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日記|1/18 - 24, 展示・Postman Pat #9
1/18(土) ✕ 絵を描かなかった
between gallery 様のグループ展初日。
オーナー様、在廊者同士の会話が弾み、多いに刺激をもらうことができた。
また、青山塾つながりの方々と話す中で、「イラストレーション青山塾の卒業生(一応ですが……)」という立場になったのだと、初めて実感した日でもあった。自分の制作に必死すぎて客観視できていなかったが、そういえば入塾を考えていた頃や在籍中は、卒業生の絵をよく見ていた。今、自分もそういう側にいるのだと思うと、少し不思議な気持ちになる。
三年通塾した身としてハッキリ言えるのは、「絵の上手さに青山塾の通塾を開始した、もしくは卒業した年度はまったく関係ない」ということなので、まあそういう感じで今後もコツコツとやっていきたいと思います。
1/19(日) ✕ 絵を描かなかった
昨日は搬入準備で1:00就寝、7:00起床と、睡眠時間が6時間しか取れず、在廊中に頭痛を感じていた。今日はリカバリーのために昼過ぎまで休んだものの頭痛は治まらず、結局痛み止めに頼った。
制作には至らなかったが、気持ちはかなり前向きだった。今後のコンペの日程を確認したり、営業活動について考えを巡らせたりした。謙虚に学び、吸収すべきことは多いが、過度な謙遜は必要ないと、今は素直に思える。
1/20(月) ✕ 絵を描かなかった
朝、ふと絵が描きたいと思った。しかし今日は終日外出の予定があり、制作の時間は取れなかった。
あまり触れていなかったInstagramに、グループ展について投稿する。SNS運用はイラストレーターとして必須だとはわかっている。しかし、もともとそれらを見る習慣があまりない自分にとって、そこに多くの時間を割くことには抵抗があるのも事実だ。
1/21(火) ✕ 絵を描かなかった
昼時の河川敷を歩くのが習慣になってくると、気づくことが増える。たとえば空のこと。いつも決まって、大きな鳥がくるりくるりと旋回している場所がある。羽ばたくでもなく、ただ羽を広げて、ゆっくりと高度を上げていく。しばらくすると、どこか彼方の行先だけを見据えて飛び去っていく。あの場所には上昇気流が流れているのだろう。
1/22(水) ◯ 絵を描いた
ここ数週間でやりたかったことを、一気にこなした一日だった。
目覚めると、まず語学アプリをいくつか開き、回らない頭と舌をたたき起こす。そのあとラジオ体操で体をほぐし、朝食を食べながら Postman Pat を流す。ストップモーション・アニメーションには昔から心惹かれるものがあるが、それは「ニャッキ!」と「ポストマン・パット」による幼少期の刷り込みの賜物だと思う。
なんと Postman Pat は今も公式 YouTube チャンネルで更新が続いている。一話15分という長さがちょうどよく、朝食の時間にすっと馴染む。
少し絵を描いてから、美容室へ向かった。美容室は苦手だ。毎回、頭が軽くなるまでのあいだ、どこで緊張を緩めればいいのか分からずにいる。
軽く食事をとり、小中学生向けのイラスト講師の仕事をする。
その夜、『キノ・ライカ』を観た。
パンフレットの監督インタビューがよかった。
正直なところ、『枯れ葉』がわたしにとって初めてのカウリスマキ作品だったとしたら、彼の作品がわたしの心のどこかにずっとあるようなことにはならなかったと思う。『キノ・ライカ』を観て、カウリスマキ作品が好きでよかったと思った。
1/23(木) ◯ 絵を描いた
一日の予定はふたつまで、というルールを破ってしまったせいか、体調を崩す。頭がずきずきと痛むけれど、やるべきことはシンプルだ。ただ絵を描けばいい。
1/24(金) ✕ 絵を描かなかった
between gallery 様のグループ展最終日。
足を運んでくださった方々、気にかけてくださった方々、ありがとうございました。
これからはクライアントワークをより意識しつつ、制作を続けていこうと思う。今まで意識していなかったわけではないけれど、やはり年単位で振り返ると、少しずつ分かるものが増えてくる。
このペースをあと3年くらい維持できれば、なにか変化があるのではないでしょうか。そういうちょっとした、霞のような"希望"を自身にチラつかせることで絵を描き続けていきたいです。
製作実績 2/7
…制作実績のカウント判定が厳しいので(いまは筆をもって絵を描くという、完全な”制作”)、もう少し柔軟にしようか考え中です。気軽なラクガキも増やしていきたい。