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ピンとこない、の正体。
今日は東京蚤の市に行ってきました。
インスタとか公式サイトを見ながらずっと楽しみにしていて、たくさん買うぞ!って、予算15,000円くらい用意していたのに、結局使ったのは3,000円未満・・・
ピンとくるものがなかったんだよなぁ・・・
と思ったところで、今読んでいる小説『傲慢と善良』に書かれていた内容を思い出した。
「ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です」
この小説で言う「ピンとこない」は、婚活相手なので、蚤の市の商品と重ねるのは少し変かもしれないけれど。でも確かに、商品を見て、値段を見て、高いなぁとか、本当に必要か?と思案して、結局「買わない」という選択をする。
自分の欲しいものと、その値段・価値が見合わないから選ばない。それを人は「ピンとこない」と表現する。
ちなみに、婚活が上手くいく人は「自分の欲しいものを分かっている人」らしい。
婚活に限らず、何事においても自分の欲しいものをきちんと理解できている人が上手くいく気がする。
今日のような蚤の市に行く場合でも、「良い食器があったら買おう」なんて漠然とした期待ではなくて、具体的な商品イメージとか、事前に出展者の情報を調べて商品リサーチをしていくとか、自分の欲しいものをもっと明確にしていたら「何も買えなかった・・・」なんて落ち込むことはなかっただろう。
良いものがあったら買おう(=良い人がいたら結婚しよう)なんて考え方だと、結局「ピンとこなかった」で終わってしまう。
ただ「結婚したい」ではなく、具体的な家庭像を描いて、そのためには・・・と、自分の方向性を定められている人が上手くいくのだと思う。
自分が将来どうなりたいのかをきちんと考えて、ビジョンを持つことが大事なのだと改めて実感。
頭では理解していても、実践するのが難しい。でも、私もそろそろ将来のビジョンをきちんと描くべきなのだろう。
このままじゃ何も手に入らなそうだ。