【ニコニコ ゲームアツマール】 海賊たちの洞窟探索記
公開日時 2020/10/27
想定プレイ時間 180分
製作者 Rama 様
ストーリー
団員が3人しかいない海賊団、バルガ(団長)、ミトラ(下っ端)、ヨベル(下っ端)の3人組が、ヨベルの故郷の島に寄港するところから物語が始まります。
市場で食料の買い出しをしていたヨベルは、かつてこの島にいたころに働いていたホーキンズ家の令嬢が、この島特有の風土病「土化病」にかかってしまったことを耳にします。
この島では土化病は不治の病と恐れられ、唯一、治せる薬があると言われる南の孤島は、今まで多くの強者が帰ってこなかった危険な場所。
ヨベルは「数多くのお宝が眠っている」と船長のバルガを説得し、3人は南の孤島へと船を出すのでした。
ゲームの紹介(システム面)
洞窟の奥に眠る土化病の治療薬「海王の秘薬」を求めて、孤島の洞窟を進んでいくRPGです。
敵モンスターは「小型」「中型」「大型」にざっくりと分類されていて、そのほとんどが、宝箱のある小部屋をふさぐ形で配置されています。
1.道をふさぐモンスターを倒す
2.小部屋の宝箱からアイテムやお宝、装備を回収する
3.強化した装備でより強いモンスターに挑む
というサイクルを繰り返してダンジョンを奥に奥にと進んでいくのが基本的な流れになります。
中型、大型のモンスターは、相当強くなってからでないと歯が立ちません。
序盤で挑むと一撃で蹴散らされます。
マッチを手に入れると、特定の場所でキャンプができるようになります。
冒険のヒントや各キャラの昔話など、会話イベントが発生した後にHP,MPが全回復します。
ゲームの紹介(バトルシステム)
このゲームの特徴なのですが、レベルアップの能力値上昇が控えめな反面、バフ(攻撃力等の強化)が強力かつ重ね掛け可能に設定されています。
このため強敵に対しては、レベルを上げて再挑戦するよりも、バフや強化アイテムで瞬間的に能力値を上げた方が、効率よく敵を倒せてより多くのお宝や装備を回収できる、という調整がされています。
後半になればなるほどその傾向は顕著になります。
流石にバフさえあればレベル1でもクリア可能とか、そういうことはありませんので、経験値でのレベルアップも同時並行で必要です。
モンスターの残りHPが半分を切ると表示が出ます。(親切設計)
瀕死になると「生命の危機を感じた」と表示され、モンスターの攻撃力が上がります。
この底力状態になると、それまでのバトルで消耗したパーティーを崩壊させてしまうほどの一撃が発生することも多く、バトルは最後まで気が抜けません。
プレイした感想
プレイ時間 9時間
このゲームはクリアするだけならそう難しくはないのですが、クリアしただけだとすごく消化不良感の残るゲームです。多分「やりこみ系」に分類するのが一番合っていると思います。
ラスボスを倒して土化病の治療薬を手に入れて、島に持ち帰ってめでたしめでたし、となっただけだと、孤島のモンスターは半分以上残ったまま、特に大型モンスターは1体も手を付けられずな状況でして。
ラスボスよりもはるかに強い雑魚敵をどうやって攻略していくかがクリア後のお楽しみになるんですが、このゲームはそのあたり、強化アイテムの在庫数が生命線になってきます。
私は非売品かつイベントで手に入るのみの数量限定強化アイテムを使い切ったところで、それ以上の大型モンスター撃破が事実上不可能になったので、そこまでで打ち止めでした。
モンスターの数が限られている反面、一バトル一バトルが非常にスリリングなゲームです。