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NuPhy Air60 HEというキーボード(予習1)
先日、注文したNuPhy Air60 HEが到着するまでに時間がかかる(8-10日)ので、NuPhy Air60 HEの機能とかのキーワードを予習してみました。
初のHEキーボードで、たぶん、知ってないとキーボードの設定とか困るので、覚書を兼ねて記事にしてみました。
総称名
キーボードの種類としてメーカさん結構バラバラな総称名を使っていて統一感がない気がします。
色々あるけど、キーボードの総称名としてはHE(Hall Effect)が無難かもしれません。
HE(Hall Effect)
キーボードで使用している、磁気を検出するためのセンサ(Holl Effect sensor)の頭文字です。
Mag(Magnetic)
キーボードで使用しているキースイッチが磁気スイッチだからMagneticなのだと思いますが、磁気検出する方法は(HE)以外(コイルとかMRセンサーとかSQUIDとかリードスイッチ)もあるので、総称名としては少しずれている気がします。
RT(Rapid Trigger)
キーボードで実現している機能の一つです。HEキーボードでしか実現できない機能ではないので、総称名としては、ずれている気がします。
Analog
メカニカルスイッチ(ON/OFFの2値:デジタル)に対して、HEキーボードがアナログ検出方式なので、Analogなのでしょうが、他にもアナログ検出する方式があるので、総称名としては、ずれているというか混乱のもとになる気がします。
Air60 HEデザイン
Air60 HEの製品デザイン(設計)で気になった点をNuPhy公式のFAQから拾い出してみました。
Low-ProfileスイッチにHET(Hall effect technology)を使用する理由
1)ロープロファイル Magnetic Jade スイッチのアクチュエーションは通常のプロファイルのものと一致しているため、感触は非常に似ています。ただし、ロープロファイル バージョンのデュアル レール構造と防塵設計により、ぐらつきが大幅に軽減され、安定性が向上します。
2)ロープロファイル キーボードは通常のプロファイルのものよりも持ち運びに便利です。
3)人間工学の観点から、ロープロファイル キーボードは長時間のゲーム セッションでも快適です。
※デュアル レール構造により、通常のLow-Profileスイッチよりもぐらつきを低減し、安定性を向上させたっていうのは気になります。
Air60 HE にカーソルキーがない(61キーの)理由
Air60(V2)はオフィスでの使用向けに設計されており、左右の Shift キーを短くする必要があっても、矢印キーは重要です。Air60 HE はゲーマーを対象としており、多くの 60% ゲーミング キーボードには矢印キーがありません。今後の設計に役立てるために、このモデルに対するユーザーの反応を見たいと思っています。
※60%レイアウトのキー数についてNuPhyさんは(ユーザーが求める)最適なものを模索中みたいです。(確かに60%レイアウトについてのユーザー投票って確かに多い)
LP Magnetic JadeとLP Magnetic Jade Proスイッチの違い
ProはフルPOM設計を採用しており、より滑らかな感触、より重厚な音、通常バージョン(30gf)と比較してわずかに高い作動力(40gf)を実現しています。
※キーの軽さでLP Magnetic Jade選択しちゃったけど、「より滑らかな感触、より重厚な音」って言うのが気になってきました…Proスイッチ買おうかな…
QMKをサポートしない理由
QMK を追加するとキーボードのレイテンシが大幅に増加します。Air60 HE では、世界最速のゲーミング キーボードを作成することを目標としていました。これを実現するために、8kHz のポーリング レートと 8kHz の PCB スキャン レートをサポートするよりシンプルなソリューションを優先しました。テストでは、この新しいアプローチにより、QMK セットアップに比べてレイテンシが数倍短縮されました。
Tactile(Clicky) magnetic switcheをオプション追加しない理由
Tactileポイントの精度を制御するのが難しいため、現時点ではTactile磁気スイッチは検討していません。
※Adjustable Actuation(Actuationポイント調整機能)とTactile(Clicky)等のTactileポイントを一致させる技術が難しいので、癖のないLinearしか対応する予定がないということだと思います。
ワイヤレスバージョンのリリース予定
現時点ではありません。現在のワイヤレス磁気スイッチ技術は、遅延と精度の点で有線のものよりまだ遅れています。ただし、複数のサプライヤーと積極的に新しい技術に取り組んでおり、これらの課題をすぐに克服できると楽観視しています。
※無線通信の規格の制限で2.4Gで1KHz、Bluetoothで125HzぐらいのPolling Rateが限界なのだと思います。(有線接続ではPolling Rateが8Khz)
予習1はこのぐらいで…続きは予習2で…
予習2ではAir60 HEの機能についてまとめる予定です。
予習3で、NuPhy.IO(マッピングとか機能設定Webアプリ)に少し触れたいな…