⑥映画「あん」を見て
僕が今住んでいるところ、ネットが無料でテレビの配信のいくつかも合わせて見れるようになってるらしく、とりあえず映画コンテンツにしてみた。
したら、先日映画「あん」をやっていた。
この映画レンタルで見た事があり、配信しないかと待っていたがなかなか出ず。
僕はとても好きな作品なんだけど、映画に精通してる人によるとこの監督はあんまりらしい。
なにやら、映画というより、写真。賞レース目当ての作品との事。
素人には分からないものがあるらしい。
いつかこのロケ地となった東村山の方にも行ってみたいな。
あらすじなんかは調べてみたら出てくるので、そこは割愛。というか、僕はあらすじを話すつもりが全部話してしまう。。
和菓子が好きな方。何かをずっと夢見ている方。でも、叶わなかった方。自分にできることはなんだろう?てぼんやり思うことがある方。この世にあるものの言葉が聞こえる方。聞きたい方。
そんな方におすすめです。
確かに元写真家さんだけあって、切り抜き方、光と影の使い方。魅せ方についてはとても素晴らしいなと感じ、見てる途中であまりにもの美しさに「はぁ〜」と言葉が漏れます。
この「あん」という作品、ドリアン助川さんという方が原作なのだが、その方の作品である「多摩川物語」はとても好きです。
多摩川のそばで住まう方々の群像劇で短編小説だけどそれぞれが繋がるお話です。
その中に出てくる言葉が僕の記憶に深く残っています。
僕自身いろんなことにぶち当たる度に、メンタルの弱さもあって!まるで全てが終わったかのように感じてしまう。何もかもが嫌になってしまう。
そんな時にふとこの本を手に取りこの文面がある章だけでも読んでいます。
確か、遠縁になってしまった自分の母親が亡くなって、部屋の片付けをしていた時にテープが見つかって、その中に吹き込まれてたんじゃなかったかな。。
最近読んでないから忘れちゃった。。
今あなたは。なかなか大変な時期にあるようだけれど、それも景色のひとつよ。うちのそばの多摩川を流れていく葉っぱのように、岸辺のあらゆる景色を見ていくの。だからいいときも悪いときも、すべての景色を味わうのが人生なんだとお母さんは思うわ。
自分の人生、今までも色々あったからきっとこれからも何度もつまずくと思う。
自分に寄り添ってくれる誰かの言葉があるのは恵まれてるな。