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【J‐TREC出場】【JR東日本】E235系1000番台グリーン車(F-23編成、F-24編成) J-TREC横浜事業所出場 2023年1月26日
・約5ヶ月ぶりの横須賀・総武快速線用グリーン車
1月26日未明、横須賀・総武快速線用E235系グリーン車がJ-TREC横浜事業所を出場しました。
2022年8月2日以来、約5ヶ月ぶりの出場となります。
※前回出場時はこちらから
従来通り、横浜で製造されたグリーン車をJ-TREC新津事業所まで輸送され、同事業所で製造中の普通車と連結し、所属先の鎌倉車両センターまで輸送されるものと思われます。
・出場時の様子
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古い車両ではあるが、最近コンプレッサーが新品に交換されている。
・気になる鎌倉車両センターへの搬入時期
前述の通り、今回はグリーン車をJ-TREC新津事業所まで輸送後に普通車と繋ぎ編成を組成。
その後試運転を経て所属先の鎌倉車両センターまで運ばれます。
今回の出場から営業運転開始まで時間差が発生します。
導入当初から従来のJR東日本の車両更新では珍しくスローペースの更新となっている為、グリーン車の出場から営業開始まで半年近く開くことも珍しくない状況となってきました。
今回は妻面部にある検査標記を目安に営業開始時期を調査しました。
・F-23編成
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・F-24編成
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珍しく2編成同時生産となる模様である。
F-23編成,F-24編成共に2023年3月が最初の検査表記となっています。
この為、営業運転に入るのは今年3月頃と見込まれ、所属先である鎌倉車両センターに輸送されるは2月~3月上旬までと思われます。
今年の3月はダイヤ改正も絡むために、改正前又は改正後に営業運転が開始されるか注目されます。
ただし、今回のダイヤ改正は横須賀・総武快速線内においてのメインは成田空港行が削減される(恐らく千葉止まり)のとE235系の追加投入となるのでダイヤ改正において大きな変更は無いと思われます。
・甲種輸送
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同じJR東日本であるが、普通車と連結する為に一旦新潟県へ送られる。
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赤い機関車とダブルデッカーの車両が際立つ。
・Y_TREport特集:来る者あれば去る者あり 〜とあるE217系さよなら撮影会〜
今回は、横須賀線関連ということで特集です。
今回のグリーン車出場から営業運転開始まで時間差が発生するのと前述しますが、営業運転を開始されると代わりに従来車であるE217系が1編成姿を消すことになります。
今回は、昨年姿を消したE217系のとある編成に関するイベントが開催されたレポートになります。
・時は遡り2022年10月・・・
2022年10月16日、E217系のとある編成が最後を迎えるということで、廃車前の撮影会が鎌倉車両センターで行われました。
しかし、お知らせの時点ではどの編成かは当日のお楽しみということで詳細は明かされていませんでした。(ただし、ヒントとなる画像は添付されていました。)
先着順の申し込みであったこのイベントは受付開始5分以内で完売。
急遽追加枠が発売されるものの、すぐに完売という大注目のイベント。
どの編成が今イベントとなる主役が明かされない中での受付開始直後の完売は非常に珍しいものと思われます。
・撮影会当日、今回のとある編成が明かされる
参加者は薄々この編成だろうと頭の片隅に思いながら鎌倉車両センターへ向かったものと思われます。
しかし、公式からはどの編成なのか明かされておりません。
控室で受付と説明を受けた後、放映されたにビデオで今回の主役であるとある編成が明かされました。
・基本編成のトップナンバー Y-1編成
参加者の頭の片隅の予想が見事に当たり、今回は廃車前の同系トップナンバーであるY-1編成がイベントの主役となりました。
ここから撮影会イベントはスタートされます。
まずは、東京寄り先頭車からスタート。
一応、行先等も変えてくれたのですが、E217系の前面は種別及び路線名しか出ない故に行先を撮影する場面も場所もありません。
それでも普段掲出しない種別が表示されました。
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普段は撮影会用に綺麗にしている場合が多い。
しかし、帯の剥がれ具合は今迄走って来た功績を伝える為に整備が見送られた。
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E217系登場時に「特別快速エアポート成田」が運転されたが、全列車113系だった為に幻となった。
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登場から25年以上経ち、「成田エクスプレス」との混同を防ぐ為に普通の快速列車となった。
愛称が消えた後も武蔵小杉駅等新駅開業以外の停車駅に変更はない。
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列車番号の1016Mは撮影会の日付を指す。
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恐らく「ご苦労さん」の意味だろう。
参加者から長年の労いもあり花束が贈られた。
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Y-1編成の登場時はF-01編成であった為、新旧F-01編成が実現。
次世代への世代交代を意味する為に意図的に並べられたのか?
