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Anarchyやばいな最高だな
Official髭男dism Anarchy
1月5日のライブの時、どの曲か忘れちゃったけど(忘れたんかい)、さとっちゃんが右手をポケットに突っ込んで歌っていた瞬間があって。
「何かポケットから出す演出??」と思って見ていたら結局は違ったんだけど、妙にそれが印象に残っていた。
その事をAnarchyのMVを見ていたら思い出した。
曲全体から漂う 斜に構えた感じにニヤッとしてしまう。
私は新曲を聴くと毎回「やばい」「最高」しか言えなくなる 語彙力グッバイ病 を患っているんだけど、
コンフィデンスマンJP脚本の古沢さんはTwitterでAnarchyの事を “ノーダウトが大人になって帰って来たよう” と表現されていた。
ドンピシャ表現過ぎて渾身の力を込めて いいねをしてきた。
古沢さん……私はまださとっちゃんとのSWITCHインタビューを引きずってます………
今回の英雄編も絶対映画館に観に行きます……………
ノーダウトの歌詞にも “仕方ない どうしようもない そういってわがまま放題大人たち どうぞご自由に 嫌ってくれて別に構わない” や “時代の声に 責め立てられる筋合いはない” と 皮肉めいた言葉が並んでいる。
最近の曲だとペンディングマシーンの歌詞も強いなと思う。
でもAnarchyはそれより遥か上をいっている。
特に2番の歌詞。初めて歌詞をちゃんと追って聴いた時、1周回って笑ってしまったくらい。
強烈だな、と思う。
非の打ち所ひとつない 人生なんて歩んじゃない
不謹慎な言葉を日夜 きつめのネクタイで抑えたヴィラン
躾のない自由はない 秩序の加護に飼われて
誇りを持った清き偽善者 傷つけたくないけど何かを噛んでいたい
抜け出せ この集団の根強い重力を
捨てられない粗大なイライラが爆ぜる
ナイフを首元に当てられたようなヒヤッと感のある言葉たちが次々に繰り出されていく。
何だこのシニカルワード祭りは………
最ッッ高かよ!!!!!
中でも “傷つけたくないけど何かを噛んでいたい” という表現には全力で「それな!!!」と叫んでしまった。
ノーダウト、Pretender、Laughterと同じく、この曲も映画に沿った歌詞なんだろうな。
今回の英雄編は警視庁の刑事やインターポールの捜査官が登場するらしいから、
“隠し通していたい” の後の音は警察のサイレンを表してるのかな。
新曲を聴くと毎回 歌詞も音もどんどんアップデートしていくなと思う。
素人ながら、バンドの攻めの前傾姿勢を感じると毎回ワクワクが止まらなくなる。
これだから髭男の音楽って楽しい。
ポップでキャッチーなメロディに痛快でシニカルな言葉が踊るように並ぶ。
例えるなら、見るからに良い人そうでいつもニコニコしている仲間かと思いきや、
実は虎視眈々と首を狙っている敵で、油断しきっているといつの間にか何ヵ所も傷が増えていて衝撃2倍って感じ。
………うん、非常にわかりづらいな。
でも もし“髭男らしさ” というものがあるなら、私はこれも らしさ の1つだと思う。
好き過ぎる。
今もあのド頭の印象的なベースラインが脳内でずっとぐるぐるしている。
エフェクト多めのボーカル、切れ味抜群のギター、重さと軽やかさのバランスが絶妙なリズム隊。
歌詞のシニカルさと相まって、片方の口角の端だけをクイッと上げて したり顔をしたくなる曲。
Anarchyやばいな最高だな (やっぱり語彙力グッバイ)