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【メンバーシップ限定記事(一部無料)】Mindfulness - Journey 09 アプリ・ウェアラブル機器・オンラインプログラムの活用

はじめに

 前回のJourney 08では、マインドフルネスがうつ病、不安障害、慢性疼痛、依存症などの具体的な症状や課題に対してどのように応用されているかを解説しました。研究や臨床事例の蓄積により、「思考や感情、痛みに巻き込まれ続ける時間を減らし、今この瞬間に立ち戻る余裕を作る」というマインドフルネスの特性は、多くの苦痛に対して有効なサポートになり得ると再認識できたかと思います。

今回のJourney 09では、マインドフルネスとテクノロジーとの融合に焦点を当てます。スマートフォン向けの瞑想アプリやオンラインプログラム、さらにはウェアラブル機器が登場し、場所や時間を問わずにマインドフルネスを実践できる環境が広がりつつあります。通勤時間や仕事の合間に短いガイド瞑想を利用する、専用デバイスで脳波や心拍を測定しながらトレーニングするなど、さまざまな選択肢が続々と登場してきました。

こうしたテクノロジーの進化は、従来型の対面セッションとは異なる新しい可能性を生み出す一方で、専門家との直接的なコミュニケーション不足やプログラム品質のばらつきなどの懸念も指摘されています。本稿では、テクノロジーを活用したマインドフルネスの現状と展望、それに伴う課題や注意点について考えてみましょう。

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今回のJourney 09の流れは、以下のように進めます。

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