真偽は不明である。
・車内へ
今回の撮影会では車内を利用して久里浜方の先頭車へ移動しました。
その際、車内及び運転台の撮影が出来ただけでなく、廃車解体前に11号車の床面にメッセージを書くことが出来ました。
※床面にメッセージを書くだけでも関係各所調整に調整を重ねた模様です。
参加者の方は思い思いをメッセージに書き込むだけでなく、各場所も選定していた方もいらっしゃいました。
筆者もメッセージを書かせていただきました。
様々な場面で関わった編成でありましたが、残念ながら苦い思い出しかありません。笑
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登場時の2編成にはボックスシート部分に手すりのパイプがあるのが特徴です。
告知のヒントにクロスシート部の特徴的な画像があった為に多くのファンは勘付いていました。
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運転台も僅かながら撮影出来ました。
新小岩駅のホームドア設置関連に伴い晩年は様々な装置が設置されました。
しかし、運転台上部に保安装置関連のパネルが設置されているのは90年代に製造された近郊形電車の特徴でもあります。
・久里浜方先頭車へ移動
車内を移動した後は、久里浜方先頭車で再び撮影会が行われます。
実は、この久里浜方の先頭車は登場時から走っていた先頭車ではありません。
E217系登場から約3年後、年々増備が進められる同系と同時に久里浜方先頭車(1号車)に車椅子対応トイレが設置されることとなりました。
この後登場する新製車は車椅子対応トイレとなりますが、従来車に関しては未対応の先頭車と対応済の先頭車を取り替える措置が取られました。
勿論、登場から3年しか経ってない先頭車を廃車にすることなく、付属編成に編入。
その後現在に至るまで走っています。
その為、東京寄り11号車と久里浜寄り1号車で先頭車のみ前面が一部異なっています。
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東京方とは前面のステップ及び貫通扉が非貫通構造となっている部分が異なる。
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この編成は、横須賀線の減便に伴い活躍の場を東海道線に移し同線の増発に貢献した経緯がある。
この時に掲出されたヘッドマークを当時の所属区であった国府津車両センターから拝借し、
今回のイベントにて使用された。
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・廃車へ
撮影会終了後、廃車に向けて最後の整備が行われ、10月19日に解体先の長野総合車両センターまで配給輸送されました。
ただし、同系は中央本線内を自走する事ができない為、機関車に牽引される形で所属区である鎌倉車両センターを去り、撮影会にて11号車の床面に描いたメッセージを乗せたまま長野総合車両センターまで運ばれ、同車の解体まで残されました。
E217系の基本編成のトップナンバーであったY-1編成はこの日をもって28年間の歴史に幕を閉じました。
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他編成よりも多くのファンに見送られながら鎌倉車両センターを後にした。
・初期編成は残存している
初期に製造された基本編成は残念ながら昨年10月に廃車となってしまいましたが、初期に製造された付属編成は現在(2023年1月31日時点)横須賀・総武快速線を中心に営業運転を行っており、量産車と異なる前面の分割ステップ車は未だ健在です。
しかし、置き換えがスローペースとはいえ進められている為に活躍する姿を見られなくなるのも時間の問題と考えております。
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両先頭車前面ステップが分割式かつ貫通扉を装備している。
一時期東海道線を走ったが、登場時から変わらないスタイルで走り続ける。
登場時から変わらない編成を保っている付属編成も次回の撮影会にメインになってくれると嬉しい限りです。
※撮影は全て筆者が撮影
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