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ラストチャンス、ラストダンスの世界について考える。
こんにちは、ななちゃと申します!
ラストチャンス、ラストダンスを歌詞から私なりに紐解いてみたものをここにつらつらと綴ります。
あくまでも個人の解釈ですので何卒、よろしくお願いいたします!
こちらラストチャンス、ラストダンスを改めて!!!
聴いてから読むことをおすすめします!!!私もそうします!!!
歌詞に触れていく前に全体について少しだけ。
ラストチャンス、ラストダンス(以下ラスラス)
一言で表すなら「実ることのない恋の歌」なんですけど個人的にはこの曲は「君」に向けての曲というより、「僕」自身に向けての曲だと思うんです。
僕自身が君を諦めるための歌
出てくる言葉も君に向けてじゃなくて僕自身に向けてのもの
夢でもいいからあとちょっとだけ、
この曲の中でだけは君を好きでいられますように
みたいな感じ!(何だか抽象的な説明かも、、、、)
そんなことを考えながら歌詞を深堀りしていきます!楽しみ☺️
君に似合う人なのかな? 噂 流れる恋人
次の授業 理科室へ 早め歩き
君に似合う人なのかな?
1番最初にこの台詞から始まるのがこの曲の持つ切なさというか明るいだけじゃないちょっとした陰りのようなものを感じられて大変好きです。(感想)
主人公(僕)はきっと授業と授業の間の休み時間に「君」の恋人の噂を聞いてしまったのでしょう。動揺した僕は状況を理解できなくて次の授業に遅れてしまいそうになってしまいます。動揺したのは決してプラスな理由ではないことは一目瞭然です。また走るのではなく"早め歩き"なのがまた僕の真面目さを強く感じさせます。
1言目が「君に似合う人なのかな?」な時点で僕はきっとあんまり自分に自信がないし謙虚な気がしてて、もし仮に君に似合う人だったなら諦めて譲ってしまうんだろうな〜と思うんですよね。
でも心の中では「君に似合う人じゃなければいつか振り向いてもらえるんじゃないか」っていう「淡い期待」(後でフラグ回収に来ます)も持ち合わせていそうですね、上述の通りラスラスの主人公は真面目で謙虚な性格の持ち主のようなので最終的にはきっと君が幸せでいてくれたらそれでいいって思えるタイプですよねきっと(?)
僕のそんなところまでこのフレーズから想像できるの良い🥲
解像度が歌詞1行目から広がりましたよ、、、、、
知らない人 知らない君
踊り場でさ、見かけたよ
そんな顔で笑ってる君のことは嫌い
知らない人→「君」の好きな人
知らない君→そんな人を好きな君のこと
もちろん僕が知っている君の中には"知らない人"のことを好きな君はいないわけでそんな誰かに恋をしている君はいくら君であったとしても好きになれないな〜という気持ちの現れが感じられます。
"そんな顔"というフレーズにまたいろいろと考えさせられますがきっといい顔をしているんだろうな…
「嫌い」と言いつつも自分には引き出せないそんな君の笑顔にもまた惹かれてしまう僕は少なからずいますよね、「これ以上好きにはなれないから無理にでも嫌いにならないと!!!」みたいな感じなのかもしれませんね。
雨が降った日の ハネたストレート
その表情も もう全てが愛おしすぎるけど
晴れた日はもちろんだけど雨の日も僕は君のことを見ているのでしょう。
でもそれがストーカーとかヤバい方向()に進むものじゃなくて何か本当に純粋に君のことが好きで視線で追っちゃう中での気づきなのがかわいいなーーーーー!ってなります。頭の中お花畑なんだろうな〜〜〜。ピュアな好きの気持ちの持ち主。本当にかわいい。
愛おしすぎる"けど"この僕の気持ちとか想いが君に届くことはなくて、
(届くことがないというよりかは「届けるという選択をしない」という表現の方がいいのかもしれません。)
だからこそ〜でサビに入っていきます。
君が好きだよなんて(なんて)
思わないようにする
ラストチャンス、ラストダンス 片想い
ここでタイトルにもあるラストチャンス、ラストダンスというワードが入ってくるんですがこの「ラストダンス」という単語、当たり前に人生で初めて見た単語なのでグーグル先生にお世話になってみました。(指Pの語彙力というか言葉の引き出しって凄いなぁとイコノイジョイの新曲が出る度に思っている人です)
ラストダンス …パーティやダンスイベントの最後に踊るダンスのことで、特別な感情を持つことがある。途中の踊りとは違う意味合いがあり、しばしばノスタルジックな気持ちを表現する。
なるほど、、、、、、、、、、
ということはラストチャンス、ラストダンスはそんなラストダンスを本命の人(君)と踊る最後の機会という意味になりますね。
でも僕が一緒に踊りたい人(君)には既に恋人がいることを知ってしまった、君がラストダンスを踊る時その隣には僕はいない、君が別の誰かと踊る様子をただ遠くから見つめることしかできない。みたいな!!
