すのーまんのオタクが、映画「マッチング」を観にいってきた
Snow Manのオタクが、映画マッチングを見た感想をネタバレ込みで書いていこうと思います。映画、原作ともにネタバレに触れております。
初めて投稿するので、どうぞお手柔らかに…
まず初めに。
私は考察系の映画やドラマが好きです。グロいのも、話に必要な展開であれば大好き。ガチガチのバトル系も、コメディ系も好きです。
なので、推しである佐久間くんの初出演映画が、「マッチング」だと知った時、本当に喜びました。
大好きと推しの共演。ありがとうございます。
しかもストーカー役。
本当に本当に楽しみにしている中で、映画祭や完成披露試写会を経て、公開日。
ここまでネタバレが流れてこなかったことは、本当に凄いことだと個人的には思っております。
待ちに待った公開日!
ありがたいことにチケットも取れたため、公開日の舞台挨拶回を観に行きました。
O Pで、「佐久間大介(Snow Man)」を見て泣きました。早い。
そこからどんどん進んでいく展開。
吐夢(佐久間くん)、思った以上に変な子だった。初登場シーンは、長靴じゃなくて自己紹介で笑いました。
こういった映画は味方だと思っていた人が黒幕だったなんて王道だと思っています。
だから最初から、影山(金子さん)…お前だな…って、いつネタバラシが来てもいいように構えながら観ていました。
輪花(太凰ちゃん)も早く離れなさい!なんて呼びかけながらのアパートまでついてっちゃって、なんでやねん!!と私の中のエセ関西人が突っ込んでいました。
アパートの節子が狂っていくシーン、個人的には好きです。いい感じの狂い方(言い方)。
そこからの影山の独白で、ほら〜〜〜!!やっぱりお前だったじゃん!!
なんて、「なるほどやっぱそうなるよね」って偉そうに名探偵気取りでふんぞりかえってたら…
やられました。
一つ一つ渡されたパズルのピースを無くさないように繋ぎ合わせていったのに、出来上がったのは予想していたものとは全く違ったものでした。なんなら、パズルのピースはキーアイテムでもなんでもなかった。そんな展開。
ただ
新しいストーリー構成だなと思いました。
正直なところ、あそこで影山が犯人でした〜で終わっていたら「なーほーね」で締めてた。王道いったんだなと。
でも、そうじゃなかった。めちゃくちゃこんがらがってた。
真実を知った輪花がどうなるのか…吐夢の表情…ぞくっとする終わり方でした。
監督、ありがとうございました。純粋に面白かったです。
あ、父ちゃん。あんたが全ての元凶じゃん。
不倫、ダメ。絶対。
俳優陣の演技が素晴らしかった
佐久間くんの演技は、舞台や声優等でも「上手い」と漠然と思っていました。
そして実際、今回の映画でも、永山吐夢が素晴らしかったです。
ほとんど表情がないキャラクターなのに、警察を呼ばれてしまうってとこでシュン…って雰囲気になったり、焦っている時は少し声量が大きくなったり、輪花との病室のシーンでは、しっかりと目にハイライトがありました。さすがハイライトを操れる男だなと。
分かりやすい表現では見せない演技が素晴らしかったです。
太凰ちゃんの演技、ちゃんと見たのは初めてかもしれません。朝ドラはふんわり見てましたが…。すごかったですね、演技。
どんどん輪花の表情や雰囲気が変わっていくんですよね。橋で泣き叫ぶシーン、何度見てもあそこで涙が出ます。それぐらい、引き込まれる。
「昔の私とは違う」から、最後お母さんに恋愛の話をしているシーン。別人かなってぐらい表情が全然違う。
個人的に、吐夢と初めて会うってシーンで着飾っていないところが好きでした。
金子さん。
あんなにかっこよくチェック柄着こなせる人います??
優しそうなのに、ふとした時に見せる表情や、どことなく人付き合いに慣れていなさそうなところ。この方も裏があるキャラクターだからこそ、雰囲気で見える演技が素晴らしかったです。ちゃんと怖かった。
そして個人的には、斉藤由貴さんの演技が好きでした。
色っぽいのに怖い。怖いのに綺麗。なんでお父さんを殺したの?のシーンで「うーん?」って悩む仕草がめちゃくちゃ好きでした(伝われ)。
よく見ると、過去回想シーンでつけていたロザリオを、しっかり付けてるんですよね。そういった伏線も、ある意味分かりやすくてよかったです。
考察する前に原作を読むべし
てなわけで、2回観た時点で偉そうに考察しようとしていたのですが…
まあ待て、原作も読んでみようじゃないか。
と思い直して小説版「マッチング」を読んでみたわけです。
読んでよかった。
映画で感じた違和感、疑問、全ての答えがそこにありました。
映画だけ観た感想だと、私は「吐夢の殺人の動機って何?」と思っていたんです。
祈るように手を合わせたままの死体。食事シーンでの現場だったから、主に祈りを捧げる場面を選んだのかな?だからこそ、影山が殺した現場は死体の置き方が違った?
クリスチャンだったであろうお母さんに見つけてもらいたくて、あの形で残した連続殺人事件を起こしていたのだとしたら、最後、お母さんが見つかった後も殺すのはおかしいな?ただのサイコパス?なわけないよね?
などと思っていたわけです。
違ったわ。
ちゃーんと理由があった。しかも「愛」を求めてた。しっかり狂ってた。
そして病室でのスマホの触り方から「おや?」ってなってたけど、OPの手は吐夢だったのねって納得しました。
どうやってあそこで警察が来たのかとか、そういったところも丁寧に書かれていました。
ただ、しっかり書かれていたからこそ、吐夢の動機とかはもうちょっと映画にも入れて欲しかったです。勿体無いなあと思ってしまいました。
あえて原作に導くためにツッコミどころを残したとすれば、上手いやり方だなとは思いますが…。
小説を読んだ後に観た映画は、また別の視点で楽しめました。
おかわりしたくなる
推しが出る映画。何度でも観にいこうと思っていました。実際、当日に2回続けて観ました。
展開がわかってる映画は、当たり前ですが初見の時のワクワクはないんですよね。
だから、映画を何度でも観にいこうって、余程の理由がない限りないのですが…(映画料金も安くないですし)。
推しが出ているという理由を抜きにしても、個人的には、また観たくなる映画でした。
何度見ても面白い。それぐらい、俳優陣の演技が素晴らしい。展開もサクサク進んでいくので間延びしない。
次このシーンだなってわかっていても見ちゃう。
そして、推しが演じているからこそかもしれませんが、吐夢に会いたくなる。
太凰ちゃんが言っていた「守りたくなるような目」をしているんです。
佐久間くん自身も、吐夢を愛してあげてくださいと言っていました。
愛してあげたくなるキャラクターです。愛おしい。だからこそ会いたくなる。
見逃している表情や仕草がないか、何度でも探してしまいました。
そして最後、エンドロールで流れるAimerさんの「800」も聴きたくなる。
推しの出演映画が、この作品でよかったと思いました。
キャストの皆さんも仲良しで、舞台挨拶など微笑ましかったです。
そして最後に。
この映画、観た後に感想を言いたくなります。誰かに話したい!って。
大切な人、大好きな人と観にいってください。
年齢制限はありませんが、グロい系苦手な人や小さいお子さんは、無理のない程度で。
観終わった後に相手を求める。そこまでを含めて、「愛」の物語だと思いました。
続編、楽しみにしています!!
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