︎⚫︎さん」と声をかけられました。所要時間は1時間ほど。
初めての全身麻酔の体験は、周りから聞いていた通りよく眠れるし、面白いほど手術が一瞬のことのようですが、少しだけ術中にドクターやナースが話しているような記憶があるようなないような。。。不思議で貴重な体験をしたと思います。
術後の過ごし方
手術後、移動ベッドで自分の病室に移動。
移動中にかろうじて廊下にかかっている時計で12時を確認し、次に病室で目が覚めたのは14時でした。
手術前に選んで看護師の人にお願いしていたランチがベッド足元の備え付けテーブルに置かれていることに気づき、約15時間ぶりの食事。お腹は意外に空いてなかったですが、選んだお粥が美味しくて沁みました。
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食べている最中に看護師さんが見にきてくれ、「トイレに行く時に呼んでね。自分1人でトイレに行こうと思わないで」と。
なのに、ナースコールを何度か鳴らしてもすぐに来てくれず。
もし急ぎだったら少し不安になるなと思う約5分後に、もう一度コールしたら少しして来てくれました。
そこで手術着から自分の服に着替え、用を足して、特に問題なさそうだったら受付に寄って帰宅していいよと言われました。
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受付では、追加の支払いがないので帰宅してくださいとのこと。長くベッドに滞在すると、追加の支払いが発生するのではとドキドキしていましたが、心配だったらその点もきちんと聞いたら良かったな、と後から思いました。
驚くほど呆気なく終わり、そのまま帰宅。
術後の経過もよく、おかげさまで何事もなかったかのように元気に過ごしています。
今回の体験を経て感じたこと
初めて手術をするとなったときは少し驚き心配しましたが、日本の先生からもこちらのローカルの先生からも「その部分を取ってしまえば大丈夫。大きい手術じゃなくて簡単な手術だよ」と何度も言ってくれたことが不安を取っ払ってくれました。
実際本当に簡単な手術でしたが、検診をしていたからこそ早期に発見できたのであって、日本で再検査をしようと思わなければそのまま有耶無耶にしていただろうと思います。
検診後もし、再検査項目があったらすぐに受診することが大事だと改めて実感しました。
もしこれがもっと重い結果だったら、かなり広範囲に広がっていたらどうしていただろうと思うとやはり怖い。
また保険が適応できるかどうかを確認することも大事で、自分の持っている海外医療保険がどこまで適応してくれるかは、クリニックにかかる前に聞いておいた方がいいと思いました。
そして何より健康第一、を自分の体をもってまざまざと実感。
日々色々な壁にぶち当たったりするけど、周囲の人に感謝したり、乗り越えてこられた自分の体を労わろうとしたり、当たり前のことが当たり前じゃないと思ったり。
手術はしないに越したことはないけど、大事なことに気づくきっかけになったのも事実です。
今回のことを通して、再発しないよう私もより自分の体を労りたいと思います。