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【J‐TREC出場】【東京都交通局】10-300形(10-670編成)J-TREC横浜事業所出場 2022年1月10日~1月15日

・2022年最初の出場は陸路

1月10日未明から15日未明にかけ、都営10‐300形がJ-TREC横浜事業所を出場し、所属先の大島車両検修場へ陸送されました。

2022年初めての出場車両であり、今年度4編成製造されるうちの3編成目が出場しました。

今年度が3月末までになるので、近々今年度最後の1編成が出場すると思われます。

今回は、12月に行われた新幹線陸送(記事①)で担当しなかったSBSロジコム株式会社が担当しています。


・今陸送ダイジェスト

今回は都合により全日程での参加が出来なかった為、ダイジェスト版にてお送りします。

・ダイジェスト① 工場からの出場と踏切待ち

日付を跨ぐ時間帯、そろそろ近くを走る京急線も最終列車に差し掛かる頃、陸送車は工場を出ていきます。

2022年1本目は「陸路」での出場。
京急線の列車を数本見送り、列車間隔が空いたタイミングでスタートする。
トラック2台体制で一日2両ずつ、計5日間かけて10両1編成を運びます。
台車のみ別のトラックに運ばれ車体と同時に運ばれる。
先頭車
中間車
側面(一部)
前部標識灯は製造時からLEDライト化されている。
2022年の製造銘板も今回が初めてのお披露目
車両についての詳細。最近の検査日程が書かれていないのが今回のポイント
京急線との並びを見られるのはこの様な出場時のみ。


・ダイジェスト② 国道に出る交差点

工場を出発したトラックは踏切を渡り、近くを通る国道16号線に合流する為、交差点で左折を行います。

通常の自動車やトラックが左折する際は左折レーンを使用するが、鉄道車両の様な荷物が大きい物である場合は右折レーンを使って左折する。
工事等の障害物が無い限りほぼ通常の左折の速度で曲がっていくため目の前で見ると迫力満点。
ドライバーのテクニックが凄いので撮るのも一苦労…


・ダイジェスト③ 国道16号線

国道16号線に合流した後、荷物確認の為路肩に停車します。
荷物確認終了後、途中まで国道16号線を北上します。

荷物確認が終わり再出発を待つ車両を載せたトレーラー。
電車が道路を通ること自体驚くだろうが、国道を北上していく。
京急線の駅前の交差点を電車を載せたトラックが通過する。
今陸送期間中、駅前の道路は工事中により片側通行であったが、道も空いていたこともありすんなり通過。


・おまけコラム 各年初の出場車両

当noteは年度区切りを行っておりますが、今回はおまけとして各年初の出場車両をまとめてみました。

noteでは今年度からスタートしていますが、この記録を初めて3年目となります。

最初の2019年はお試し期間ということで、慣らしつつ記録していましたが、2020年より本格的に記録をしております。
過去の記録は当Twitter内のモーメントで公開中です。

話を戻して、今回はこの2年間の年初の出場車両をまとめてみようと思います。

・2020年最初の出場車両【都営5500形(5512編成)】

2020年最初の出場車両は1/7に出場した都営5500形。

この日は出場の直前まで雨が降っていた為に道路が濡れている。

2018年から製造が開始された同形、この年から一気に生産ペースを上げ、2020年に10本、2021年に6本が製造され、予定編成数の27本全てが揃い、現在では都営浅草線の顔となっています。

当時は従来車5300形が主力でありましたが、2022年1月現在で5300形は5320編成のみ。

あっという間の世代交代となりました。


・2021年最初の出場車両【静岡鉄道A3000形(3009編成、3010編成)】

2021年最初の出場は1/12未明の静岡鉄道A3000形。

静鉄グループ創立100周年を記念し、2016年から製造された車両。
毎年1~2編成製造され、3006編成(100周年ラッピング)を除いた7編成が「shizuoka rainbow trains」(リンク①)として静岡県にちなんだ7色にラッピングされました。

しかし、2020年にレインボーの7色全てが揃いsu、8編成目以降はどの様なラッピングで出場するのか注目された2020年度注目車両の一つでした。

そして、実際に出場された車両はこちら…

2両×2編成が出場したが、2編成共に無塗装。

なんと、「無塗装」

静岡鉄道の甲種輸送は年に1度実施されるかされないかの珍しい甲種の為、甲種日は多くのファンが集まる。

静岡鉄道の車庫である長沼車庫に到着後、従来車1000形と同様のラッピングが施工されると思いきや、2022年1月現在、出場時のまま運用されています。

因みにこの車両、日本の私鉄では初めての「sustina(サスティナ)」車体であり、この車両以降、東急、京王電鉄、京急電鉄、相模鉄道、東京都交通局、しなの鉄道と各鉄道事業者の新造車両に反映されました。

・さいごに

如何でしょうか。

今回は各年初に出場した車両を振り返ってみました。

今年(2022年)最初の出場は東京都交通局。2020年以来3年間で2回も年初の出場を飾っています。

大分早すぎますが、2023年最初の出場を飾るのはどの車両になるのでしょうか。

2022年最初の更新はこれにて終了。

今年は、年度が変わった頃に来年度入出場車両予想今年度入出場車両予想の答え合わせを企画しております。
※筆者が今年度予想した車両10点は2021年4月更新の記事(記事②)ご覧ください。

大変遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。


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