日記(6) -バイク-
1年前にバイクの免許を取った。きっかけは何となく、ノリで‥
パートナーが大型免許を取得するために教習所に通っていたのが2年前。大人になってからなにかを学ぶというのがとても楽しそうだった。晴れて大型免許を取得し、大型バイクに乗り換えたパートナーは本当にイキイキとしていた。後ろに乗り、近場はもちろん旅行にも出かけた。
バイクに乗って風を切って走るのはとても気持ちがよかった。前にも書いたが「自由」を感じることができた。
その1年後、パートナーが卒業した教習所で女性用のバイク体験乗車会があると聞き、無料だし楽しそうだし行ってみるか、と参加した。
ただ乗って教習所のコースをただぐるぐるしているだけだったが、とても面白かった。
その場で教習申し込みをすることはしなかったが、帰りの道で入校しよう〜と決めていた。
入校してからは本当に大変だった。私は小柄でそこまで筋肉もない。スポーツの経験もあまりなく、そんな私がまずバイクを取りまわすということが本当に大変だった。
おまけに車とちがったマニュアル操作。クラッチ・シフト・ブレーキ操作、全然身体が覚えてくれず、エンスト・転倒ばかりしていた。
30代半ばにもなると、転倒するというのは身体的にも精神的にもなかなか堪える。初日の講習のあとは「もう行きたくない」だった。
転ぶことが怖い、というより、自分で扱いきれない物にまたがるということが怖かった。全然操れない。人馬一体なんてもっての外。教習の前は毎日気が重かった。が、持ち前の根性と気力でどうにかストレートで卒検も合格。晴れて普通自動二輪免許を取得したのだった。
取得後の1年たった現在、私は毎週のようにバイクに乗っている。
楽しいのはやはり中・長距離を走ること。目的はサウナだったり、景色のきれいなところだったり。車での移動とはまた違った楽しさがある。時間が取れないときはほんの数時間、近くの景色の良いコンビニにコーヒーを飲みに行く。楽しいと思えるようになったのは、なによりバイクを扱えるようになったというのが一番大きいのかもしれない。
次はどこへ行こう。もうバイクに乗ってどこかへ行ってしまいたい…と最近よく思うが。今日も夫と近くのコンビニまでコーヒーを飲みに行くのだ。