ずっとアイオイ
ペア碁ワールドカップという囲碁の世界大会の公式テーマソングをゴスペラーズが歌うことになった。
ペア碁とはその名の通り男女ペアになって囲碁を打つ。なのでテーマソングはゴスペラーズと女性ボーカリストのデュエットソング。
BSフジで放送されている東京会議という番組がその女性ボーカリストオーディションからずっと楽曲制作に密着してくれいる。オーディションは終了し、女性ボーカリスト2名が決定。
直近の放送がゴスペラーズのプリプロ(グループ内オーディション)とレコーディングに密着したものだった。
この2回の放送がゴスマニ的に神回だったので、今日のnoteはその感想。
まず、プリプロ。
ゴスペラーズが曲ごとにリードボーカルを決めるオーディションをグループ内で行っていることは、ファンならみんな知っている。でも、よく考えてみたらその様子を見せてもらうのは初めて。
今回の曲は小山薫堂さんが作詞、作曲はゴスの北山さんとゴスマニにはお馴染みの竹本健一さん。編曲は武部聡志さんと鳥山雄司さんという超豪華な一曲。
そもそも今回のお仕事は、北山さんが囲碁の初段で雑誌の連載などもやっていたことから頂いたお仕事だったみたい。
だから雄二さんが、「北山がリード歌います!と言ってもいいんですけどね」と言ってくれていた。でもそこはプロの世界。例外なく今回もオーディションが開催された。
このプリプロの様子が、とてつもなくカッコよかった。
場所はゴスの事務所内にある(と思われる)レコーディング部屋。(よく黒ぽんのインスタに登場してるけど、思ったよりこじんまりした部屋でビックリした…)
一人ずつの録音。全力で歌い、聴いて、気になるところをまた歌い直す。これを全員納得いくまで何度も繰り返す。
すごく大変な作業だなと見ているだけでも感じる。こんなに全力を出しても、リードに選ばれる保証はないのだから。
プリプロについて、てっちゃんはこう言っていた。
結果としてコーラスをやることになってもやっぱり、一生懸命リードボーカルを歌う時間がないとやっぱり、ダメだと思うんですよね。その曲に対しての理解という意味では。
この言葉、カッコよすぎて本当に痺れた…。
リード、コーラス関係なく、曲に対する想いをしっかりと共有する作業がプリプロなんだ。
この作業があるからゴスペラーズは5人とも一曲一曲想いを込めて歌うことができるんだな。それぞれの声の特徴はもう分かっているから歌わずにリードを決めることもできるとは思うけど、大変でもこの作業を怠らずに続けていることに、ゴスの楽曲制作に対する想いの強さがガツンと伝わってきた。
あと、ゆたかさんの言葉も素敵だった。
ゴスペラーズの場合はね、5つ違う楽器があると僕は考えているので。
この言葉、ゆたかさんらしい表現。とても素敵。声に優劣はなくて、どの楽器が曲に一番合うかということなんだね。
違う楽器だから一緒に演奏した時に音がどんどん広がるんだよねぇ。
こういう考え方をしていると、自分が選ばれなくても落ち込まないだろうな。いい考え方!
プリプロは北→酒→村→安→黒の順番。五者五様で面白かった(笑)
北山さんは“もう終わった、たぶん無理”ってすごくネガティブ(笑)
酒井さんは歌詞が囲碁用語とラブソングのダブルミーニングになっているのでは!?とめちゃくちゃ考えて、でも違ったらしい(笑)
てっちゃんは兵庫に相生という街があるから、そこの駅メロにならないかなって素敵な夢を語ってた。歌ってる時の後ろ姿がとてつもなくカッコよかった〜!!
ゆたかさんはあの深めの息の甘い声で部屋を満たしていて、スタッフさんにかける声すら甘かった…。
そして最後の黒ぽん。もう圧倒的なラスボス感(笑)歌声のパワフルさがテレビでも凄い。てっちゃんもだけど、年長はやっぱり貫禄があるなぁ。
さあ、このオーディションを経てリードボーカルに選ばれたメンバーは2名。
北山さんと雄二さんでした!!!
2スペ〜♡
最近2スペが熱いから嬉しかったなぁ。
何より北山さんのリードありがとうございます(泣)
本人はプリプロで選ばれる自信ないって言ってたけど、曲の爽やかさに北山さんのテナーがすごく合ってるよー!!
キタマニ的にはAメロからふはぁ〜〜ってなる(笑)
歌詞だと分かっていても、好きな人に“ふたりで生きよう いつまでも一緒に”って言われるの幸せ。
どちらの女性とペアを組むかは武部さんが決めてくれてたけど、流石。
それぞれのペアの声の合い方がすごく良かった。
雄二さんのリードもすっごく良かったし、あとコーラス!コーラスで一気に曲に厚みが出て、ぐわーっと世界が広がる感じが本当に凄い。この3人をコーラスに回せるゴスペラーズ強すぎるよ…。
爽やかだけど、特にサビが真っ直ぐで胸がきゅっとなるような素敵なラブソング。
大会が延期になってしまったから、発売も先なのかな?早く音源で聴き込みたいなぁ。
シングルで出してもらえるとしたら、北山さんの曲がシングルカットされるの久しぶりだと思うんだよね。それも嬉しい。
フルで音源を流してもらい、番組のラストは広告用の写真撮影の様子が少し入っていた。
それぞれのペアで白と黒のリンクコーデ。女性ボーカリストのお二人の隣にパートナーのメンバーが立ち、周りに他のメンバー。
ゴスは隔年海外でFCイベントを行っているんだけど、それに参加するとメンバーと写真を一緒に撮れる。それがまさにこんな感じで、そのイベントに参加した時のドキドキを思い出しちゃった(笑)
好きなメンバーに隣に来てもらって、ちょっとしたお願いもできる(腕組みたい、手繋ぎたいとか)スペシャルイベント。
また行きたいなぁなんて思いながら、この番組を通じて改めてゴスペラーズに惚れ直した。
東京会議さん、素晴らしい密着をありがとうございました。
私がゴスを想って浮かぶアイオイは、「相生」だな。