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【J‐TREC出場】【JR東日本】E235系1000番台グリーン車(F-17編成、F-18編成)J-TREC横浜事業所出場 2022年5月12日

・順調に増備が進む横須賀・総武快速線用E235系グリーン車

5/12未明、E235系1000番台グリーン車(2編成×4両)がJ-TREC横浜事業所を出場しました。

2022年3月7日以来、約2ヶ月ぶりの出場。

深夜の金沢八景~池子(神武寺)間はDD5515を先頭に、
7200系が京急逗子線の勾配区間をアシストする。

前回出場時は3編成×6両でしたが、今回は2編成×4両の出場となりました。※以下リンク

恐らく、輸送先であるJ-TREC新津事業所のキャパシティーの関係かと思われます。

※今回、甲種輸送は筆者都合により参加出来なかったため、未明に施行された出場のみとなります。


・線路沿いの雑草対策と思われる対策が施される

今回、変わった点として、床部分にカバーが施された点です。

床部分にカバーが施された上での出場となったE235系グリーン車。
深夜もあり、白色のカバーが一層際立つ。

真偽の程は不明ですが、恐らく輸送中、線路沿いに生え始めた雑草により車体へ傷が付かない対策かと考えられます。

同様の対処として一例を挙げる事が出来るのは相鉄12000系です。

12000系も出場回数を重ねるに連れ、側面にカバーが施される様になりました。
これも恐らく輸送中に線路沿いの雑草対策かと思われます。

ただし、車体にカバーを施された状態での出場は2021年12月に施行されたE7系新幹線陸送時(F28編成)以来の出来事かと思われます。※以下リンク

筆者的にはちょっと意外な部分です。


・コラム:各鉄道会社の2022年度鉄道設備投資計画が公表される

ここでは、4月に行いました出場予想を左右する出来事のご紹介。

大型連休が明けた後から、各鉄道事業者の今年度(2022年度)の設備投資計画が公表されました。

今回、隣を走る京急電鉄の車両面について今回ピックアップしようと思います。

・鉄道事業設備投資計画とは?

鉄道事業設備投資計画とは、1年間で鉄道に関する事業でどの部分を投資しますよと予め知らせるものです。

近年多く投資が行われているのは、各駅のホームドア設置事業であり、その他にも土砂崩れを防止する為、斜面(法面)の補強工事等も挙げられます。

勿論、車両の新造・更新に関してもこの鉄道事業設備投資計画で発表されます。

・京急電鉄において車両面の投資計画は?

先日(2022年5月11日)公表された設備投資計画
※以下リンクhttps://www.keikyu.co.jp/assets/pdf/20220511HP_22014TE_detail02.pdf

によると、新1000形(4両×2編成)の車体更新工事と新1000形(8両×1編成、4両編成×2編成)の機器更新工事のみで、新造車の導入の記載がありませんでした。

しかし、この投資計画を読み進めるにつれて確認できることは、京急1500形電車が省エネ車両へ置換による電力使用量の削減という文面です。

この発表後、他の鉄道ニュースサイトにて1500形置換についての記事が散見されました。
しかし、置換は既に始まっていること、今年度車両新造計画の記載が無いということです。

この理由として、昨年(2021年)登場した新1000形1890番台を挙げることが出来ます。

20次車として登場した1890番台は、京急では初のデュアルシートの採用及びトイレ設置で注目され、最近では「Le Ciel」(ル・シエル)という愛称が与えられました。

登場時はモーニングウイング号と折り返しである特急増結車のみの充当でしたが、本数が増えるにつれ運用範囲が拡大。
現在ではモーニングウイング号だけでなく、エアポート急行、快特、特急と活躍の範囲を広げています。

2021年5月6日のモーニングウイング3号で営業運転が開始された同番台。
2022年で1年が経過した。
※画像は運転開始初日のモーニングウイング3号(653A)

その反面、1500形は1890番台登場より鋼製車を中心に置換が始まりました。
昨年度(2021年度)は、1505編成、1509編成、1513編成が新1000形1890番台の運転開始により運用離脱・廃車となっています。

2021年度廃車となった1500形の解体待ちの風景。
後ろに写っている車両も2021年度廃車となり解体待ちの1500形。

即ち、1500形の置換は昨年度から始まっているということです。
※詳しくは以下のリンクにて特集としてご紹介しております。

所有車両の削減等により、残り2編成の鋼製車及び4両編成のアルミ車が今年度中に運用離脱・廃車となる可能性は大いにあり得ますが、あくまで今年度以降に関する記載であり、実際は昨年度から置換が始まっていることを付け加えさせていただきたいと思います。

4両編成の界磁チョッパ車で直近に出場した1525編成(2022年2月)。
4両編成の界磁チョッパ車で検査出場した最後の車両である可能性が高い。

しかし、残り4編成(鋼製車・アルミ車共に2編成)となった1500形4両編成の界磁チョッパ車も先が見えてきたのと、VVVF車である6両編成、8両編成も含め今後置換が進められていくのは明白であることから、早目の乗車や撮影等の記録をお勧めします。

※その前に新造車が出てこなければならないと思うのですが…

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