BBC取材を妨害する中国人(=車暴走現場)
中国南部・広東省珠海で11日夜に起きた車の暴走事件を取材していたBBC特派員が妨害行為を受けました。
スティーヴン・マクドネル
BBC中国特派員
BBC取材を妨害する中国人
BBCのスティーヴン・マクドネル中国特派員が、事件現場となったスポーツ施設の前でリポートしていたところ、男性に体をつかまれ、押されるなどして妨害されました。
男性は「撮影をやめろ、今すぐ立ち去れ」などと叫び、カメラを振り払おうとしました。
男性が何者かは不明。
今回のような事件が中国で起きると、現地の中国共産党幹部はしばしば、人を集め、激怒する地元住民のふりをさせるます。そして、外国人記者を妨害し、報道させないようにします。
スティーヴン・マクドネル
BBC中国特派員
珠海スポーツセンター車暴走事件
珠海スポーツセンター暴走事件とは、
2024年11月11日19時48分頃、中国広東省珠海市香洲区の珠海スポーツセンターで発生した重大かつ悪質な故意による傷害事件を指します。この事件では、ファンという姓の62歳の男性が車を運転してスポーツセンターに進入し、屋外の陸上トラックを無差別に走り回って群衆に衝突し、多数の死傷者を出した。この事件では11月13日早朝の時点で35人が死亡、43人が負傷した。
関連コメント
シー・ゾンハン氏(カリフォルニア大学サンディエゴ校)
内需が弱まり、不動産バブルが崩壊すると、ほとんどの家庭の富が減少し、必然的に多くの無差別襲撃事件が生じるだろうとコメントした。
政治学者ソン・ウェンディ氏(オーストラリア国立大学)
中国経済の低迷により同国の政治制度の正当性が必然的に弱まるだろうと述べた。