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日記(5) -偶然偶然-

すごい偶然が起きた。

最近フィンランドにはまっていることを同僚に熱弁していた。
行く予定もないのに「地球の歩き方」を図書館で借りたこと。行きたいカフェやサウナはもうチェック済みでGoogleMAPにピン留めしていること。今知っているフィンランドってこんな国などなど、とめどなく口から出てくるフィンランドは話を同僚は優しくただただ聞いてくれた。「フィンランドイキタイ」とずっと口にしていた。

その30分後。まさに偶然偶然、日本に旅行に来ていたフィンランド人のカップルと会話をすることになった。約1か月の日本滞在中で、1週間ほど私の住む地方都市へ旅行に来ていた。
英語は下の上レベルな私。昨年1年間はオンラインレッスンで英会話を受講していたため、海外の方に話かけることにそこまで躊躇はしなくなった。今回は加えてフィンランド人であるということで私のヘッタくそ英会話ながら、どうにかコミュニケーションを取りたいという気持ちが前面に出ていたと思う。とにかく話をつづけた。

その方たちはとても穏やかで、私の質問にも優しくわかりやすく返答してくれた。フィンランド人は本当に一家に1台サウナを持っているし、コーヒーの消費世界一の噂も本当のようで、たくさん飲むために浅煎りのコーヒー豆が多いらしい。当たり前のように英語で会話をしたが、フィンランド人が英語を話すことができるのもどうやら本当のようだった。しかもその方は日本語も勉強中で、どうにかして日本語で伝えようとする姿にも感動した。フィンランド人と日本人は似ているということをよく聞く。シャイで寡黙。この方たちと会話をする中でも、なんとなくリズムが合うような気がした。

夢のような時間だった。同僚に一方的にフィンランド話をしていただけなのに、フィンランド人を話すことができるなんて。神様ありがとう。

私がフィンランドに興味を持ったのはなぜだろう。SaunaLabで読んだ本とサウナがきっかけではあるけれど、なぜここまで急に強い想いになったのだろう。別にマリメッコが好きなわけでも、イッタラやアラビアの食器が好きだったわけでもなんでもない。ただSaunaLabに行ったとき、その空間や温度感に心地よさを感じ、知れば知るほど引き込まれていった。行ったこともないフィンランドが、なぜか自分にとって心地よく過ごせる場所なのではないかと感じた。

「フィンランドイキタイ」ではない。
私、絶対にフィンランドに行く。


写真はフィンランド行きたすぎて作ったロヒケイット。

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