競技のお話…ローイングとは?

こんにちは!山領です。
前回更新より間が空いてしまいました…ここからはすこし連続で記事を書いていこうと思います!

今回は、競技についての紹介です!

私は”ローイング”という競技を18年続けています。
愛媛県の皆様には、”ボート”という名前のほうがなじみ深いと思います。
映画化、ドラマ化、そして最近はアニメ映画にもなった”がんばっていきまっしょい”の題材にもなっている競技です!

オールを使って後ろ向きに進み、決められたレース距離のタイムを競う競技です。
愛媛県内だと、今治市の玉川ダムでレースが頻繁に行われており、高校生や大学生、実業団など様々な年代の選手が活動しています。
そして私も玉川ダムは主なトレーニング場所のひとつです!

ローイングでは主に1000mと2000mの直線を競うレースがあり、オリンピックでは2000mが採用されています。
(隅田川などで行われる早慶戦など、ロングレースもありますが…)
2017年~2021年の間、オリンピックに向けた日本代表として活動していた時は、この2000mレースを主眼として日々取り組んでいました。

2017年世界選手権.、スタート直前の様子.
画像の一番奥が日本代表クルー(左から2番目が山領)

このローイング、伝統的な競技であり、当然ですが私は大好きです。
戦術しましたが、ローイングにおいては、横並びで直線距離を競います。
競泳をイメージしてもらえればわかるかと思いますが、水上に設置されたそれぞれのレーンをスタートからゴールまで一直線に走ります。
相手のレーンに侵入すると、妨害行為としてレースから除外されてしまいます。
競技である以上、相手と競争するのですが、ローイングにおいては、まず自分が最高のスピードを出すことが勝利の条件です。
駆け引きはもちろんありますが、「自分自身が良いパフォーマンスを発揮する」ということは、競争心が高くない私にはとても向いている競技だと思っています。
相手に勝とうとする気持ちが先に出ると、どうしても焦ったり、緊張したりします。
良いパフォーマンスを…と緊張することもありますが、自分自身にだけ集中すればよいというのは良いなあと思っています。
なので対人競技を今から始めるのは難しいかもしれません笑

シングルスカル(一人乗り)のレース(JARA 佐藤さまより)

ローイングには、スカルとスイープと呼ばれるものがあり、
スカルはオールを2本、スイープはオールを1本で漕ぎます。
スカルは1人、2人、4人のボートがあり、スイープは2人、4人、8人の偶数人数でのボートしかありません。

スカルの4人乗り、クォドルプル(黒のユニフォームが山領)
エイト.8人が漕いで、画像一番左のコックスが舵を切ってクルーの指揮をとります!
シングルスカル 幅はお尻程度…
レース中.水の抵抗と戦いながら進みます
オールの長さは約3m.とにかく後ろに進む!
シングルスカルの長さは8m、重さは14kgしかないので、軽々持てちゃいます!

カヌーと何が違うの?とよく聞かれますが、ボートの形状が異なり、また進む方向が真逆となります!
カヌーは前方向、ローイングは後ろ(背面)方向となります!
また、ローイングはオールをボートに固定しますが、カヌーは固定しません。
今度水に浮かぶ手漕ぎの船を見かけたら、どちらかな~と見てみてください!

今回はローイングの紹介をさせていただきました!
次回は今私が力を入れている種目、”コースタルトーイング/ビーチスプリント”について紹介します!

読んでいただきありがとうございました!


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