【J‐TREC出場】【JR東日本】E235系1000番台グリーン車(F-12編成,F-13編成) J-TREC横浜事業所出場 2021年4月20日
・今年度も横須賀線のグリーン車輸送がスタート
2021年4月20日、横須賀線E235系グリーン車(F-12,F-13編成)がJ-TREC横浜事業所出場を出場し、J-TREC新津事業所まで甲種回送されました。
今回も、DD55515と元上田電鉄7200系が金沢八景~神武寺駅間をエスコートする。
神武寺~新鶴見間はDE10 1666が牽引。
高島水際線公園を走行するE235系のグリーン車。普段はこの内陸側に位置する横浜駅を走るはずが、海側の高島線を走るのも甲種回送ならでは。
・今回甲種回送されるグリーン車
今回甲種回送されるグリーン車はF-12編成とF-13編成のグリーン車2編成4両。
一時期、グリーン車を3編成繋いだ6両もありましたが、現在は2編成4両に落ち着き甲種回送されています。
今回はそのグリーン車を紹介しましょう。
←新鶴見
・機関車 DE10 1666
・サロE235-1012
F-12編成の5号車
5号車はトイレ、洗面台付きのグリーン車。
・サロE234-1012
F-12編成の4号車
4号車は車掌室、車販準備室が設置されているグリーン車。
・サロE235-1013
F-13編成の5号車
・サロE234-1013
F-13編成の4号車
→逗子
・横浜で製造された横須賀線の車両が新津まで運ぶ理由
今回出場するグリーン車は、近くの横須賀線を走る車両ですが、何故遠く離れた新津まで運ばれるのでしょうか?
その答えは、「グリーン車を新津で製造することが出来ない」からです。
現在、E235系の普通車は全車両新津で製造されていますが、グリーン車は2階建てという特殊構造から横浜(※)でしか製造することが出来ません。
グリーン車のみ所属先の鎌倉車両センターに留置し、新津から配給された普通車を連結後に試運転すれば良いかという考え方もありますが、当該車両基地に余裕が無いこと、編成にして一連の試運転が終了してから所属先に納品という方が関係各所調整し易いという側面もあるかもしれません。
新潟県内で試運転後、関東まで配給輸送される。
※画像は関東での試運転
したがって、横浜で製造されたグリーン車も一旦新津に運ばれるという謎現象が発生してしまう理由となります。
・編成として関東にやって来るのは数か月後
機関車に牽引され所属先を目指す横須賀線E235系
編成として組成され、新潟県で一連の試運転が実施された後、機関車に牽かれ関東にやって来ます。
関東にやって来るのはグリーン車が新津へ行った約2~3か月後。
所属先での調整、清掃後、営業運転に入ります。
昨年の4月に第一陣が出場して早1年。今回の出場であっという間に13本となりました。
横須賀線E235系基本編成は全51編成が導入される為、まだ序盤ではありますが、今後も従来車(E217系)との置き換えが進められると思われます。
E217系の記録もお早めに。
・今回のおまけ
手前は新津まで輸送され、奥は営業で久里浜まで運用される。
今月の入出場はこれにて終了。
来月もよろしくお願いします。