夢は人に話すべきか?
みなさんは自分の夢や目標を人に話すタイプですか?
それとも、心の中でひっそりと持つタイプですか?
私自身は、人に理解してもらうことを半ば諦めていて、積極的には人に話しません。
「奥ゆかしい」日本人には、自分のことを語ることに抵抗がある人も多いかもしれません。
一方で、周囲からドン引きされるほど、夢を高らかに宣言する人もいます。
夢は人に宣言した方がいいのか、それとも言わない方がいいのか?
今回はこの問題を考えます。
前提:夢はありますか?
そもそも、みなさんは夢を持っていますか?
そもそも夢も目標もなかったり、あってもぼんやりと思い描いているだけでは、実現できません。
夢を言語化しておくことが叶えるための第一歩ですし、自己理解を深める意味でも重要だと思います。
語るべき夢がない方は探してみてほしいですし、あるけど言葉になってない人は是非書き出すなりしてみてください。
探し方や書き出し方についても、いつか記事にしたいと思っています。
夢は人に語った方がいい派
夢や目標が決まったら、周りにどんどん言ったほうがいい!という人がいます。
根拠としては、みんなに言った方が自分が後に引けなくなるからだそうです。
自分としてはみんなに言った手前、目標達成のための努力を怠りづらくなります。
周囲の人も、言ったからには努力するんでしょ?という目で見てきます。
このように自分・周囲両方からがんばる土壌が作られるので、やらざるを得なくなる、というのがこの考え方の論拠です。
この考え方は、「予言の自己成就」という心理的現象に基づいているらしいです。
予言のように、「自分はこうなる!」と言っておけば、人間それが成就するように努力するものです。
その人間の性質を利用して、自分を追い込み、周囲にもある意味監視してもらうために、高らかに夢を語るべきだといいます。
夢は人には言ってはいけない派
もう一つの考え方は、「夢や目標を持つことは大事だが、人に話してはいけない」というものです。
なぜかというと、人間は他人が新しいチャレンジをしようとすると、変化を嫌って止めたくなる心理が働くようです。
生物が一定の状態を保とうとする性質を、恒常性:ホメオスタシスと言ったりしますが、それが他人への言葉にも適用されてしまうというのです。
その性質によって、「無謀な挑戦は辞めた方がいい」とか、「初志貫徹で今のままがんばれ」という言葉を他人にかけるのでしょう。
夢を宣言した有名人にバッシングが集まるのも、同じ様な心性かもしれません。
こうした人が夢を追いかけるのを妨げようとする人=ドリームキラーに邪魔されないようにするには、そもそも宣言しなければよいのです。
身近な家族であってもドリームキラーになり得るので、もはや夢も目標も誰にも言わず、自分の心の中で持っておけばいいというのが、この考え方です。
それで結局、どっちがいいの?
ここまで、夢や目標は人に言った方がいい派と、言わない方がいい派の両方の考え方を紹介しました。
結局のところ、どっちにすればいいのでしょうか?
もちろん人によって選択は異なっていいと思いますが、私の考えをお伝えします。
多くの場合、夢や目標は本当に信頼できる人にだけ言うのがいいと思います。
言わない派によると、人の夢や目標を邪魔してくるドリームキラーの存在が、なによりやっかいです。
そのため、なにかの節に邪魔してくる可能性がある人には言うべきではないと思います。
一方で、何があっても自分のことを理解してくれて、応援してくれると思える人であれば、言ってもいいのではないでしょうか。
信頼できる人に応援してもらうことは、必ず自分の力になると思います。
ただし、信頼できる人は慎重に選ぶべきだと思います。
たとえ家族であってもドリームキラーになり得るので、かなり深く相互理解ができている親友やパートナーに限って、共有するべきだと思います。
メンタルが強い方向けの方法
ただし、メンタルの強さに自信がある方は、誰にでも夢や目標を言ってもいいと思います。
たくさんのドリームキラーの戯れ言も気にとめず、一心不乱に努力できる。
そんな逆境も力に変えられる人であれば、どんどん夢を語りましょう。
有名な方では、「ディズニーを倒す」と公言しているキングコング西野亮廣氏、偏差値30から慶應大学に合格した「ビリギャル」のモデル小林さやか氏、サッカー日本代表は「ベスト4に入る」と公言した岡田武史氏などが思い当たります。
こうした方々のように、周囲からの批判も自分の力に変えられる人は、高らかに夢や目標を語った方がいいでしょう。
今回は「夢は人に話すべきか?」をテーマに、二つの考え方から私なりの解釈をお伝えしました。
いかがだったでしょうか?
みなさんはどちらのタイプでしょうか?
私はノミの心臓・豆腐メンタルなので、夢は本当に信頼できる人にだけ話そうと思います。
今回は以上です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。