【J‐TREC出場】【東京都交通局】5500形(5525編成)J-TREC横浜事業所出場 2021年5月20日
・今月2回目の出場
2021年5月20日、東京都交通局5500系がJ-TREC横浜事業所を出場し、金沢八景~金沢文庫~泉岳寺~浅草橋~西馬込間で回送されました。
5月6日出場以来、今月2回目。
出場本数も残り2本と迫り大詰めを迎えている。
同車が出来立てホヤホヤの状態で本線上を走るのも残り2回。
・5300形も風前の灯
同車が出場する裏で注目されるのは5300形の去就。
先日5314編成が廃車の為、久里浜工場信号所まで回送されショートスカート車が完全消滅となりました。
一連の廃車回送も間もなく終点。
5300形は製造時期によって様々な差異がある車両です。
まず、見た目で分かるのは前面下の排障器(スカート)です。
画面右は5301編成から5314編成まで取り付けらているショートスカート。
画面左は5315編成から5327編成まで取り付けられているロングスカート。
ショートスカート車は排障器以外にも見た目で分かる差異がありました。
それは、行先と運行番号の隣にある●の色
これは「急行灯(正式名称:通過標識灯)」と言い、この列車が各駅に止まらない列車であることを示す標識です。
現在では急行灯を廃止している路線も少なくないですが、列車種別の多い一部の私鉄では未だ使用している標識です。
同車の急行灯、従来は黄色ですが、初期に造られた6本は赤色となっていました。
これもショートスカート車のみの見分け方でしたが、その車両の時代も終わりを告げようとしています。
残りは、ロングスカート車の4本。
ヘッドマーク付は掲出期間の関係でまだ残ると考えられますが、HM無し車は今回の出場で運用離脱→廃車回送が懸念されます。
5300形との思い出を作る時間は残り僅かです。
・おまけ
2021年5月12日、2021年度における京急電鉄の設備投資計画が公表され、新1000形1890番台4両×3編成の導入予定が発表されました。
追加導入が予定されている1890番台。
2021年3月に1891編成と1892編成が出場し、試運転と展示会、試乗会を経て同年5月6日より営業運転が開始されました。
最初の2週間はモーニングウィング3号から始まり、折り返し特急の増結車に充当し神奈川新町で一旦入庫後、回送列車で金沢文庫に送られるパターンでしたが、同月17日より神奈川新町始発のエアポート急行に充当され、ロングシート状態での営業が開始されました。
ロングシート状態での座席。
しかし、翌日の運用都合上、当日夜までに久里浜へ送らなければならず、清掃、トイレの抜き取り作業を行う為、夕ラッシュ前の車両交換という形で金沢文庫に入庫します。
エアポート急行運用が始まった1890番台。
今回も横浜で製造されると予想される同車。
フレキシブルな運用が期待されているので、本数が増えどの様な運用体系になるか楽しみです。
その反面、置換が噂される車両もあります。
この増備で引退が予想される1500形の初期鋼製車。
製造から35年が経過するこの車両は、京急では唯一鋼製車であり120km/hが出せない車両であるため朝の特急増結車の他、大師線や本線の普通列車がメインとなっています。
ここ2年間で5編成ある同車のうち3編成が検査を通していますが、残り2編成が検査を通していないため、そのまま廃車が予想されます。
詳しくは時期が来次第と思いますが、例年の新車出場は年度末付近。
記録出来る時に記録することをお勧めします。
メインのよりおまけのボリュームが多くなってしまいしたが、1号浅草線関連で取り上げてみました。