見出し画像

PaintVoiceの細かなボーカルメモ

前回の「発声が遅れてしまう」のを修正する(調声する)作業はUTAUでも有り得ていたので、使った事のある方は理解しやすかったかな?と思います。

続いては「声のかすれまたはノイズ」です。
UTAUで鳴らすと声が出ているのに、PaintVoiceだとどうも違う?と言う時があると思います。
なので、それもあってPaintVoiceはoto.ini使ってるのかな?て感じました。
PaintVoice独自の原音設定があるのかな?とも思っています。
(逆に、UTAUで歌わせた声よりもPaintVoiceの方がシャンとしている時も希にあります) 

そう言う点で、PaintVoiceで鳴らした時に声のかすれまたはノイズの声が出てきてしまう可能性を考えました。

WAVは音の波ですが、人の声はその波が一定ではない、安定していない場合があります。
UTAUではそれぞれの声を安定させる為に手動なりで原音設定を行います。
例えば、元のWAVの長さより声を長く伸ばしても声にノイズが乗ったりしないよう安定する等で範囲を指定します。

さて、PaintVoiceの場合です。
原音設定は触れません。
でも些細な手間で声が安定する場合があります。

それは「発生開始」パラメータを1ms~5ms程早くする事です。
※声によって変わるので、0msでも声が聞こえる場合の最低限の数値

例えばこんな感じ(右端の「ら」)0msより安定、聞こえ方が良くなったので設定。

想像ですが少し早める事により、声のループ位置が変化して安定するのでは?と見ています。
場合によっては7msとか、もう少し伸ばしても良いかもしれませんが、これは調声する方の感覚で数値を充ててください。
声の長さや曲のテンポによっても変化はあります。
※この若干の数値(1ms~5ms程度)に早める設定なら、声の発声タイミングが早くなり過ぎる等ありませんのでご安心ください

また、そう設定しても変わらない声があります。
一旦諦めてください。
次の「滑舌」解消で良くなる可能性があります。
それは次にまとめます。

いいなと思ったら応援しよう!