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価値を届ける

あなたには生きる上で、大切にしている価値観はあるだろうか?
困っている人は助ける。ポイ捨てはしない。一度決めたことはやり切る。
様々なものがあるだろう。
僕は、「価値を届ける」ということを大切にしている。

あなたは価値を届けられる人だろうか?
これを今一度考えてほしい。

今回は、僕の21年間の人生の中で忘れてはいけないと感じた価値観の話をしていく。


-必要最低限

あなたにとって、人生における必要最低限のものはなんだろうか?
お金、人間関係、身体、家族、衣食住etc…
様々なものがあるだろう。一度考えてみてほしい。

この必要最低限を満たすことは人生の「余裕」につながる。
この余裕というのは、みんながよく見落としがちになるものだ。
これについても話したいのでまた記事を書こうと思う。

では、人と関わる上での必要最低限とはなんだろうか?
楽しませる、礼儀を持つ、迷惑をかけないetc…
これもまた様々なものがあるだろう。
僕はここでの必要最低限は、「価値を届ける」ことだと思う。

楽しませなくても気にしない人もいる。礼儀を欠いてもそれを気にしない人もいる。迷惑をかけたところでそれを気にしない人もいる。
上のような必要最低限は、実際のところ必要最低限ではないのだ。
それよりももっと根底、最低限のこと。
それが「価値を届ける」ことである。

僕は、「楽しませること、礼儀を持つこと、迷惑をかけないこと」が必要ないと言いたい訳ではない。
そこではなく、もっと根底で大切なことがあると伝えたい。

-無駄な労力

価値を届けるためには「相手を理解する」必要がある。
あなたは相手を理解しようとしているだろうか?
あなたを取り巻くすべての人を「みんな同じ」と考えてしまってはいないだろうか?

当たり前だが、本質的に人が求めているものはそれぞれ異なる。
それを理解してその人にあった価値を届ける。
これをするだけで人間関係は円滑に進む。

「それぞれの人の求めることを考えるなんてめんどくさい」と思う人はいるだろうか?
僕から言わせれば、全員に同じ態度のほうが疲れる。
相手を理解する。相手に届けられる価値がわかる。これは逆に言えば「相手が自分に与えられる価値」が分かることにつながる。

例えば、自分が何かで悩んでいてそれを誰かに相談したいとする。
相手を理解することをしていない人は、とにかく周りの人に相談するだろう。
仲がいい友人・家族・先輩・上司etc…
初めの人で的確なアドバイスをもらえればいいが、そうではないパターンが多い。
「聞いてもらう」ということがゴールならば問題ないが、そうでない時・答えが返ってこない時にあなたはどうするだろうか?
とにかく何人にも同じ相談をする。これはとても無駄な労力だ。
僕からするととても勿体無い。

ここで「この悩みならこの人に相談しよう」という相手への理解があれば無駄な労力を減らせる。
「価値を届ける」ことは人生のコスパの良さにつながる。

-無意識から意識へ

とは言え、多くの人は無意識に相手のことを理解していることが多い。
そうでなければ、上っ面での関係しかないことになってしまう。
それは僕も悲しい。みんなが無意識にでも相手のことを「理解している」と思いたい。

僕が今回伝えたいのは、相手のことを理解して「価値を届ける」ということを意識的にしてほしい。ということだ。

毎日会う人・たまに会う人・普段あまり関わらない人のすべての人に、会う時・話す時・何か関わりを持つ時「意識的」に相手を理解して「価値を届ける」ことをして欲しい。
そうすることでそれがになる。当たり前になる。
これだけでとても生きやすくなる。

意識的に価値を届けることで「自分を理解してくれる人」が分かってくる。
自分が価値を「届けられる人・届けたい人・届けられない人」が分かってくる。
逆に言えば、自分に価値を「届けられる人・届けたい人・届けられない人」が分かってくる。

-セールスマン

僕は弄れた人間だから、基本的に人は対等を望むものだと思っている。
人の本質として、
「相手が届ける価値」と「自分が届ける価値」
これが釣り合っていないと人は嫌な気分になる。と考えている。

だが実際は違う。
人は「価値」を求めてばかりで、「自分が欲しい価値」が満たされれば満足してしまう。
僕は今回これを特に伝えたい。
「価値をもらったら価値を返せ」「セールスマンになれ」

僕にとっての人間関係はいわばセールスである。
もらったら対価を払う。届けたら対価をいただく。
ここでいう対価とは「価値」である。
だから僕は普段から届けてもらった価値には必ず「お返し」をしようと心がけている。
だが本質的に伝えたいことは、「あなたは届ける側であるか?」ということである。

-あなたは価値を届けられる人だろうか?

その人に合った価値を届けることは簡単なことではない。
だから僕は普段から「相手を理解する」ことをしてほしい。
そして「届ける側」になってほしい。

ここでいう「届ける側」というのは見返りを求めないということである。
あなたは「価値」を見返りなしで届けられるだろうか?

僕はまず、あなたに「価値を届ける人」になってほしい。
そしてそこに見返りを求めてはいけない。
見返りがないならそれ以上その人に届ける必要はない。

「価値を届ける人」になると「価値を届けられない人」が分かってくる。
その人を更に理解する時間・価値を届ける時間は労力だ。
コスパが悪い。
僕があなたに「価値を届ける人」になって欲しいのは「余裕」のある人になって欲しいから。
「自分に価値を届けられない人」と関わる時間はコスパが悪い。
深く関わる必要はない。

だが逆に言えば、「価値を届けるべき人・届けたい人」が分かってくる。
見返りを求めないことは、セールスでいうところのタダでものを売る人だ。
それでは流石に成り立たない。
だから、「価値を届ける人」になって、「価値を届けられる人」を見つけてほしい。自分が「届ける側」になることによって、相手を更に理解することができる。
そうすることで前章で述べた2割の人も見つけることができる。

届けるだけの都合にいい人になってはいけない。

-終わりに

ここまで読んでみてあなたは「価値を届ける」価値観についてどんなことを考えただろうか?
前章でも記したように「価値」は理解につながり、余裕につながる。
少しだけでもいい。自分に余裕がある時だけでもいい。ぜひ今回のことを試してみて欲しい。
そして、「価値を届ける」ことを大切にしてほしい。


本稿では僕なりの価値を届けることについての考え方を記した。
一個人の意見として楽しんでいただけたら嬉しいです。

何か相談や聞きたいこと、感想があればInstagramのDMでお待ちしております。





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