4泊5日 座間味島 ⑥
5日目
島滞在期間中、いちばんの大冒険(つづき)
軽くなった体で、駆けるように坂道を登り続ける。
もうかなり、空は明るくなってきていた。
急がないと…
「あゆちゃん、もうちょっと!頑張って〜!」
後ろで頑張る彼女にエールを送る。
着いた!
二人の息はあがっていた。
セーフ
まだ全然太陽は出ていなかった…
「まだ太陽は顔を出していないのに、こんなところまで明るいんだね…」
太陽のパワーは強い。
前日の展望台同様、強い風が吹き荒れていた。
暑すぎて脱いでいた服を急いで身につける。
汗がびっしょりだったので、もう冷たい。
お腹を空かせた私たちは、風に飛ばされそうになりながら、大切に持ってきたパンを頬張る。
すると、太陽がこんにちはしてきた
累累と横たわる島、海、光、雲、空…
出た!
全体だとこんな感じ
太陽の近くはあんなに赤く燃えているのに、もう空は清々しく、真っ青になっていた
神々しい…
高月山展望台は、第二展望台もあるので、少し散歩してみた
遊歩道もある
食べられないベリー
太陽を浴びて、輝いていた。
どこかの楽園みたい
お気に入りの一枚
連なる山も、島も、なんだか人が横たわっているように見える
朝ですよ〜〜〜
港まで戻る帰り道、平和之塔に行くことができた。
座間味村は沖縄戦における最初の米軍上陸の地となり、多くの人が犠牲となった。平和之塔は、集落と慶良間の美しい海を見渡す高台にある。軍人民間人あわせて1,200柱余を平和の守り神としてまつっている。
参照したウェブサイトのリンクです
平和之塔は、確かに海と集落の見える場所にあった。
「沖縄の人は、海が見えて日当たりの、眺めのいいところにお墓を作る。本当は、そんないいところ、家を建てた方がいいだろうと思うでしょ〜?」
玉陵@那覇市 の管理人さんは、身を乗り出し、鼻の穴を膨らましながら夢中で話を聞く私たちに教えてくれた。
長かったようで短かった島の旅
まるみや(レストラン)のおばあ、まるみやのジーマミー揚げ豆腐、トイレ掃除中に話しかけてくれた港のお姉さん、数年前移住したというインストラクターのお兄さん、数年前久しぶりに島に帰ってきて私たちを展望台まで送ってくれたお兄さん、ドライブが趣味でヒッチハイクしてくれたおじい、キャンプ場管理のお姉さん、たまたまキャンプで一緒になったキャンプ上級のお姉さん、105ストアーのお姉さん、道端で引き留められてたくさん話したおばあ、道案内してくれようとしたおばあ、ちっちゃいジャガイモの説明をしてくれたお姉さん、仕事帰りヒッチハイクに乗せてくれたお兄さん、乗りたそうな顔してたと言ってUターンしてまで送ってくれたお兄さん…
島はコロナで、やっぱりピリピリしていた。
それはそうだ。
そんな中でも、たくさん助けてくれた人、一緒に時間を共有してくれた人、話をしてくれた人、聞いてくれた人…
楽しかった。
嬉しかった。
よかったな〜〜〜
ありがとう。