片想いから進展することのないこの恋、僕の心情に寄り添おうとすればするほど胸が苦しくなります。そんなところも含めてこの曲が好きです。てか苦しむのが好き(?)だからこんな考察してるんだなって思いますよ本当にね。
言葉の隅っこまで (全部)
最後まで見逃さないのに
気づかないなんて何故? 好きなのは僕なのに
大好きなのに Ah
これ前にFFさんと話してて解釈2パターンあるね!!!ってなったんですけど
①「君」を主体にするパターン
僕は君の言葉を最後まで見逃さないくらいには好きなのに「君は」どうして僕のこの気持ちに気づいてくれないのだろう?
②「僕」を主体にするパターン
僕は君の言葉を最後まで見逃さないくらいには好きなのに「僕は」どうして君のその気持ちに気づけない(気づけなかった)のだろう?
どっちでもいいな〜って思うしきっとどっちの意味も含まれていそうですけど個人的には②推しです(推しとかない)
涙なんて流さないよ 心音だけバクバクで
風の強い帰り道 家へ急ぐ
ここからまた現実に戻っていくんですけども僕は君に好きな人がいることを知っても「涙は流さない」んですよ。ここで僕は強がってしまうんですね、風もそんな僕を見て冷やかすかのように強く吹きます。
寄り道なんてしている心の余裕もなくただひたすらに家に向かって足を進めていく僕の姿は傍から見れば何てことないただの帰りの光景にすぎなくて、その奥にどんな気持ちが揺れ動いているかなんて周りからは分からないものです。もしこの時君が家路を急ぐ僕のことを見かけてもきっと何も感じないんだろうな~。「○○君、急いでるけど何かあったのかな…?」くらいにしか思わないんじゃないかな。君が僕に持つ感情はそれくらいあっさりしててほしい気持ちはあります。
その後も僕は気まずくて君の事なんか見られないのに君の方は逆に何も知らないが故に心配して声かけてきたりとかしそう、なんとなくですが(私の脳内にいる君、もしかしてあざとい?)
人はいつも選択して
その度また進んでって
僕はどこでそのチョイス間違えたんだろう
ここでふと冷静になるというか自問自答をはじめるわけなのですがこのラスラスという楽曲、基本的に「後悔」の描写がないので僕は別に君と出会ったことも君を好きになったことも後悔はしていないんです、きっと。
ただこんな結末を迎えてふと振り返ってみた時に「あぁ、今まで何してたのかな?」って虚無が生まれたのは確かで。
つい先ほど家路を急ぐ僕がいましたが、個人的には急ぐ中信号待ちとかでふと立ち止まってみた時零れ落ちた言葉のように感じました。
ここで出てくるチョイスというワードも「そもそも君を好きになったこと自体」とか「君に想いを伝えないということ」とかいろんなことに置き換えて考えることが出来ると思っています。
さまざまな角度からいろんな世界を想像できるの、とーーーーーーっても楽しくなってきましたね(?)
