尊敬!他人の子どもをガッツリ叱った実母
実母(故人)は、他人の子どもであっても容赦なくしっかりと叱る人でした。
覚えているのは私が5歳で妹が3歳くらいのこと。2歳の従妹を、母が10日くらい預かってました。
2歳の従姉はイヤイヤ期で母親(叔母)がいない寂しさで、精神不安定状態。
今にして思えば、従妹も大変だったよね。何で預かったのか、知らないけど。
あるとき自家用車に母、私、妹、従妹が乗っていたとき。従妹はすごくグズリだして。
1970年代、チャイルドシートどころかシートベルト着用義務化も
なかったので、床に寝転がって泣いていました。
運転している母は、ピリピリして怖い顔していました。
どう対応するんだろうと、様子を伺っていたら。
「静かにしなさい!」
私達のときと、1mmのブレもない叱り方でした。そして、従妹はピタリと泣き止んで座りました。
横で見ていて怖かったです…💦。同時に、少しうれしかったです。
他人の子(といっても姪だけど)であっても、良くないことはしっかり叱る。
分け隔てなさに。
なあなあにされたら、母に不信感持っていたと思います。
時が流れて、小学生の頃。
自宅で友だちと鬼ごっこして、ヒートアップしてアイロン台の上に乗るというアホなことをしていたら。
叱られましたね。友だちも一緒に。
母は「子ども、そんな好きじゃない。だから、甘い顔しないの」
というのが持論で。でも、それは間違いではないよね。と成長するにつれて思うようになり、そんな毅然とした母を尊敬するようになりました。
そんなわけで、大人になって母になった私は、
「他人の子どもをガッツリ叱る、怖いおばちゃん」になりました。
あいさつをしない、食事のマナーが悪い、人を傷つける言動をする。
そういうことを注意するのに、わが子だろうが他人の子どもだろうが
関係ないやん!! と思っています。
で、「よその家の子育てに干渉しない」考えもあるけど。
目の前で不快に思ったり、危険を伴う(子ども自身も周りも)行為をしたら、そういうの関係ないし!
そんな私が意識しているのは、「目の前の行為について叱る」
「人格を否定することは言わない」「子ども本人に直接言う」
辛口ですが、そう思っています。