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【J‐TREC出場】【JR東日本】 E235系グリーン車(F-46編成,F-47編成) J‐TREC横浜事業所出場 2024年11月21日

⭐︎横須賀・総武快速線グリーン車 増備⭐︎

11月21日未明、横須賀・総武快速線用グリーン車がJ−TREC横浜事業所を出場しました。

2024年7月17日以来、約4ヶ月ぶりの出場となります。
※前回出場時の模様は、以下のリンクからご覧いただけます。


◯出場時のようす◯

今出場は入換の関係からか、両端に機関車が連結されるプッシュプル方式での出場。

横須賀・総武快速線グリーン車出場においてこの方式は、2023年6月27日以来となりました。

出発前
プッシュプルの先頭は、黄色のECOMO 2号機
深夜の踏切を行くグリーン車
横須賀・総武快速線グリーン車も遂に47編成へ
後ろは青色のECOMO 1号機がサポートする

横須賀・総武快速線用のグリーン車は、合計49編成(98両)が製造される予定。

したがって、次回の出場が最後になると思われます。

⭐︎Y_TREport リバイバルブーム続く〜懐かし時代の再現が相次ぐ〜⭐︎

今回は、ここ数年ブームとなっている鉄道車両のリバイバルの話題。

昨今、撮影会を中心に往年の姿や過去に走っていた線区の姿を再現する事案が多くなっています。

このnoteでも度々話題にしている東海道線時代に活躍したE217系のリバイバルが一例として挙げられます。

今回は、昨今のリバイバルブームにおいて、過去に往年の姿や行先を再現したものを過去数年に遡ってご紹介しようと思います。

・リバイバル① 横須賀線色リバイバル

まずは、横須賀線色について簡単に解説。

横須賀線色とは1950年以降から現在に至るまで青とクリーム色が塗り分けされたカラーリングであり、横須賀線を走る塗装ということで現在でも「スカ色」と呼ばれています。

現在では同線を走る車両が中心となっていますが、過去には中央本線(115系)、房総各線(113系)、飯田線へ採用されました。

現在走るE235系の横須賀色は採用当初のカラーリングとは多少異なりますが、同線を走る車両において、現在もこのカラーリングが採用されている伝統的な塗装となっています(※同じ線路を走る湘南新宿ラインは除く)

このスカ色ですが、一度も同色を纏ったことのない車両が期間限定で纏った時期がありました。

その車両が…

E231系0番台

常磐線快速線の快速電車として活躍している同系式ですが、常磐線快速線の他、成田線(我孫子〜成田間)への直通運転を行っています。

この我孫子〜成田間について、現在の常磐快速線の車両の他、1990年代後半まで113系が走っていた路線でありました。

房総各線を駆け回った113系。
懐かしいと感じる方も多いだろう。

2021年4月、この区間が開業120周年を記念し、E231系0番台の付属編成(マト139編成)を当時走行した113系のカラーリングに期間限定でリバイバルすることになりました。

113系のカラーリングを模したE231系0番台。
ヘッドマークを掲げ、成田線(我孫子~成田間)を往復。

運転開始当初は成田線開業のヘッドマークを掲げて同線中心に運転されていましたが、その後常磐快速線と成田線の共通運用となりました。

ヘッドマークが外され常磐快速線の運用に就く113系カラーのE231系0番台。
一際目立つカラーが常磐快速線を駆け巡った。

同年8月には東京総合車両センターにて現在走る横須賀線車両(E217系、E235系1000番台)を並べた撮影会が開催。

普段走る常磐快速線から離れ、山手貨物線を走るE231系の横須賀色は多くのファンに注目されました。

撮影会イベント準備のため、山手貨物線を走る113系カラーのE231系0番台。
このカラーで走ったのは、前面のみに113系カラーを施したのとこのイベントの往復のみとなった。

その後、リバイバル期間は終了となり、約5ヶ月の短期間で終了。

この期間沿線では多くの撮影者が集まったのは記憶にあります。

2024年11月、E217系の付属編成(Y-101編成)が登場時のカラーリングにリバイバルされましたが、1回の撮影会と1往復の営業運転を行ったあと、表舞台に出ていないのも記憶に新しいことと思われます。

・リバイバル② うぐいす色リバイバル

現在山手線を走るE235系0番台。
山手線のラインカラーは黄緑色のウグイス色と呼ばれている色です。

現在活躍中の山手線(E235系0番台)

山手線では、現在のE235系の2世代前に205系という車両が走っていました。

205系は、1985年山手線に登場。
2004年まで山手線をひたすら回っていました。

その後、編成まるごと及び短編成化による改造等を行い、仙石線、鶴見線、南武支線、八高線、川越線、埼京線、京葉線等の多くの路線で活躍することになります。

しかし、時代が進むにつれ老朽化や各線のワンマン化が進み、2023年3月改正における鶴見線ワンマン化により純粋の205系0番台は消滅しました。

ただし、2024年12月現在において南武支線の一部及び仙石線において山手線の残り香を味わうことが出来ます。

山手線の残り香を味わえる南武支線
東北地方では仙石線の一部で山手線の残り香を味わえる。

何故、この山手線時代の205系をピックアップしたかというと、2024年11月23日の大宮総合車両センターで行われた『鉄道ふれあいフェア』において、山手線205系がリバイバルされました。

