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【J‐TREC出場】【JR東日本】E233系0番台グリーン車(サロE232-2,サロE233-2) J-TREC横浜事業所出場 2022年10月25日

・中央快速線グリーン車、第2編成出場

10月25日未明、中央快速線にて導入が予定されているグリーン車1編成2両がJ-TREC横浜事業所を出場しました。

これは、2024年末に導入が予定されている中央快速線グリーン車サービスの一環の増備であり、7月12日未明以来2編成目の出場となります。

※前回出場時記事


・出場時の様子

今回の出場は初回に比べギャラリーはかなり少なくなりました。
予想外の出場なのか不明ですが、工場屋外にはラインカラー貼り付け前の同グリーン車が2編成×4両留置されていた為、これらが纏めて出場する可能性も出てきました。
ただし、日が経つにつれ大きな変化を見られる部分が皆無の為に出場は当分先かと思われます。

2ヶ月ぶりの中央快速線グリーン車。
普通車と比べ車重が重い為、ゆっくりと進む。
DD5515と7200系のいつものコンビで池子へと向かう。
グリーン車全景(4号車)
前回同様に線路沿いの雑草対策の為か床下部分が養生されている。
2ヶ月前の第1編成と大きな変化はない模様。
両開きドアのグリーン車に慣れるのも時間の問題か。

※甲種輸送は都合により不参加。
DE11形が入ったので色々と放り投げて行きたかったんだけだどな…


・Y_TREport 第1編成のグリーン車組み込み試運転

今回のレポートは前回出場した第1編成のグリーン車に関するお話。

前回出場したグリーン車は所属先の豊田車両センターに到着後、既存のE233系0番台に組み込まれることになりました。
どの編成に組み込まれるか多くのファンが注目していましたが、最初に組み込まれた編成はH57編成の基本編成でありました。
ここでは、グリーン車組み込み後の試運転を何日か取材することが出来ましたので、この場をお借りしてご紹介します。

その前に、中央快速線を走る車両には色々なパターンがあるため、次項ではこのパターンを基礎知識として見ていただくとご理解し易いかと思います。

⭐︎中央快速線の編成についての基礎知識⭐︎

現在、中央快速線走る車両の編成構成は大きく4つに分かれています。
この項では、これからより変化が激しくなるであろう中央快速線車両の編成構成について簡単に解説します。

・T編成
10両固定編成を指す。
中央快速線を中心に日々走り回る。
E233系だけでなく、209系1000番台もこの部類に入る。

往年の201系ラッピングが施されたE233系のT編成。
209系1000番台も10両固定編成。

・H編成
6両編成の基本編成と4両編成の付属編成で構成される編成を指す。
中央快速線内はこの2つを繋ぎ10両編成で走る他、青梅線青梅〜奥多摩間、五日市線、八高線、富士急行線へ直通する運用を受け持つ。
この為、拝島駅や大月駅で増解結が行われる。

H編成。
先頭車同士の連結が目立つ。

・青編成
H編成と編成構成は変わらないが、青梅線、五日市線専用運用車。
10両編成で中央快速線を走ることは可能だが、イベントや車両不足でない限り中央快速線を走るのは珍しい。

H編成とほぼ同等である為に見分けが付きにくいが、
フロントガラス左下に「青」と表記している。

・P編成
2022年に新たに登場したワンマン運転対応車。
青編成にワンマン運転機器を搭載し改番された車両である。
今後青編成の一部はこの編成に置き換わると思われる。

車外カメラが搭載され少し雰囲気が変わった元青編成。
ワンマン化改造に伴い編成表記も「P」編成に変更。

⭐︎グリーン車出場から約2週間後 東海道貨物線にて試運転実施⭐︎

第1編成の出場から約2週間後の7月27日よりH57編成の基本部に組み込まれたグリーン車の試運転が豊田〜国府津間(中央快速線〜山手貨物線〜品鶴線(横須賀線)〜東海道貨物線経由)にて行われました。

6両の基本編成にグリーン車2両を組み込み8両編成となった新生H57編成として東海道貨物線を走り抜けました。
この試運転、初めての要素が多い為か頻繁に行われました。
最初は注目度が高かった試運転ですが、回数を重ねるにつれ徐々に目を向くファンが少なくなりました。
しかし、ひたすらH57編成の基本編成だけが走る日々。
グリーン車組み込み後の中央快速線は8両編成ではなく、12両編成で運転される予定です。
しかし、付属編成と繋いだ12両編成での試運転が実施されないまま1ヶ月が経過しようとしていました。

山手貨物線を走るE233系0番台。
2階建のグリーン車が際立つ。
基本部だけ走る姿も貴重ではあるが…

⭐︎試運転開始から約1ヶ月後 ついに12両編成の試運転が始まる⭐︎

グリーン車組み込み試運転が始まって約1ヶ月が経った8月29日より、付属編成を繋いだ12両編成での試運転が始まりました。
この基本編成と付属編成を繋いだ12両編成の試運転は、9月7日の終了まで計6回のみの実施となりました。
中央快速線内では今後日常的に見ることが出来る光景となりますが、品鶴線及び東海道貨物線内でのH編成の12両試運転はかなり貴重な光景になると思われます。

品鶴線(横須賀線)を走る12両編成の中央快速線。
8両編成+4両編成の組み合わせは京急線を思い浮かべる人は多いだろう。
山手貨物線を走る12両編成。
やはり12両となると車両の長さが際立つ。

第1編成はH編成に組み込まれ試運転を行いましたが、T編成に関してはグリーン車の組み込み及び試運転は実施されておりません。
情報によると、今回出場した第2編成はT編成に組み込まれた模様であり、H編成と同様の試運転が行われるか否かを含め、今後試運転が行われると思われます。
取材が出来ましたら、このnoteにてレポートしようと思いますが、果たして再び東海道線を走るのであろうか。


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Y_TREport
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