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桃色の糸

気づけば今年も残り二ヶ月を切ったんですね…。
ふみとつのお誕生日の間ってあっという間。
今日はA.B.C-Zメンバーのお誕生日企画第二回目です。
桃色の糸のお相手は、私がお姉ちゃんのように思っている学生時代の先輩です。


先輩と出会ったのは高校生の時。
高校では部活をやるつもりは全くなかったのに、運命の巡り合わせだったのか私は演劇部に入部した。
そこで当時三年生だった先輩と出会った。
私の高校は6月に文化祭があって、その舞台を最後に三年生は引退する。
だから私が先輩と部活で一緒に過ごしたのは実質一ヶ月半くらいなのではなかろうか。
部員数が少なく、アットホームな部だったから先輩たちはみんな優しかった。
その中でも群を抜いて先輩は優しかった。
私の何をそんなに気に入ってくれたのか今でもよく分からない。一つ思い当たるとするならば、先輩と私は誕生日が同じ。後にも先にも私は同じ誕生日の人と出会っていないので、先輩とは不思議な何かで繋がれていたのかもしれない。
部活を引退しても、卒業をして大学生になってからも先輩はちょくちょく部活に遊びに来てくれたので会える機会があった。でも私も卒業して、大学生になってからは少しずつ会う機会が減った。連絡を取ることも減った。
先輩たちの中でも一番好きな先輩だったけど“学校”という共通項が無くなり、その後も関係を持続させるのは私には難しかった。残念だけれど良き思い出になっていくのだなと思っていた。
しかしそれを覆したのがA.B.C-Zだった。


先輩は高校時代からジャニーズが好きで、えびに落ちた時に報告をしたくなった。久しぶりに先輩に連絡するきっかけをえびがくれた。
連絡をしたら先輩はとても喜んでくれて、すぐにランチに行った。
昔の雑誌をわざわざ実家に帰って見返して、えびが載っているページの切り抜きをたくさん持って来てくれた。
会うのは数年ぶりだったのに先輩の優しさは何一つ変わっていなかった。
改めてえびを好きになったことを告げると、「絶対五関くんだと思った」と言われて笑った。私の好きなタイプから、先輩は五関担一択だと思っていたらしい(笑)
このランチをきっかけに会う機会が増えていった。
『結末のない物語』というnoteにも書いたけれど先輩はV担さんで、えびのことを好意的に見てくれていた。
剛くんに抱えられるという大役を務めたとっつー。
V6の20周年のコンサートに一人で見学に行っていたとっつー。
そして先輩が愛して止まないKinKi Kidsの堂本剛くんを尊敬するとっつー。
とっつーが居てくれたから、先輩はすぐに片足をえび沼に入れてくれた(笑)
Jr.時代、キンキのバックで踊りまくっていた五関くん。私が五関くんを好きになったことも大きかったみたいだ。
(【五関をさがせ】という昔の映像を集めたDVDを作成してくれた・笑)
とっつーと五関くんがえびへの好意を大きくしてくれて、相方ちゃんが塚ちゃんの面白さを力説してくれたりもして(笑)
今では先輩もえび担になってくれた。
大好きな先輩との糸をA.B.C-Zが結び直してくれた。


出会いと別れがあることは仕方のないことだ。
どんなに仲が良かった友達でも疎遠になってしまうこともある。
でもご縁とは面白いもので、切れかけても予期せぬ何かをきっかけに元に戻ったり、もしくはそれ以上の絆になったりすることがある。
個人的には長くお付き合いができる人とはこういう類の糸で結ばれているような気がする。
一方的にあれこれ考えてせっかく繋がった糸も仕方ないと割と迷いなく切ってきた。
でも先輩と再会して、本当に大切な糸は私がどんなに暴れても切れないのだなと分かった(笑)


一緒に過ごす時間が増えて気づいたのは先輩はとても聡明な方だということ。
よく悩んで八方塞がりになる私を、先輩はスルスルっと助け出してくれる。
でもいつだってくれるのは“ヒント”なのだ。
考え込む私を決して否定せず、ヒントを与えてくれる。私はそのヒントを元にあれやこれやと考える。そして出口へ辿り着くことができる。
これは一種の成功体験なのだ。
答えを与えられてしまうと、私はきっとどんどん自分で考えられなくなってしまう。誰かがいないと何もできないと落ち込む理由にもなってしまう。
先輩はきっとそういうことも分かってくれている。だからいつだってスペシャルなヒントだけを与えてくれる。
このことに気づいたのは最近でとても恥ずかしい…。でも気づくことができて良かった。
あまりの聡明さに驚きつつ、改めて尊敬できる方だなと思った。
本当の優しさでできた愛情を注いでもらっていると感じた。
そんなこと他人にできるものなのかな?
と考え始めると、やっぱり先輩と私は姉妹なのかも…と勝手に思ってしまうのだ。
私の人生に先輩が居てくれて本当に良かった。
絆を深めてくれているのがA.B.C-Zなのがまたすごく嬉しい。そして先輩との絆が深まるほどに、とっつーが特別な人になっている。



戸塚祥太様。
お誕生日おめでとうございます。
あなたが居てくれたお陰で、私は大切なご縁を失わずに済みました。ありがとう。
私にとってあなたは最高のアイドルです。誰がなんと言おうと、あなたの才能を信じ続けます。
そしてあなたが心も体も健やかに過ごせることを願い続けます。
色々な作品でとっつーのお芝居を見られること、コンサートでエモーショナルに歌い踊る姿をたくさん見られることを期待しています。
35歳が素敵な一年になりますように。