フルーツバスケット S1 ~14話 秘密だよ~
5月1日は透の母親の命日。
1周忌のお墓参りに由希と夾も
一緒に行くことになった。
(魚ちゃんと花ちゃんも一緒。)
***
バイト中の透。
紅葉は透と一緒に仕事を手伝う。
透は何げなく紅葉の親は
どちらがドイツ人かを尋ねる。
「ムッティー!!」と答える紅葉。
母親がドイツ人で父親が草摩の人間。
いつも持ち歩いている母親の写真を
透に見せてくれた。
(かなりの美人。)
そして小学2年生の妹がいる。
ママは美人で妹はとても可愛いと
透に嬉しそうに話す紅葉。
「でもママは僕の事知らないから。」
透は突然の紅葉の言葉に驚く。
「紅葉ちゃん?紅葉ちゃんじゃない!」
誰かか紅葉を呼び止める。
紅葉を呼び止めた綺麗な
女性は紅葉の母親だった。
妹も母親と一緒にいる。
「何してるの?こんなところで。
あんまり帰りが遅いと
お母さんが心配するわよ。」
そう言って母親と妹は
帰っていった。
***
「ついてな~い!!見つかっちゃった!
あとでパパに謝らないと。」
と反省する紅葉。
実は紅葉の母親は記憶を消されている。
母親は紅葉の事を知らない。
「大好きな人と結婚して
大好きな人との間にできた子供が
抱いたら奇妙な動物の
赤ちゃんになってしまうなんて…
それって…お母さんにとって
どれくらい絶望的な事なのかな。」
物の怪に憑かれた子供の母親は
不必要な程過保護になるか
拒絶するかのどちらかが多く
紅葉に母親は拒絶する方だった。
身体中で拒絶し、
紅葉を見ないようにする母親。
毎日イライラして
ヒステリックになり
心が壊れていった。
父親が紅葉を抱きしめながら話す。
「紅葉…。ママがダメに
なってしまうかもしれないんだ。
でも、紅葉の事忘れたら
治るかもしれないんだって。
紅葉にはとてもつらいと思うけど
パパがその分
いっぱいいっぱい愛してあげる。
紅葉もママを愛しているなら
ママを助けてあげよう。」
***
「本当に忘れていいのですか?
後悔しないのですか?」
はとりが母親に聞く。
「…。私の人生最大の後悔は
あの生き物を…自分の身体から
出したことよ…。」
母親が言ったその言葉を
紅葉は陰で聞いていた。
***
「そして僕は…
ママの記憶から消えちゃった…。
ママはぐんぐん元気になったよ。
2か月後には笑えるようになっていった。
僕は…。ママを助けて
あげられたのかな…?」
ずっと母親を影から見守っていた
紅葉を想って泣く透。
「でも…僕は思うんだ。
ちゃんと思い出を背負って
生きていきたいって。
例えばそれが悲しい思い出でも、
いっそ、忘れたいって
願いたくなる思い出でも、
ちゃんと背負って頑張れば
いつか…いつか…
そんな思い出に負けない
僕になれるって信じてるから。
信じていたいから…。
忘れて良い思い出なんて
ひとつもないって思いたいから。
だから…
本当はママにも忘れてほしくなかった。
頑張って欲しかった…。
だけど、これは僕のわがままだから…。
秘密だよ?」
そう言って微笑む紅葉を
透は抱きしめる。
兎に変身した紅葉を
抱きしめながら自分も
どんな思い出もこの胸に抱いて
信じて生きていきたいと思う透。
***
お墓参り当日。
魚ちゃん、花ちゃんは先に到着。
魚ちゃんは透の母親から
もらった特攻服を着用。
「紅い蝶」の刺繍入り。
(透の母親の現役時代の呼び名。)
花ちゃんは黒のベールに
黒のロングドレス。
(海外の女性が葬式で
着用しているようなスタイル。)
2人の格好に驚く由希と夾だが
もっと驚いたのは
お墓の前でお弁当を広げて
ピクニックを始めた事。(笑)
お墓参りに行くと透が
切り出した日からずっと
浮かない顔をしている夾。
花ちゃんが夾の
渦巻く電波を感じ取り
「どうしてそんなに
悔いた気持ちで
墓前に立っているの?」と聞く。
はっとする夾。
(透の母親の事をもしかして
知っていた…?)
***
透、由希、夾を見送る
魚、花コンビ。
最近ますます3人の
仲が良くなって雰囲気が良いし
いつか透が好きだと
言い出したりしそうと言う魚ちゃん。
「草摩由希と夾には依然として
暗い影の思念が心を支配している。
誰でもそういうものを持っているけど
あの2人は重症な部類ね。」
と言う花ちゃん。
***
お墓参りから帰り、
縁側で寝てしまった透。
寝ている透に気づいた夾。
耳元に顔を近づけて
「ごめんな…。」と言う。
一方由希は
2階の透の部屋の前を
通った際に風で
飛ばされたプリント類と
青い帽子を見つける。
透が幼い頃に迷子になり、
その時に助けてくれた男の子が
被っていたものだと
以前花ちゃんに話していたもの。
由希はこの帽子に
見覚えがありそう。
13話終わり。
***
*ここ好きポイント
◆紅葉の存在全部。(涙)
紅葉の話は何度見ても泣く。
切なすぎる。悲しすぎる。
残酷すぎるし辛すぎる。
なのに…なのに…。
なんであんなに前向きに
生きていけるんだ。
なんで母親と妹の
幸せを願えるんだ。
紅葉は強い。
いつか絶対に
報われてほしい。
幸せになって欲しい。
***
*どうでもいい話
◆最後のシーンで
夾が透にチューするかと
思って胸キュンシーン
来たーーーー!!!って
思ってたら謝罪かよ!
てか何に対してだよ!!
気になりすぎて
シュンってなった。
14話から主題歌が変わった。
オープニングが大塚愛でびっくり。
大塚愛と言えば学生時代
「さくらんぼ」をカラオケで
よく歌ったなあ。
(歳バレする。)
エンディングは
One Step Closer
(INTERSECTION)
存じ上げなくてすみません。
とても良かったので
Sportifyのアニメリストに入れました。
焼き芋食べながら聞きたい。
そんな曲でした。