来週元カレと会う。あと4日。
元カレ、おさむと会うまであと5日。
おばあちゃんの死から、きっと天国のおばあちゃんが力をかしてくれて、失恋から立ち直った私。
気づいたら3月になっていた。
その頃、マッチングでアプリで出会った、ノブと電話で話すことが日課になっていた。
ノブは静岡市に住んでいる、同い年のメーカー勤務、優しい穏やかな青年。
⇒なぜまた遠距離を選んだ…私(笑)
1月中旬頃、婚活アプリを初めてすぐにマッチングはしていて、何度かメッセージを交換していたのだけど、私は、同時に多分10人以上の人とメッセージ交換していて、まず会えそうな人と話すのを優先して、ノブとはほそーく、ながーく、ゆるーく、つながっていた。
その間、多分5人くらいの男性と私は会っていて、私がその気にならなかったり、相手が私を気に入ってくれなかったり。そんな日々を過ごしている間、長く連絡が続いた人。多分遠距離で、コロナもあったし、なかなか会うことができなかったことが逆に良かったのかもしれない。
いつしか、ライン電話で毎日のように話していた。
本当にたわいもないこと。
何話していたかも正直忘れた。
でも、彼の声はとっても優しく、話していてもすごく落ち着いた。
彼と話している間は、なんか嫌な事とか忘れられた。
3月21日 ノブとの初デート。
お互いクルマ持っていたので、中間地点でクルマで落ち合った。
少し緊張したけど、電話でいつも話していたのもあって、
イメージしていたのとおんなじ、素敵で、おだやかで、優しいノブだった。
大雨の日だった。でも会えて嬉しいね…なんて話したりして。
そして、クルマの中で手をつないだ。
3月28日 ノブと2回目のデート。
静岡の岩盤浴もある温泉施設にいった。
岩盤浴。おたがいの汗がじわじわと身体をつたう。
たまらなくなって、人影に隠れてキスをした。
4月10日 ノブと3回目のデート。
私が実家(名古屋)に車で帰るついでに、彼の家の近くまで行って、案内してもらうことになった。地元の中華チェーン店とか、有名なお寺とか案内してくれて、海ドライブしながら、とっても楽しい時間。
おさむは仕事が忙しくて、1日がっつり外で遊ぶことってほとんどなくて、いつも欲求不満だったのに、ノブは違う。
「あぁ、こんなに私のために時間を使って尽くしてくれるんだ。こんなに事前に下調べとか予約とかしてくれるんだ」
って、今まで、元カレになかったものを持っているノブに惹かれいった。彼となら、おだやかで、普通の幸せな家庭が築けるんじゃないか。
「男も育休とれるんだよね。僕、育休とか絶対取りたい派…」
そういうノブの仕事すべてじゃない感。
おさむからは絶対出なかった言葉。
その日は、はしゃいで遊びすぎて、暗くなってしまった。
ノブの家に泊まらせてもらうことにした。
ノブとなら、きっと順調にいく。
私、おさむのこと、ちゃんと忘れる。
前を向いて、歩いて行こう。
そう思えた夜だった。
ノブにハグされるときの安心感。
穏やかな気持ちで眠った…。
※ノブは、身長180超え。
そして胸板厚めの元アメフトマン。
胸板フェチの私にとっては最高☆彡
つづく…
<第1話>来週元カレと会う。
2021年7月5日 こじらせあっちゃん筆