失恋ソング 僕のこと突く
悲しいメロディ
踊れないでしょ このリズムでは…
今の僕には流れてくる失恋ソングが刃物のように胸に刺さります。
ラストダンスのための音楽も幸せなものではなく悲しみの音楽が鳴り響いていて勿論そんなメロディーとリズムでは誰かと踊ることはできません。
ちなみにですがここでついに僕は失恋したということを意識していますね。とても興味深い、、、、、1番サビで「片想い」というワードが出てくるのでその時はまだ心のどこかに諦めたくない気持ちがあったんじゃないかなって思うけど、噂を聞いてから時間が経って事実を受け入れたことにより自分の中で覚悟が決まった感じなのかも。
明日からの僕は (僕は)
どんな顔したらいい?
最後の恋 最後の人 君じゃなきゃ
一つ前の部分で改めて「自分は失恋したんだ」ということを実感した僕、もうそれはそれは感情がぐちゃぐちゃでどうしたらいいのか分からなくなってしまいます。泣いてるわけでもなく怒ってるわけでもなく行き場のなくなった想いをどうしたらいいのか、戸惑っているようにも思えます。
そして
最後の恋 最後の人 君じゃなきゃ
このフレーズ、めちゃめちゃ強いですよね。
ここまで掘り下げてきた僕のことを考えながら読み解くとその言葉の重さを強く強く感じます。君に対してこんなに本気だったからこその言葉、どうか次の恋ではそんな真面目な僕が報われる世界であってほしいなぁと…🥲幸せでいてほしいです、、、、(感情移入が、すごい。)
貸してる本だって(だって)
もういらないよ 君にあげる
たまに思い出してね 僕が好きだったセリフAh
ここでついに曖昧だった君と僕の関係性が明らかになっていくわけですが、本の貸し借りをするレベルの友人関係って割と仲良いな方なんじゃないかな~って思うんですけどどうです?しかもただ本を貸しているわけでもなく好きなセリフを教えあうくらいの仲なのがまた切ないですね。共通の趣味があるだけでもう普通の友達よりレベル高い(?)と思っています。
君と僕のこの関係、ラノベとかでよくあるモブ男子と高嶺の花みたいな関係性だったら僕の性格的にも諦められたんじゃないかな~って思うんですけどこのくらいの関係性だともしかしたら…を考えてしまう僕も心のどこかにはいそう、友達以上恋人未満的なやつです。多分君も僕のこと別に嫌いじゃないですよね、"友達としての好き"の感情は全然ありそう。いっそのことなら嫌ってくれた方が僕としても諦めがつきそうなのにその中途半端な好意が逆に苦しいなーーーとか思ったりするのかも。
「もういらないよ 君にあげる」も
「返してもらう時に君の顔を見たくないから返さなくていいよ」とか
「その本を見ると君の事を思い出してしまうからそっちで処分してほしい」とかいろんな意味が含まれているんだろうな…と思うんです。
正直忘れてほしいし忘れたいけどその本を見ることによってたまに思い出してもほしいという我儘もまた大変僕らしい、人間だなぁ。
僕が君を想う時に 君は誰といる?
どこまで戻れば間に合う?
誰の手も取らず
1人で最後に踊る
さよなら
"僕が君を想う時に 君は誰といる?"
