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【メンバーシップ限定記事(一部無料)】 Mindfulness - Journey 04:マインドフルネスを軸としたプログラム
はじめに
前回のJourney 03では、行動療法から認知行動療法(CBT)、そして第三世代行動療法へと至る歴史と理論的背景を整理しながら、マインドフルネスがどのような位置づけで心理療法と結びついてきたのかを探究しました。第一世代(行動主義)は行動の変更、第二世代(認知行動療法)は思考の修正を中心に据えましたが、第三世代では「受容(Acceptance)」や「今ここ(Present Moment)」を中心としたアプローチが大きな特徴となり、マインドフルネスが理論・実践の両面で取り入れられてきました。
今日のJourney 04では、マインドフルネスを具体的に実践し、臨床やセルフケアの場で活用するための代表的プログラム―MBSR(マインドフルネスに基づくストレス低減法)とMBCT(マインドフルネス認知療法)―を中心に、その進行ステップや特徴、臨床適用の事例などを詳しく紹介していきます。また、その他のマインドフルネスベースのプログラムも取り上げながら、実践の場面でどのように活かされているのかを見ていきましょう。
今回のJourney 04で扱う内容は、以下のステップで進めます。
MBSRの概要とプログラム構造
MBCTの概要とうつ病再発予防の視点
プログラム進行の詳細──セッションごとの典型的エクササイズ
実践の要素──呼吸瞑想、身体スキャン、マインドフルネス・ヨガ
臨床応用の幅と注意点
関連プログラムの紹介──MBRP、DBTなど
振り返り
マインドフルネスが「ただ座って呼吸に集中するだけ」という単純なイメージで捉えられがちな一方、それを体系化し、8週間程度のプログラムとして確立・標準化することで、多くの人に継続しやすい形で提供されてきた実績があります。ここを理解することで、マインドフルネスがどのように生活や臨床の場に「落とし込まれているのか」をより深くイメージできるはずです。
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1. MBSR(マインドフルネスに基づくストレス低減法)の概要とプログラム構造
1-1. MBSRの成立と目的
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