2024年にリバイバルされたうぐいす色の山手線。
スカートと列車番号表示器が幕式化され、登場時から1990年代前半の姿がリバイバルされた。

大宮総合車両センターにてリバイバルされた205系は、元々山手線から京葉線へ転属後、大宮総合車両センターに戻り、ドアや窓ガラス等の床下機器より上側作業(上回り作業と言います)の練習車両としてやって来ました。

大宮へやって来た当時、京葉線時代のワインレッド色を纏っていましたが、2025年に205系登場40周年を記念してか、当初走っていたうぐいす色に帯を張り替え、山手線時代をリバイバルした姿が展示されました。

2004年に山手線から各路線へ転属した際、各線のカラーリングに改められた為、純粋な山手線のうぐいす色を見られるのは約20年振りの出来事となりました。

ここだけ見れば現役時代の山手線205系。
現役時代を彷彿されることで多くの人が集まった。

このイベントは有料入場でしたが、高校生以下は無料で入場出来たため、この車両目当てに集まった方も筆者自身含め数多くいることでしょう。

終日賑わっていたのは言うまでもありません。

・リバイバル③ 常磐線(小豆色(赤電)・15両時代) リバイバル

常磐線のリバイバルは主に2系式。

E531系

常磐線で活躍中のE531系

2021年11月、所属先である勝田車両センター60周年を記念し、付属編成5両(K451編成)が現在の青色から401系で使用された小豆色に変更し運行開始。

通称【赤電】として2024年12月現在においても運行中です。

この赤電が鉄道ファン中心に好評であった反面、付属編成かつワンマン運転対応車両であったことにより水戸線中心に運行。

上野口に赤電を走る機会が少なく、機会を増やしたいという当時のセンター長の希望あり、基本編成10両(K423編成)にも小豆色に変更。

2023年4月15日に土浦運輸区にて初お披露目されました。

415系以来、15両編成の赤電が実現
赤電前の小豆色へ変更途中。
グリーン車のみ通常の【青色】となっているのが一目で分かる。

このお披露目では、2021年に小豆色へ変更された付属編成と繋いだ15両編成となり、415系時代以来の赤電15両編成が実現。

お披露目後、土浦始発にて営業運転が開始されました。

現在も赤電は基本・付属編成ともに2026年春まで運行を予定しており、本当に運が良ければ赤電同士の運行を見ることが出来ます。

E501系

ダイヤ改正の度に運用範囲が縮小されているなか、水戸~いわき間のラッシュ時間帯に遺憾なく発揮する同系。

ラッシュ時の水戸・日立地区で存分に発揮されるE501系

常磐快速線の混雑緩和と混雑が激しくなっていた取手~土浦間の快速運転の延伸要望に応えるため、日本で初めての交直流【通勤】車両として登場しました。

しかし、通勤車両であったことが災いし、トイレが未設置での長距離運用は向かないとされ、10両基本編成と5両付属編成各4本のみの製造となり、上野~土浦間を中心に15両編成で運行されていました。

2005年、並行路線であるつくばエクスプレスが開業。

対抗として常磐線にE531系導入も共に130km/h運転を開始。

トイレもなく、120km/hまでしか対応しないE501系は2007年3月改正をもって上野~土浦間の運用を終了。

その後、トイレを設置し土浦以北に活躍の場を移し現在も活躍しておりますが、同以北では15両編成まで対応している駅や列車が無いために、編成別々の活躍が始まり、基本・付属を合わせた15両の姿は見られなくなりました。

しかし、時が経ち2024年3月、土浦運輸区にて同系を繋げた15両編成の撮影会が開催されました。

活躍の場を土浦以北に移した際に、基本・付属編成を繋ぐ電気連結器は撤去されてしまいましたが、物理的な連結自体は可能であるため、両編成を繋いだ長い15両編成が車庫内で復活しました。

2007年以来の組み合わせが実現された15両編成のE501系
長い15両がこの日限りで実現
電気的な連結はされておらず、「物理的」な連結までとなった。

上野~土浦駅間の運行から撤退した2007年3月以来、営業線で走ることは不可能ですが、約18年ぶりの15両編成のリバイバル。

15両編成時代よりもトイレ設置やパンタグラフ交換等かなり手が加えられた状態でしたが、行先方向幕や列車番号表示器は当時の物が使用され、当時の雰囲気が再現されたことにより、筆者含め小さい頃に見た電車だと懐かしさが甦った方も多いと思われます。

・最後に

今回は、特集として4種類の車両のリバイバルを簡単にですがご紹介致しました。

近年沢山の鉄道車両のリバイバルがされていますが、トラブル等もあり撮影会限定という場面も多くなっております。

このような機会を設けていただいているのは大変ありがたいことですが、イベントによってチケット争奪戦が激しくなっているのが最近の筆者の悩みどころです。

金額を高くするのも一つの方法ですが、それに対する時間及び内容もより厳しく見なければならないと感じています。

お金や時間がある方はともかく、お金と時間が限られる中で取捨選択をしなければならないことはある意味贅沢な悩みかもしれません。

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