noteは『立ち読み』できません
前回記事「スキではありません」を投稿した翌日、こんな相手から「スキ」が届きました。
私は、書籍を購入する際、Amazonの「無料サンプル」をよく利用します。
これは、目次や巻頭の数ページを『立ち読み』できるサービスです。取りあえずサンプルだけピックアップしておき、後からゆっくり閲覧して「読んでみたい」と思った本は、電子版もしくは紙書籍を購入します。また、その本の「レビュー記事」も、ある意味「斜め読み」的に活用しています。
さて、
ご存じの通り、noteの有料コンテンツは購入するまで中身が見られません。
冒頭の有料記事は、明らかに詐欺まがいのものですが、中にはうっかり購入してしまう人がいるのでしょう。
改めて、有料note記事の注意点について整理して見ましょう。
● カード情報さえ登録しておけば「クリック」で簡単に購入できてしまう
● 購入後のクレーム(返金)がしづらい金額設定になっている
● 購入しないと内容が見られないので「パクリコンテンツ」なのか判らない
● 有料記事は「匿名」で販売、代金回収がされている(※後述)
noteの運営会社はピースオブケイクという社名で、その収益のほとんどは「有料noteの手数料」で構成されています。
通信販売事業を行う方であればご承知と思いますが、※特定商取引法では「インターネット等を利用して商品(コンテンツ)を販売する者は、実名や住所を公開する必要がある」と定めています。
それについて、note運営側は「開示請求があった場合に限りその旨を掲載する必要がある」と言う表現に留めています。
上記の決算報告を見る限り、黒字化出来ていない現状で、有料note販売者に「情報開示」を課すことは、自らの利益の圧迫となる故に、このような悪質な販売者を放置せざるを得ない現状がうかがえます。
昨年12月から「返金機能」という制度も設置されましたが、どこまで機能しているかは定かでありません。
そうです。
守られているのは「購買者」ではなく「販売者」なのです。
閑話休題 --
かつて私も、有料note販売による事業拡張を夢見てnoteを始めた一人ですが、きっぱりと諦めました。
noteという「仮想空間」で信用を失い、「現実店舗」の信頼を失いたく無いからです。
今後もnoteの執筆は続けて行くつもりです。
それは、自分を磨くために。
そして、自身を商うために。
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