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DTMとかいう情報のトレーディングカードゲームをちゃんと攻略したい

突然ですが僕はDTMをどうもTCGに近いなと思うようになってきました。そんでもってこれはTCGにあやかって曲作りが上手くなる方法を探せるといいなって感じの文章です。


・何故「情報のトレーディングカードゲーム」なのか

TCGにおけるデッキはDTMにおける曲に該当します。多分。間違ってた瞬間この3000字を超える文章はゴミになります。そうすると各カードは何になるのかというと曲を構成するメロディであったりコード進行であったりするのかと思います。

そしてTCGではカードを何枚も買ってデッキを組むのですが、もしこれがメロディやコード進行だとすれば?そう、皆さんの脳の中から生まれてきてるので買う必要がありません!すごい!

じゃあその脳の中から生まれたメロディって脳内に存在する様々な情報から作りだしてるよね?」というのが情報ってつけた理由です。


・曲の構成とかいうデッキ構築

では僕は今曲をデッキっぽく組むぞ!ってなってる癖にそんなにTCGをやってないので参考になりそうな記事を持ってきました。

「いかにしてデッキを構築するか」 https://mtg-jp.com/reading/translated/rc/0006603/

詳しいことは上記の記事に任せるとして、この記事に対応した曲の構成に関する考え方を並べていきます。


・ステップ1:デッキ理念を築く

これをDTMに置き換えると「どんな曲を聴かせたいか」になると思います。

例えば「これは赤緑デッキである」は「これはダンスミュージック」のように置き換えることが可能で、ある程度ジャンルを決めていたとしても曲を作り始めるには不十分だと思います。

逆に必要足り得るデッキ理念はこんな感じになると思います。

「これは赤緑のアグレッシブなデッキである。できるだけ早く勝負を決めるため、序盤にクリーチャーと火力呪文で大打撃を与えたい」

「これはダンスミュージックのテンションが上がる曲である。できるだけ早く勝負を決めるため、序盤にかっこいいビルドアップやドロップを置いて大興奮を与えたい」

ここまで来たら少なくとも方向性が迷走する心配はありません。


余談:アカン!作曲に関する知識が少なすぎて理念すらまともに決められへん!

これが情報のTCGと名付けた理由その2です。初心者の壁として「少ない知識でなんとかしようとした結果、曲の出来損ないが完成する」という現象が起こります。

解決策:人のデッキレシピを見よう!

具体的な方法:好きな曲を聴く→感想を捻り出す→この時に出た感想を人から引き出す曲が作りたいです!→デッキ理念、完成!

この方法のいいところはデッキ理念に対する制作方法の解が既に存在していることです。いっぱいパk・・・オマージュしようね!


・ステップ2:カードを選別する

ここは曲でいうラフを作っていく段階なので素直にデッキ理念に沿って作っていきましょう。


余談:強いカードや強いコンボやシナジーって存在するの?

TCGは大体「相手のライフを削り、勝利する」という目的が存在するのでライフを削る能力が高いカードは強いし、ライフを削る能力が高いカードを早く出せるコンボも強いとされています。

ただし、DTMに関しては「いい曲を作る」という目的こそ存在するものの、目的そのものが対戦相手(という名のリスナー)によって左右されやすいので強いカードというものが存在しにくいです。DTMの攻略難しすぎワロタ

解決策:デッキ理念がしっかりしていれば強いカードやコンボは存在します

どうせ対戦相手に目的が左右されるなら有利が取れる相手にガンガン当てにいった方が勝率が上がるので、デッキ理念を強化する方針で話を進めていきます。

例えばコンサートのような臨場感のあるクラシックを作りたいとすれば臨場感のある音源は強いですし、ダンスミュージック環境トップだと思ってるシンセサイザーのSerum君は割と役立たずになります。これはメロディとかでも同じことが言えます。

ここで大事なのは「カードをいっぱい知っていた方が適切なカード選びが出来る」ことです。

じゃあこのカードプールを増やすにはどうしたらいいかというとメロディであればいろんな曲を耳コピしてメロディの引き出しを増やす、音源であればいろんな販売サイトを舐めまわすように見るとかあるかと思います。更なる余談ですが、曲を作るのが上手い人ほどいろんな曲を知っている印象があります。

余談その2:カードはなんとなくわかったけどコンボって何なんですか?

