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西側再編とマクロン仏大統領発言

(西側諸国の中央銀行が大量のお札を印刷し、
米ドルの信用が低下している現在、)

マクロン氏の発言に、イスラエルのネタニヤフ首相は強く反発しています。

2024年10月6日
パリ/エルサレム / ロイター



マクロン仏大統領の『ガザで使用の武器禁輸』

フランスのマクロン大統領は10月5日、パレスチナ自治区ガザで使用される武器について、紛争の政治的解決に向けた取り組みの一環として、イスラエルへの輸出を停止すべきとの考えを示しました。

イスラエルのネタニヤフ首相は強く反発し、マクロン氏やイスラエルへの武器禁輸を求める他の西側首脳は「恥ずべきだ」と非難。「イスラエルは彼らの支援があろうとなかろうと勝利する」と述べました。

マクロン氏は仏ラジオで、優先事項は「政治的解決に戻り、ガザでの戦闘に使用される武器を停止することだ。フランスは出荷していない」と発言。

また「紛争拡大の回避がわれわれの優先事項だ。レバノンの人々が犠牲になってはならない。レバノンがもう一つのガザになってはならない」と述べました。

2024年10月6日
パリ/エルサレム / ロイター

石破総理の“アジア版NATO”反応は?

ASEAN関連首脳会議で外交デビュー

AFP通信の記者 「彼(石破総理)のことをよく知りませんが、真面目そうに見えますね」

一方、波紋を広げているのが、石破総理がかねて創設に意欲を示してきた、多国間による安全保障体制「アジア版NATO」です。

AFP通信の記者 「(アジア版NATOは)国際政治を大きく揺るがすだろう。世界にさらなる紛争をもたらすものであり、賢明だとは思わない。NATOとロシアの関係を見れば分かるでしょう」

ASEANの外交筋からは、「地政学的なリスクが大きく、非常にデリケートな問題だ」と慎重な声も。

2024/10/1
TBS NEWS DIG Powered by JNN

オーストラリアから見た『西欧再編』

歴史作家 ジェフ・リッチ氏
(オーストラリアの左派メディアの報道は逆差別)

「(オーストラリアには、)フランスのマクロン大統領の態度に非常に懐疑的な人がいるようです。
しかし、マクロン氏が常に興味深い人物であることを示しているのかもしれません。彼はヨーロッパの主権、アメリカからの独立、そして有能な欧州連合という考えを表明してきました。

「フランスには多くのムスリム・コミュニティがあり、
それが左派メディアの偏向報道に対するフランスの反応であり、
フランスがアメリカから少し距離を置く反映かもしれません。」

2024/10/12

ジェフ・リッチ氏
(マクロン発言は日本の新首相の発言に似ています)

「石破氏のアジア版NATOとは、
NATOの一般的な努力を支援するという文脈で、日本が国家としての主権を
少し取り戻すことを実際に主張しているのです。

2024/10/12

ジェフ・リッチ氏

「ですから、マクロン氏のコメントの一部にはフランスとアメリカの緊張関係が潜んでいるのではないかと思います。」

2024/10/12

普通の国(としての存在)を受け入れているアメリカ?

ワーウィック氏 x パウエル氏

パウエル氏

「NATOのような同盟関係があり、日米同盟のようなものがあり、カマラ・ハリス氏の影があり、ドナルド・トランプ氏の影があり、多くの人々にとって、それぞれの方法でかなり恐ろしいものに見えます。」

ワーウィック氏

アメリカの優位性がもはや存在しない地点に私たちはいます。
過去30年間の様々な変化の蓄積が、私たちをこの場所に導いたのです。

グローバル秩序は根本的に変化したと思います。それは、アメリカの優位性を取り戻したいと願う人々によっても共有されています。

アメリカの安全保障の分野には、アメリカの軍事的優位性が絶対的なものではないと認識している人々がいます。今日の時点では、普通の国(としての存在)を受け入れています。」

2024/10/12

オーストラリアから見た“アジア版NATO”

ジェフ・リッチ氏

「日本の新首相は巧妙な外交官のように振る舞い、
自国のために達成可能な限られた目標を達成しようとしているように見えます。」
「それは偉大で強力な友人を阻害しない方法で行われています。」
「それが達成されることは彼にとって良いことです。」
「そしてアメリカの優位性を誇示する能力が、世界中で明らかに失敗してきた兆候だと思います。」

2024/10/12

パウエル氏

「“アジア版NATO”のアイデアが浮上した時、オーストラリアがどれほど
喜んだか分かりません。
なぜなら、これは“シアトー”だからです。“シアトー”は1977年6月に解散しました。」

2024/10/12

ワーウィック氏

「“アジア版NATO”をワシントンは鉛製の風船として認識するだろうと思いますが、実際そうなっています。他方でそれは、封印を解くための挑戦となりました。それは少しずつの進展に過ぎませんが、やがて大きな潮流の変化に貢献するかもしれません。」

2024/10/12


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