10号_感覚の島 暗闇美術島レポート

記念すべき第10号執筆します、
ロケット団新井です。
11月29日(金)、
神奈川県横須賀市にある猿島に行ってきました。

この猿島、

上陸すると見渡す限り猿・猿・猿!
がいるわけではなく、

上空から見ると島の形が猿のカタチ!
になっているわけでもありません。

昔昔、それはそれは偉いお坊さんが布教中に難破し、命からがらこの島に流れ着いたそうな。行く先も分からず途方にふけていたところ、
目の前に猿が現れ、次の陸地を指さすではありませんか。
「猿の指さす先に〇〇〇〇があるのだ」
何があったのかはわかりませんが、
そんなこんなで『猿島』と呼ばれるようになったそうです。 

さて、今回なぜこの『猿島』に来ることになったかというと、
その目的はこちら

Sense  Island-感覚の島 暗闇の美術島

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このセンスアイランド略して感覚暗闇島ですが、
ざっくり説明すると、
現代人が囚われている時間や常識、
現代人が浴びすぎているサンライトやブルーライト、キッチュ、

全部取っ払って人間が持つ本来の感覚を研ぎ澄ませましょう。

というコンセプトであり、
まばたきすら忘れた意識高い系ロケット団員にうってつけのイベントです。

さてここで横須賀港へ舞台を移し、
いざ猿島行きの船へ!

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の隣のこの船です。

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なかなか良い船ですよね?
ここに貼って気づいたのですが、
船名が『海の友達ゼーローよこすか』となっておりますね。

余談はさておきいざ猿島へ。
このイベント、無人島にたくさんのアートがあるのですが、
コンセプトを守るため、
受付時にスマホを封筒に入れ、
封の上から割り印まで押す徹底ぶり!!

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開けたのがバレたらどうなるんだろうという悪戯心にも封をし、
感覚を研ぎ澄ませるというコンセプトに全乗っかりしました。

その中で、撮影が許された二つのアートがあったので、
紹介いたします。

一つ目はこちら。
作品名は『prism』

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そこかしこに配置された透明のキューブに
3方向から白色ライトを当てているだけのシンプルな仕組みなのですが、
立ち位置や光の向きによって色彩豊かなアートに変化します。

続いてはこちら、
作品名は『猿山の島』

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一瞬エイリアンの頭かと見間違うかもしれませんが、
まるで月面にいるかのような様式美、
かすかに見える三日月、
映り込んでしまったライト。
撮影の上手い方ならもっともっと素敵な写真が撮れるでしょうね。    

撮影が許可されたのは以上2つのアートのみですが、
無人島全体を舞台とし、     

・上から見ると猿の形をした鈴が鳴る藁のアート
・100時間と100本の糸を費やし、猿の形に見えるようかたどったアート
・闇の世界で聴診器片手にヨガマットで感覚を研ぎ澄ますアート
・円形のジャングルジムをぐるぐる回しながら映像を楽しむアート

など、言葉にできないたくさんのアートが散りばめられていました。   

あの感覚を日常的には体感できませんが、
たまには目を閉じ、身の回りにあるフォースを感じてみましょう。

ただし、運営という視点から見た時、
どれだけ作者が伝えたい想いや熱量を込めたとしても、現場で導くスタッフの方次第では十分に伝わらないんだと痛感しました。 

ちなみに、スマホの封にした割り印ですが、
結局チェックされることはありませんでした。

さて話は変わり、
横須賀の夜をどう過ごしたのか。

ありがとうございます。
新井生まれて初めての民泊にステイさせていただきました。

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猿島に行く前に荷物を置いたため、
写真の時間が前後しております。

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リビングに置かれたみかんにパンフレット、
大家さんの優しさが感じられます。

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ベッドが一つに、きちんと敷かれた布団にマット、
どのようにおやすみしたのかはご想像にお任せします。
感覚を研ぎ澄ませましょう。

今回の民泊にて気づいたことは、
民泊にもおもてなし精神が大切なんだということです。

きちんとメンテナンスされたお部屋もそうですが、管理されている方の、
「先日宿泊された方が挨拶なく帰られちゃったんですよ」
と寂しそうにおっしゃる顔を見て、空き物件空き部屋を貸すという前提条件に加えて、心の繋がりも求められているんだと感じました。

広島市安佐北区からはるばる来たぜ横須賀へですが、大変貴重な体験をすることができました。こういった機会を逃すことなく、感覚を研ぎ澄ませていきたいと思います。

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