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【しぞ~か #10】静岡のお酒 Vol.3

■1830年(天保元年)
その酒蔵「磯自慢」は、静岡県焼津市(旧:焼津村)で創業を開始した。

■1850年(嘉永三年)
その男「小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)」は、ギリシャのレフカダ島で生まれた。


磯自慢は、厳選した酒米、南アルプスからの名水(軟水)から造られ、魚のまち焼津の食材に合う良質の日本酒です。
その味については「note界のソムリエ」 なぐなぐ氏が執筆されたインプレッションを、まずはお読み下され。(/_・)/

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もう一つ。焼津に関わる著名人、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)を紹介しましょう。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、アイルランド人のイギリス軍医である父と、ギリシャ人の母との間に生まれました。
若き頃のハーンは、アメリカで新聞記者を務めていましたが、その時に日本の美術工芸に触れる経験を経て、のちに日本に渡ることとなります。
1891(明治24)年、ハーンが40歳の頃、日本人「小泉セツ」と結婚し、その後、東京帝国大学(現:東京大学)の講師となり、日本に帰化した彼は “小泉八雲” と名乗るようになりました。

小泉八雲とその家族が、焼津を訪れたのは1897(明治30)年。
八雲が焼津を訪れるようになったのは、焼津の海が大変気に入ったことのほか、八雲が夏の間に滞在していた家の魚商人「山口乙吉」との出会いも大きな理由でした。

純粋で、開けっ広げで、正直者。

そんな焼津の気質を象徴するような乙吉を、八雲は “神様のような人” と語っています。その後、八雲は乙吉の家の2階を借り、執筆活動を行うなど、1904(明治37)年、54歳で亡くなるまで、ほとんどの夏を焼津で過ごしました。
【出典】焼津市小泉八雲記念館

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八雲は、酒好きとしても知られ、焼津の魚、お酒をこよなく愛し、乙吉との交友にも恵まれ、幸せな生涯を送ったと言い伝えられています。

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さて、なぐなぐ氏は今回も静岡ならではの「珍味」を紹介しています。

それは『カツオのへそ』。

カツオのへそとは、カツオの『心臓』のことで、焼津では昔からよく食べられている食材です。
それは、1匹に1個しかないため、魚の加工が盛んな土地ならではの貴重な食材となります。
成分には鉄分、タウリンを多く含み、一生泳ぎ続けるカツオならではの栄養素がふんだんに含まれています。

味付けは、なぐなぐ氏が勧めるように、塩こしょう、ニンニク、生姜などをつけて食べれば、銘酒「磯自慢」がさらに冴えることでしょう。

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さあ。

焼津に来たら、
まずは、「舐めてみますか?
それから「へそ戴きますか?


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