劣等生ママの子育て2 予定日超過の出産
長女の妊娠は一言でいうと、順調。つわりも軽く、妊娠5カ月でマタニティビクスを始め、健康そのもの。
出産に向けて里帰りをし、あとは出産を待つだけ…のはずでした。
しかし。予定日を1週間過ぎても、何の兆候もないので入院することに。
それなりの処置をしても本格的な陣痛は訪れず、入院4日目から何本も陣痛促進剤を投入し、翌日夜に人工破水や吸引分娩を施し、ようやく産まれたのでした。
途中、「赤ちゃんの体力も限界なので、〇時までに頭部がでてこなかったら、帝王切開になります。ご了承ください」と言われ、痛みをこらえて同意書に署名もしました。分娩所要時間は、何と32時間!
予定日を過ぎて入院する場合、胎児の心音が下がり帝王切開になることが多いそうです。
対して、長女は全く心音が衰えず「こんな元気なのに、無理に取り出すのは良くない」と先生もギリギリまで待ってくださいました。
お腹の中に長~い時間いた長女は、体もしっかりしていてすごく元気(出生体重を書くところですが、お年頃なので控えます。大きかったんですよ)。
医療技術が発達した現在に出産できて、本当に良かったと思います。これが昔だったら、苦しんでる横で加持祈祷されるだけですから。
医療の助けを借りても、立派なお産です。帝王切開の可能性もありましたが、「もしものときは、お腹切って出してもらえるんだ。よかったー」って思ったくらいです。
「自然なお産」を目指して健康に注意することは良いことですが、「そうじゃないとダメ!」って思わないでください。そのときの出産方法が、ママと赤ちゃんにとってベストだから。
後日、友だちのお母様がお見舞いに来られました。「予定日って産まれた日なんだよ」(友だちは予定日を2週間近く過ぎて産まれたのです)と言われ、とても勇気づけられました。
私がマタニティヨガを伝えているのは、不安な妊婦さんを勇気づけたいから。この思いは、ずっと変わっていません。
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