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Yunzii AL71 というキーボード

AL71は、Yunzii社が提供するメカニカルキーボードです。
発売当初は、68%レイアウトで71キーという見たことのないレイアウトに、使いやすいのか判断すらできませんでしたが、最近では、一番使用しているキーボードになっています。
(というか…勢いで2台目を購入してしまいました…)
そんな、AL71のこととか、わたしが使ってみて感じたことなどです。

Yunzii AL71 Red

南向きキースイッチ
キースイッチには南向きと、北向き、があって、AL71は南向きです。
北向きと南向きではキースイッチに対するLEDの配置が異なります。南向きはキースイッチの下側、北向きはキースイッチの上にLEDが配置されます。また、LED配置だけではなく、北向きと南向きではキースイッチの向きが上下逆の関係になります。
LEDの配置では、キーボードのバックライトを透過させて光るタイプのキーキャップを使用するときに差が出ます。
キーキャップ上面の上半分が光るタイプのキーキャップの場合、北向きキースイッチでは光りますが、南向きキースイッチ場合あまり光りません。

上面の上半分が光るタイプのキャップは南向きだとあまり光りません。

逆にサイドプリントというキーキャップの手前側の側面が光るタイプの場合は、南向きでは光りますが、北向きではあまり光りません。
わたしは、AL71を手に入れてからサイドプリントのキーキャップを使い始めました。バックライトをつけていないと、文字の刻印がほとんど見えないのと、キー上部には何も刻印されていないので、バックライトが点いていない状態で少し離れてみると無刻印キーキャップのように見えます。

サイドプリントタイプのキャップは南向きで良く光ります。

サイレントモデル
AL71にはOutemu社のMute Peach Switch V2スイッチを標準搭載した、サイレントモデルが提供されていて、打鍵音がとても静かというか…本体の静音構造と相まって、打鍵音がほとんどしません。(わたしが買った2台はどちらもサイレントタイプです。)
わたしは、打鍵音は静かなのが良く、適度なタクタイル感も欲しい人なので、キースイッチを最近(?)アップデートしたOutemu社のMute Lime(Lemon) Switch V3に変更ました。

左:Mute Lime Switch V3 右:Mute Peach Switch V2

AL71は、打鍵音が残念なキーボードなのか?と言うとそうではないらしく、サイレントモデルではないAL71のユーザーレビュー動画での打鍵音の評判も良いようです。(わたしがキーボードのサイレント以外の打鍵音に興味がないだけです。)

赤いモデル(個人的にとても重要)
キーボードとしては珍しく赤色のモデルがあります。(重さが1/3でもなく3倍速く打てるわけでもないですが…赤いのはスキです。)
他にも、白、黒、ピンク、紫、緑、青があります。赤と白黒以外のカラーモデルは淡い色合いになっています。
赤いのがスキなので、メタリックレッドのボディーはとても気に入っています。

アルミ筐体
キーボードの筐体がCNC加工のアルミニュウム(合金かどうかは不明)製で非常に重く存在感があります。重量は1300gあるらしいので、持ち運んで使うことは考えない方が良いと思います。
重すぎる!丁度よい!と意見の分かれるところですが…わたしは近所のコンビニ以外にはまず外出しない人なので、重さについては、カタカタ動いて異音がしなければ特に気にしないです。
それでも、金属特有の存在感のある質感はとてもスキです。

NKRO
Nキーロールオーバーというのです。あまり意識したことはないのですが、ゲームでWとDキーを押して斜め移動しながら、スペースでジャンプしながらFで攻撃しつつ、Eでアイテムを拾うとかしても操作に問題がでないので、うまく機能しているように思います。
※USB HIDでは、データキーの同時押しは6つまでしか対応していないらしいので、実際に6キーを超えて同時に押した場合にどうかはよくわからないです。

ガスケット構造
ガスケット構造のおかげか、キースイッチとの組み合わせの結果か、よくわかりませんが、打鍵感がとても柔らかく、カチカチとした底打ち感は全く感じません。
わたしが、好きか嫌いかという点については、底打ち時の指への反動がなく疲れないのでとても好きです。
この部分は、好みの分かれるとこのような気がします。
静かなオフィスでけたたましい音を立てて打鍵し、カチカチの底打ち感を愛する人は、たぶん嫌いだと思います。

キー配置
右上の格子配列の6つのキーは、DTMや画像編集アプリで機能を割り当てて便利に使っています。省スペースキーボードで独立したキーブロックがあるのはとても便利です。
カーソルキーは以前使っていたKC68と違い、少し離れた場所に独立して配置されているので打ち間違いがなくとても使いやすいです。
スペース右横の修飾キーが1.25U(通常の文字キーが1U)ではなく1Uになっていて、修飾キーがAlt, Fn, Ctrlともう1つの合計4キーあるのが使いやすいです。これも好みの問題で、スペース右横の修飾キーは1.25UでFnキー+もう1つか2つを良しとする人にとっては、気に入らない部分だと思います。
わたしは、以前使っていたYunzii KC68と比べて修飾キーが一つ増えて、使いやすくなったと感じています。

付属品
AL71を買うと付属品がいろいろついてきます。

付属品がいっぱい…

付属品:キーキャップ・キースイッチプーラー
最初にキーボードについてきたときはとても嬉しかったです…最初はとても…色々キーボードを買いあさった結果、大量のキーキャップ・キースイッチプーラーの扱いに困ってます…(最近は箱の中に入れっぱなしで放置状態です。)

付属品:予備のキーキャップ
今まで買ったキーボードの中で予備の交換用キーキャップの数が一番多いと思います(60個ぐらいついてきたと思います。)…手に入れた当初はとても嬉しかったです…最初はとても…サイドプリントのキーキャップに交換したら、元々キーボードについていたキーキャップも含めて、扱いに困ってます…

付属品:予備のキースイッチ
ありがたいことに使用する必要はなかったです。初期不良で、反応しないキーがあったときのための予備でしょうか…

付属品:ダストカバー
キーボードルーフというか…購入時にポリカーボネートのダストカバーが付いてきました。リストレスト兼用の硬めのキーボードルーフを探していますが、AL71は珍しいサイズのようで見つからないので…付属品のダストカバーが、いまだに便利に使えています。

付属品:取説
大きめのカード状になっています。ダストカバーに収納できるサイズにしてFNキーのショートカットの覚書に使えると便利なのに…と考えてしまいます(そうはなっていないので…)。

付属品:ケーブル、2.4GHzレシーバードングル
2.4GHzレシーバードングルは付属というか、本体に収納されています(使ったことはないので収納しっぱなしの状態です)。ケーブルは、最近よく見かけるUSB-A~USB-Cに接続するタイプのケーブルです。

困ったこととか…
リストレスト兼用のキーボードルーフを探しているけど…良いのを選ぶ以前に見つからない…最近、アクリルか、エポキシ系のレジンで自作しようか悩んでいます。

そして…2台目を買ったら全色欲しくなってしまいました…色違いで同じキーボードを買っても無駄ってわかってるんですけど…なんか欲しい。

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