2.治療の流れ
疾患の発見時期や複数の疾患発症、病院の方針で治療計画は個人毎に違ってくる。というのが正直なところだけれど、壱の場合については以下です。
前提
・壱の疾患判断は生後すぐ。
総合病院で分娩したので整形外科の医師が診断。助産院などで出産の場合、診断がつかないからと総合病院や小児科、整形外科の受診を勧められたり、単純な「内転足」だからそのうち治ると言われることもあるとか…
・治療は大学病院
分娩は赤十字病院でした。小児整形外科はなかった為、転院を勧めて頂き大学病院でお世話になっております。
・腓骨神経欠損の疑いあり
内反足だけではなく、稀少未診断疾患(IRUD参加中)も併発しております。
治療の流れ
■生後2日目~ 石膏ギプス開始
■生後2週間目 ギプスまき直し。ここからは1週間ごとにまき直し。
■生後3ヶ月 手術(術名:両足後方軟部組織解離術)
■術後6週間 石膏ギプス。1週間ごとのまき直し。
■ギプス終了後~ 24時間デニスブラウン装具を装着
■術後半年経過 装具は夜間のみでOK(~現在に至るまで継続)
■5歳3ヶ月 再手術
■再手術後 日中装具(短下肢)を予定
現在までの流れはこんなところです。今後、更新していきます。
生後3ヶ月での上記手術は難治性のため、早期で実施しています!通常(?)の内反足の場合、アキレス腱の手術のみで日帰り入院の場合が多いと医師は言ってました。術後のまき直しが毎週なのも、難治性のため、週毎に矯正力を強めるためです。そんなイレギュラーな治療の流れですが、大まかなものは変わらないかなと思います。
今後は日常生活、取り入れていること、治療で迷ったこと、難しかったことなどについて書いていきますね!
(例)
・石膏ギプスを外すのが難しい!
・臨床に参加することについての迷い
・遺伝子検査について
・デニスブラウン装具という凶器の扱い方(笑)
・24時間装具で保育園は預けられるのか
・夜間装具の装着について