→ここの蟹沢萌子さんパートめっっっっっちゃだいすきです、好きすぎて公開初日の時点でそれはそれは大騒ぎし5周年コンで現地で見た時はウワーーーー!!!!!!!ってなりました(これは完全に私情)
話戻りまして…個人的にですが多分僕はこの疑問に対する返事って望んでいないと思っています。
だって君からの答えは僕にとって悲しいものだともう分かっているから
この部分振り付けも口に×マークなんですよね。
現実を受け入れたくないから言わないで!!!聞きたくない!!!というよりもう分かりきっているから言わなくていいよ(冷静)みたいなニュアンスの表現なんじゃないかなって思っています。
君からの返事が聞きたいというよりかは、その時その隣に僕がいることはないんだということを頭の中に叩き込むための自問だと思うと、、、、、、もう、、、、ね、、、、、(語彙力)
そして「どこまで戻れば間に合うの?」「どうしたらやり直せる?」
これはきっと僕の本心ですよね。表には決して出すことのできないそんな心の叫び、胸が苦しくなってしまいます。そしてついに僕はラストダンスは「1人で踊る」という決断を下すのです。
さよなら、、、、、、、、、、、、、
君が好きだよなんて 思わないようにする
ラストチャンス、ラストダンス でも好きだ
今日で最後だから 明日の君は好きじゃないよ
バイバイ 淡い期待
今日で最後だから 明日の君は好きじゃないよ
これも一種の強がりですよね。ここまでずっと真面目に好意を持ち続けてきた僕がそんな簡単に君のことを嫌いに(好きじゃなく)なるわけがなくて。
きっと誰もいない場所でふと独り言のようにポロっと口にするんだろうな。
本当に本当に幸せになってほしいです(2回目)
そして「淡い期待」(こちらフラグ回収に来ました)ともここでついにさよならなんですね、、、
このタイミングでもう既に淡い期待を持つのをやめた僕は潔いと言っていいのか競争心がなくて優しすぎると言っていいのか…難しいところではあるんですけどきっと何より1番は「君に幸せでいてほしい」と思っているからこその決断なんだろうからやっぱり優しすぎるのかもな…………
そんな僕がこの考察を通してとても好きになりました。
君の全部が好きだ(好きだ)
最後ぐらい言わせて
ラストチャンス、ラストダンス 片想い
言わせて、という言い回し的に結局のところこの言葉自体も本人に伝えるつもりがなさそうなのにもう既にグッときてしまっています…良いですね………
ちなみにこの「片想い」というワード1サビにも出てきているのですがその意味合いは全然違うものだと思っています。
1サビの時が淡い期待が残されていてまだワンチャンスがあるものならきっとラスサビは淡い期待のなくなった一生更新されることのないもの。みたいなイメージ!!!です!!!
1つのワードをいろんな捉え方してみたり、いろんな世界を想像できるのってすごく面白いことだなとここまで掘り下げてきてひしひしと感じています…!無限大!!!!!
笑ったその声も(声も)授業に飽きた表情さえ
きっと忘れないだろう好きなのは僕だけだ
あとちょっとだけ Ah
ここ、今までの回想流れてます(?)
君の笑顔が頭に浮かんできますね…アァ、、、、、、(涙涙)
こうしてラストチャンス、ラストダンスの世界は幕を閉じます。
好きなのは僕だけだ あとちょっとだけ
どうか、ラスラスの世界に生きる僕がこの曲の中でだけでも
君のことが好きな気持ちを隠すことなく幸せでありますように。
ということでここまで個人的に深堀りさせていただきました…!!!
noteって執筆時に文字数が見られるんですけど6000字以上も書いてたみたいで、、、びっくりです。笑
誤字脱字はご愛嬌ということでお許しください、、、
楽しかった〜〜〜!昔からこういう深堀りが大好きなのですがあまりまとまった時間が取れなくなった(訳:歳をとった)のとこういうのって旬があるじゃないですか、1度書き始めるとさらにさらに深いところまで…!となってしまうせいで今まで出せなかったんですけどアルバム発売月ならギリOKですよね?間に合ってますよね??ね????(圧)(駆け込みでスミマセン)
曲の解釈は人の数だけあると思っているので!!!その中のひとつにすぎない私の解釈を少しでも楽しく読んでいただけていたら嬉しく思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
ではまた次のnote(あるか分かんないけど)で
お会いしましょうo(^-^)o
ななちゃ
改めて曲が聴きたくなりましたね…?私もですよ~~~(^^)