見出し画像

【食旅(しょくたび)vol.3】クロアチア(Republika Hrvatska)の伝統料理を味わう

今回はクロアチア料理を味わう。
各国料理を味わう恒例イベントにいつもの友人と訪れたのはこちらのお店。

日本唯一のクロアチア料理「京橋・レストラン ドブロ」


店名の「Dobro」はクロアチア語で「よい・美しい」という意味だそう。
確かに落ち着いたいい雰囲気の店内で、2階の奥の席に案内された。
席に着くと、お店の方からメニューの説明を頂く。

パスタ・肉料理・メインが選べるのはうれしい

クロアチア料理の特徴

クロアチア料理について調べてみると以下のような説明がある。

クロアチア料理は、内陸部はハンガリーやオーストリアの影響を、アドリア海沿岸はイタリアの影響を受けた料理が多く見られます。また、その支配の歴史から、トルコや中東の影響も垣間見ることができます。肉料理あり、魚介類あり、様々な食材が、ハーブや塩、オリーブオイルなどで、素材の味を生かしてシンプルに味付けられたクロアチアの味は、日本人の味覚にも合うと好評です。訪れる地域毎の名物を、ぜひ味わってみてください。

クロアチア料理について | クロアチア・ハートフルセンター (croatia.jp)

なるほど歴史を紐解けば、クロアチアはスラブ系の民族が多いせいかメニューを見ると何となく、中欧で見かけるような料理がある。前菜の後にボルシチが出てきて、肉料理にある牛肉の煮込み・パスティツァーダがオーストリアのグラーシュに似ているような気がする。そしてタコのサラダに添えられていたのがジャガイモというのもスラブ系の影響なのかと思う。(メニューとしてはダルマチア風と紹介された。)

種類豊富な前菜 タコのサラダはもっと食べたかった!
夏らしく冷やしたボルシチ いつもだと生クリームやサワークリームの風味が強いのだが、まったりとした味わいだった(甘くないピーナツクリームがいるような…なんだろう?)
シュトゥルクリは西洋キノコとトリュフソースを選んだ
クロアチアの北西部のイストラ半島はトリュフの名産地とのこと

ロールキャベツ?ではなく「サルマ」です

見た目はロールキャベツですが、ちょっと違います

クロアチアの伝統料理を頂きたいと思い選んだ肉料理はこの「サルマ」。中はひき肉と細かく刻んだ野菜が入っているのはロールキャベツと変わらないが、キャベツが一味違う。
ドイツや中欧料理を食べたことがあるなら知っているかもしれない。「ザワークラウト」のように酢漬けしたキャベツをサルマに使っている。そもそもこのロールキャベツのように、キャベツで肉を包む料理は、ギリシャ料理の「ドルマ」がルーツ。ただドルマはブドウの葉を使っているのだが、その食べ方が広がるとクロアチアなどではキャベツを使うようになったようだ。お店の人曰く、サルマはクロアチアの「おせち」のような存在とのこと。
食べてみると酢漬けキャベツの酸味と塩味を感じるが、煮込まれているからか穏やかな味わい。中の具を合わせて食べると酸味がよりマイルドになる。途中から添えられているマッシュポテトと一緒にいただくのもよい。夏でもこの煮込み料理なら何個でも食べられそうな味だった。

アイスにもトリュフ!おしゃれでした

お店の人に以前クロアチアに行ったことがあることを伝えると、クロアチア旅行の話で盛り上がれた。話をしていたらクロアチアにまた行きたくなってしまったな…

今日はサルマなどの伝統的なクロアチア料理を味わえた。
私の「食旅」はまだまだ続く。


いいなと思ったら応援しよう!