夏風が心地良く吹いていた②

2つ目は五関くんの演技。
その中でも特に声と表情。

声に関しては一緒に観劇したお友達全員に言われた気がします。
「五関くんの声すごくいいね!!」
と。
私も奇子で五関くんの声の良さを痛感しました。
舞台を観る前も優しくていい声だなとは思っていたのですが、舞台映えする声だと気づけたのは奇子のお陰です。
観劇前は正直、いい声だけど声量が弱いイメージがあって、舞台大丈夫かな?と心配したりなんかしておりました。
でもすごーく余計な心配でしたw
よく通るし、聞きやすい。舞台に向いていると思いました。
本当にいい声だから、その声を活かして今後も五関くんにはストレートプレイの作品をやって欲しい。
私は特に五関くんの怒鳴り声が好きで。
あんなに聞いていて快感な怒鳴り声に出会ったのは初めてですw
お涼ちゃんに掴みかかり、

「よく覚えとけ!よく覚えとけ!!!」

と怒鳴るシーンがとにかく最高でした。
覚えております、仁朗様…。←

他にもなんとも言えないセリフが山のようにありましたが、五関くんの声で発せられると品のある色気を言葉が纏うんですよね。
この人の声、凄いなって思い知らされました。
それ以来ますます五関くんの声を意識するようになり、さらに沼に沈むのでしたw

もう1つ挙げた、表情。
先程の声とは真逆の、セリフがない時の五関くんの表情。
眼帯をしていたので片目しか見えていないのですが、私はすごく五関くんの目が印象に残っています。
相手を蔑むような時と、奇子やなっちゃんに向ける眼差しのコントラストがすごく良かった。
奇子と波奈夫が親密そうにしているのを見て、思わず目を背けるシーンの表情は一瞬だったけど忘れられません。
仁朗の心の微妙な移ろいが表情からしっかりと伝わってきて、私は五関くんのお芝居の虜になりました。
何度観劇しても心を掴まれてどうしようもなかったです。

これを書くにあたって写真を見返したり、あれこれ思い返してみました。
慣れない一人での観劇と、五関くんの初単独主演ということで、奇子の水戸公演は心臓が壊れるんじゃないかってくらい緊張しました。
開演前はずっと吐きそうでしたwww
観劇後はあまりにも素晴らしい舞台すぎて身体の震えが止まりませんでした。人生でこんなにも気持ちが高揚するって滅多にないことだと思うので、すごくすごく幸せな思い出です。

また五関くんの“初めて”を見届けられる日がどうかやって来ますように…。