18きっぷと三江線の旅:江津~仁万~石見銀山~出雲市へ
三次始発の三江線で終点の江津まで来て、到着したのも束の間、そのまま石見銀山を目指し、乗り換えです。
江津から仁万までは30分くらい。
さあ、出雲市行きのワンマンに乗ります。
グッバイ、三江線・・・
石見銀山へは大田市駅と仁万駅からバスが出ているようでした。ガイドブックなどには大田市駅からのものの情報の掲載が主で、仁万からのものについてはあまり情報がありません。若干不安になりながらも、江津方面からだと仁万を経由して大田市に行く形になる(太田市まで行くと移動した分を戻ってくることになりロスになる)ので、とりあえず仁万を目指すことにしました。
仁万駅に着く前には海沿いを走ります。
到着。本当にバスがあるのか不安だったので、車掌さんに伺ってみるも、「大田市からならバスは出ているけれども仁万からはわからない」とのこと。
一応、ネットでこのような情報を得ていたのですが・・・やっぱり不安。
なかなか確証が得られないものの、ここまで来たら仕方ないと下車。その後、駅員さんに伺うと、駅の外に待っているバスが目的のものだろうと教えてくださったので一安心。
駅の外に出てバスの運転手さんにも確認がとれたので、出発までの間、少し辺りの散歩をしたり、駅員さんとお話をしたりしました。
駅の近くを流れていた川。
駅員さんに、来る途中で海沿いを走っていたけれどもと、海のことを伺うと、隣(江津寄り)の馬路駅が海岸に近い、また、その辺りの琴ヶ浜は鳴り砂で有名だということでした。興味がわいてきたので、夕方ごろ銀山から戻ってきた後に行けるだろうかと伺うと、電車の本数が少なく17時ごろのが出た後は19時前までないので、もし行くのであれば17時ごろのに乗れるように戻ってきたほうがいいだろう、でも今日はこの後雨が降るらしいから・・・とのこと。お天気が悪かったら仕方がないけれども、できれば行きたいなーなんて思いながら、ぼちぼち銀山へ出発。
バスは昔の代官所跡のあたりに停まります。
そんなこんなで街歩き開始。なかなか風情のある街並みです。
かわいい郵便局。
途中でおやつを購入。
こんな御菓子も買いました。
外に出たらだいぶ雲行きがあやしいことに気付きました・・・せっかく来たのだから山の間歩のほうにも行ってみたいんだけどなあ・・・と思いつつ、とりあえず直進。
ごま豆腐が有名なお店で、ごま豆腐を頂きました。
南禅寺のものなど、これまで味噌で食べるタイプのものをよく食べてきたのですが、こちらはわさび醤油で頂くということでした。ご主人が独学で作り上げた味だそうで、おいしかったです。
お店を出た頃には夕立のような激しい雨が・・・
ずぶ濡れになりながらも、結局間歩まで行きました。
入り口。
中はひんやりしていました。洞窟好きには堪らない雰囲気です。
入るときにちょうど運よくガイドさんがいらしたので、ここが鉱脈で、こんな風に掘り進めて・・・などという話を伺いながら回れたのも良かったです。
いい感じの苔。
雨がやまないかな~と、しばらく中でねばっていたのですが、全然やむ気配がないので、仕方なく外へ出ました。
・・・ら、何とサワガニ(?)を発見。かわいい。
石見銀山は緑が深くてお散歩にもよいところだと思います。
雨が降っていなかったらもっと楽しめたのになあ。
入れない間歩もあります。
山の中を歩いて駅のほうまで戻ります。
色んなところに間歩がある。
これは製錬所跡。
疲れたのでお団子を食べて一休み。
お団子を食べたらおなかがすいてしまったので(中途半端な時間に間歩のほうへ行ってしまったので、お昼を食べ損ねていた)
お蕎麦も食べました。せっかく島根にいるのだから出雲そばだよね。
だいぶ街中まで戻って来られたので、バス停まであと一息です。(しかし海岸に行く電車に間に合うバスはもう行ってしまった・・・)
あとちょっと、あとちょっと・・・
半端な時間にバス停に着いてしまったので、もうちょっと先のお寺を見に行ったり
パン屋さんで買ったチーズプレッツェルを食べたりしてぼんやりバスを待ちました。
そういえばバスの写真を撮るの、忘れちゃったな。バスは行きも帰りも同じ運転手さんでした。
ちなみにこれは石見銀山から仁万駅へ行くバスの時刻表です。
駅に着いて、駅員さんに、遅くなってしまったんで海岸に行けなくなっちゃいました、なんて話をしたら「今日はこの雨だし砂浜も鳴らない、また今度遊びに来てね」などと言われて、いつの間にかそれにバスの運転手さんも加わって、「もし海を見たかったら、大田市行きの電車に乗る時に、あいていたら進行方向に向かって左側の座席に座るといい、そうすると窓から海が見える」なんてアドバイスをくださったりして、何だか和やかな雰囲気で電車を待つことができました。
来た来た。
バスの運転手さんに言われたように左側から海が見えました。
トンネル。
そんなこんなで暮れ行く海を見ながら大田市を経て、出雲市に到着しました。