【読書記録】伊藤くんA to E (と、昔付き合っていた変な人の話)
※記事の後半は何故か、私の昔の変な恋愛話になってしまいました。
伊藤くんA to E/柚木麻子
伊藤くんがとにかくクズ男で、
各章のヒロインたちも内心ドロドロの感情を持っていて、
うわぁ〜と引きながらも面白かった!
クズケンが可哀想なんです。
初心で純粋すぎる女の子は可愛いけれど、ちょっと罪深いですね。
最後にはヒロインたちが前向きに歩いていく姿が描かれていて、読了後は爽快感が残りました。
親友という間柄でも、内心では嫉妬していたり、憧れ故にマイナスの感情になってしまったり。
人間らしさというか、綺麗事だけではない部分が描かれていました。
そこが共感できたり、あり得ないけどリアルに感じられる、この本の魅力かな、と思います。
この本の内容とは全然関係ないけれど、ふと思い出した私のちょっと変な過去の恋愛話?があります。
大学生のときに遠距離恋愛で約2年半ほど付き合っていた5歳年上の人。
20代半ばだったけど職についておらず、公務員試験を受験するために勉強を頑張っていた人でした。
あるとき、その人の元カノが付きまっとってくるとかで、何故か私がその元カノに電話されられ、「付きまとうのやめてください!」って言わされるという。
あれは非常に面倒で意味不明の行動でした。
元カノさんも突然知らない人からこんなこと言われ戸惑ったのか、
「えっ?、、、はい」とか素直に頷いていてこちらは拍子抜けしたんですけれども。笑
年下の彼女にこんなこと頼みます?
あとは、遠距離恋愛なのにあちらから会いにきてくれたことは一回もなかったです。
私は夜行バスに乗って、交通費も全部私持ちで会いに行ってました。
そして実家に泊まらされる。
その実家も足の踏み場がないほど物が多くて、ほんと汚かったなぁ。
いやぁ〜、今改めて考えるとめちゃくちゃな恋愛だった。
毎日Skypeで通話してたけど、だんだんモラハラみたくなってきたんですよね。
あちらから会いに来ないことを咎めたら「俺は勉強頑張ってるのに気遣ってくれないの!?」とかすんごいヒステリーに怒鳴ってくるし、とにかく何でも見返りを求める人だった。
もう、精神的に参っちゃって、そのうちこちらから着信拒否してそのままお別れさせてもらいました。
改めて考えるとすごく変な人だった。
それこそ、この本に出てくる伊藤くんのようにフラフラしていて、考え方とかもちょっと人とズレてる感じ。
読書の感想を書くはずが、私の過去の恋愛話について書いてしまいました。
そんなことも思い出させてくれる、本でした。