音源は単体で効果を発揮するのでカードみたいなところがありますが、じゃあコンボってなんだ?っていうとみんな大好き「音楽理論」とかの話になります。

TCG風に音楽理論を表現すると「ルールやコンボがまとめられた攻略本」みたいな感じになります。ただこの攻略本には「大体昔に作られているので環境に対応できていない」「地域や文化によってローカルルールが存在する」といった問題も存在し、そもそも環境がリスナーによって常に変化する世界なのでどのコンボが強いかまでは読んでも分かりません!難しいね

音楽理論がどうのみたいな話はSoundQuestさんがもっと分かりやすい形で悩んでくれています

「自由派音楽理論とは」 https://soundquest.jp/about-limuth/

僕から言えることは「サイクロンには魔法・罠を無効にする効果がないことを知らないまま使ったりしてしまうのも悲しいので最低限ルールは覚えた方がいいよ」「コンボも選択肢をいっぱい持ってた方がいいよ」ぐらいですかね。


・ステップ3:デッキを磨く

ラフが出来たらそれを元に完成度を上げていく作業になります。

TCGでは主にマナカーブやデッキ理念に基づいてカードの取捨選択をしていく段階で、DTMはどちらかというと盛り付けの要素が強いのですが・・・

ん?

君はもしかして・・・!?

Studio One付属プラグインPro EQ画面上部のスペクトルアナライザー君!?!?!???!?????


DTMに存在するマナカーブ

マナカーブはゲーム中に「このターンでこのカードを引きたい!」という計画の元に各カードの枚数を調整していくものですが、DTMに関しては「この展開ではこの音やフレーズを聴かせたい!」という風に解釈することが出来ます。調整を行う例を挙げると以下のものが挙げられるかと思います。

・メロディとコードの響きが合っているか

・周波数帯のバランス

・リズムの刻みの細かさ

・左右の広がり

などなど・・・

余談:何を根拠にマナカーブのバランスが良いと言えるんですか?

解決策:参考曲を聴いて判断してください

何故なら音楽に正解は存在しないからです。




ごめんなさいめちゃくちゃカッコつけました正確には人の感想の数だけ正解が存在し、あなたの参考にしたその曲はあなたにとっての正解の一種であると言えるからです。

また、創作は人の心とかいうクソ適当な判断基準で成り立ってるのでせめてあなたの持っている判断基準は信じてあげるといいんじゃないかなあと思います。


・ステップ4:開いた穴を埋める

言いたいこと大体ステップ3で書いちゃったよ・・・


困った時の余談:レイヤーはデッキ圧縮

DTMにおいてレイヤーとは「シンセサイザーで、異なる複数の音色を同時に鳴らしてより厚みのある音を作る機能」のことです(偏ったDTM用語辞典より引用)。そもそもレイヤーのやり方を知りたい人は下記のブログが参考になるかと思います。

新元号が令和ということで「レイヤー」の9つTips教えたるでwどわっはっはw https://purureko.com/dtm/post-1917/


どわっはっは


レイヤーの主な効果として「音が厚くなる」というのが挙げられるのですが、厚くなるにあたって音の主張が強くなり、その楽器が聞き取りやすくなるというメリットが一番大きいかと思います。

TCGでもデッキ圧縮といってデッキからカードを引く効果を利用して使いたいカードを早く手繰り寄せるという手段が存在します。

僕は大体一緒だなって思いました。

ということでいっぱいレイヤーしようね


・ステップ5:とにかく土地






土地!?!??!?!??!??!?!????????



MtGプレイヤーって土地を転がしたりするんですか?!!???!???????




何も分からないけどムリヤリ解釈した結果、曲を公開するプラットフォームは考えて選ぼうねってことにしました。他の解釈の仕方とかあったら教えてください。


・これをやるといい感じになると思うぞ!まとめ

・デッキ理念がしっかり決まってるといい曲が作りやすいぞ!

・デッキ理念が決まらない時は参考曲の感想を捻り出す→人からその感想が出てくるような曲にしたい→これをそのままデッキ理念にするといいぞ!

・曲の強さはデッキ理念の筋が通ってるかで決まるからデッキ理念に合うカード(メロディとか音源)は強いぞ!

・デッキ理念に沿うカードを選ぶにはいろんなカードを知っていることが大切だぞ!

・いろんなカードを知るにはいろんな曲を聴くといいぞ!

・音楽理論は必ず要るかと言われると微妙だけど曲作りの選択肢は増やしてくれるぞ!

・レイヤーはデッキ圧縮と同じくらい使えるぞ!

・MtGプレイヤーは土地を転がすらしい


・以上を踏まえた曲作りを上達させる方法


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参考にして曲を作る

これを無限に繰り返す



☆頑張れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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