【J‐TREC出場】【JR東日本】E7系新幹線(F28編成)J-TREC横浜事業所出場 2021年12月16日~12月22日
・2021年3本目の新幹線陸送
12月16日未明から22日未明にかけE7系新幹線がJ-TREC横浜事業所を出場し、横須賀市内の港(※)へ陸送されました。
※行先は道路事情や付近住宅街を鑑みて「船積み先の港」として表現しております。
過去2回(※)を含め、全車両が新潟新幹線車両センターへ配属される模様です。
※7月分(記事①)
※10月分(記事②)
今回も2019年10月に発生した台風19号被害による代替新造かと思われますが、前回、前々回の陸送と異なり、昨年製造予定分であった車両が約1年遅れて陸送となります。
新幹線陸送は今回をもって一旦終了となり、純増等で横浜からのフル規格新幹線の製造が行われない限り当分ありません。
・陸送担当業者の変更
今回の陸送担当がSBSロジコム株式会社から日本通運株式会社へ変更となり、東海道新幹線の陸送を担当している豊橋支店が今陸送を担当しました。
これは、SBSが外されたということではなく、同時期に横浜市営地下鉄4000形の陸送担当となっていたので調整が困難となり、同様の新幹線陸送を行っている日本通運に依頼したという見方が現実的かと思われます。
・F28編成陸送まとめ
前回、前々回に引き続き、今回もF28編成の陸送全日程を振り返りたいと思います。
①12月16日未明
前回中間車からスタートした同系ですが、担当業者が変わった影響か今回は1号車からスタートしました。
先頭車は従来通り先端のみ養生され黄色い貼り紙が貼られていました。
前回までのSBSの様に慎重に作業すると思いきやそこは普段から東海道新幹線を担当している支店。
狭い道でも迅速かつ丁寧なテクニックで曲がってゆく姿に啞然…
今迄の常識が通用しない今回の陸送であると初日から痛感しました。
②12月17日未明
初日、2日目共に号車順通り進んでいる為、7月と同様に進められていると思われます。
③12月18日未明
この日は、東急5080系の入場(記事③)があった関係で工場付近で取材。
入場絡みで通常より少し遅れて出発すると思われたが、5080系入場後すぐに一本目が出発しました。
工場出発から京急線の踏切まで誘導員が走る為、トレーラーも通常よりゆっくり進みます。
踏切渡った先の交差点で右折し住宅街の中を通り、金沢八景駅の交差点で国道16号線を横切る形で横須賀方面へ直進します。
このため、中央分離帯のポールが外されカラーコーンに変更されます。
本来は左折専用ですが、大型トレーラーは特例で直進できます。
④12月19日未明
お休み
⑤12月20日未明
一日休み明けてから後半戦が始まる。
この日は踏切を渡る京急線の夜間作業都合により通常より30分早くスタート。
早く終わってくれた方が嬉しい(笑)
⑥12月21日未明
この日も京急線の夜間作業の関係で通常より30分早くスタート。
このまま最終日まで行くと思われた。
⑦12月22日未明
後半2日間は通常より30分早くスタートしていたが、最終日は通常通りの時間でスタート。
11号車はギャラリー少な目。しかし、先頭車の12号車は例外。
先端部分は養生されていますが、自転車、自動車の追っかけはいらっしゃいました。
ただし、最短ルートで陸送が行われている為、信号のタイミング次第で先回りするのは難しいと思われます。
・最後に
2021年度に3回も新幹線陸送が行われた陸送は今回をもって一旦終了。
前回とは異なり、1号車から順番通りに陸送されました。
7月分は6年ぶりの新幹線陸送とあり、色々とトラブルもあり波乱な幕開けでしたが、10月、今回共に大きな混乱もなく終了しました。
先頭車が養生されている効果もあると思いますが、大きな事故もなく無事に終わって筆者自身もホッとしています。
新幹線を含め今年度は陸送が多い1年となり、年明け後も都営新宿線車両やフィリピン南北通勤鉄道線車両の陸送が行われると予想されます。