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【J‐TREC出場】【京急電鉄】新1000形1890番台(1893編成) J-TREC横浜事業所を出場 2021年11月8日

・京急新1000形20次車3本目の出場

11月8日、京急新1000形がJ-TREC横浜事業所を出場し、久里浜工場信号所まで回送されました。

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画像:出場の時間まで待機する1893編成

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画像:金沢八景~金沢文庫間はKC1099として運転
営業時間中の出場となる為、金沢八景駅から直接久里浜方面へ進まず一旦金沢文庫の車庫へ入る。

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画像:金沢文庫~京急久里浜~久里浜工場信号所間はKC1098~KC1199として運転。
金沢文庫の車庫で数十分間待機後、再び久里浜工場信号所へ向かう。


・今年度増備分で置き換えられる予定の1500形

今回出場した1890番台は今年度3編成増備される予定であり、その1本目が今回出場。

前年度はモーニングウイング号の12両編成化と団体等にもフレキシブルに運用する為の増備でしたが、今回は前述だけでなく1500形の置換用として出場しました。

京急1500形は1985年に登場した旧1000形の置換用として登場しました。
現在も普通から快特まで幅広い種別で使用され京急の新1000形の次に主力車両です。

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画像:京急1500形アルミ合金車

大多数はアルミ合金製の車体を導入していますが、一部編成にアルミ合金製でない編成があります。

それが、1501編成~1517編成の4両5編成。

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画像:1500形鋼製車

初期に製造された5編成はアルミ合金製ではなく、鋼製車体を採用しているのが特徴です。

外見もアルミ車と少しばかり差異があります。

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画像:鋼製車とアルミ車の回送。画像手前の車両が鋼製車、奥がアルミ合金車。よく見ると窓枠や屋根上が若干異なっている。

現在、京急の快特は120km/hで運転されますが、鋼製車の5編成だけ110㎞/hまでしか出せません。

これは、120㎞/hに対応する増圧ブレーキを装備されておらず、増結車含め快特に充当出来ない為、現在は朝ラッシュの特急増結車や大師線を中心に活躍しています。

速度差による車両運用の制限を無くす為か、新1000形1890番台で1500形鋼製車を置き換える計画の様で、先日1513編成が久里浜工場へ回送され現在休車状態となっています。

2020年5月頃から2021年4月頃にかけて鋼製車5編成中3編成が久里浜工場での検査を通過しました。
しかし、残り2編成が未検査。
その未検査2編成が1509編成と1513編成です。

1513編成が今回出場した1893編成の置換になると、今後本線上へ戻る可能性は限りなく低くなり、1509編成も早くて今年、遅くても今年度がターニングポイントになるかもしれません。

本線運用には中々充当されにくい1500形鋼製車ですが、撮り乗り納めは今のうちです。

大師線がお勧めです。

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